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レッドリヴェール 凱旋門賞挑戦を断念し、秋はローズSから秋華賞へ



 先日の日本ダービーに、牝馬としてウオッカ以来7年ぶりに挑戦したレッドリヴェール

 当日は4番人気に支持されるも、大幅な馬体減と福永騎手のダメな騎乗が重なり12着と敗れてしまった訳だが、その果敢な挑戦は称えられるべきものだと思った。

 そのレッドリヴェール。今回のダービーで良い結果を出せば秋には凱旋門賞に挑戦と言われていたのは、当ブログでも何回もお伝えしてきたので皆さんご存知だろう。

 しかし今回予想以上の惨敗を喫したことで、その凱旋門賞挑戦が取り止めになったことが、4日各競馬マスコミ等から一斉に報道された。


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凱旋門賞回避も仕方なしか

 レッドリヴェール凱旋門賞断念…秋は国内専念 / 予想王TV

 「前走は悔しい競馬だった。輸送減り(馬体重8キロ減)が想像以上に激しかったし、国内に専念します」と説明。同馬は現在、宮城県の山元トレセンに放牧中。秋はローズS(9月21日、阪神、GII、芝1800メートル)で始動し、秋華賞(10月19日、京都、GI、芝2000メートル)に向かう予定。

 まあ・・・仕方ないかな。これでダービーに勝てなかったまでも、2着3着だったならばある程度は挑戦する大義名分も立ったけど、大幅な馬体減とまずいレース振りが祟ったとはいえ、12着ではね・・・。さすがに大手を振って行くことは難しい。

 条件的にはハープスターよりも向いていそうだけど、やっぱり行くなら行くなりの実績を上げておかないと、周囲の人々の同意・援助は得られないだろう。

 しかもレッドリヴェールはクラブ馬。今回の結果を受けて会員の中には現実的な路線を望む声が大きくなっただろうし、さすがに実質的なオーナーである山本氏も、無理は言えなくなったというところではないだろうか。


フランスの方が体重を維持し易い可能性

 ただ陣営が凱旋門賞を回避する理由の一つに上げていた馬体重の維持に関しては、日本よりもフランスの方が調整し易かった可能性は高いと思う。

 というのもレッドリヴェールという馬は、栗東トレセンに入厩している時は大体420キロ前半の馬体重で推移している馬だが、外厩的存在である山元トレセン在厩時は常に440キロ前後の馬体重を維持している。

 なんと栗東トレセン在厩時よりも20キロ近く馬体重が増えている訳だが、これはひとえに栗東トレセンの環境がストレスの溜まり易い、レッドリヴェールという馬にとっては合わない環境ということが最大の要因だろう。

 これは何もレッドリヴェールだけに当てはまる話ではなく、総じて日本の競走馬はトレセン在厩時はかなりのストレスを溜め込んでおり、そのストレスが精神面に影響して普段からカッカしていることが多い。

 逆に各育成場などに放牧に出されると、その静かな環境からストレスが軽減され、トレセン在厩時とは別馬のように穏やかになる馬が殆どだ。

 人間だって狭い空間に多くの人たちがいたら、短時間ならともかく長時間だと何もしなくても疲れるでしょう?しかも騒がしかったら余計に。

 競走馬は人間よりもはるかに繊細な生き物。一応ある程度のストレスには耐えられるよう、普段からラジオを聞かせるなどして耐性を付けさせる努力などはしているが、それにもやっぱり限度はあるし個体差もある。

 理想はそれこそ各外厩で見られるような馬にとって十分なスペースで、かつ静かな場所で調整されるのが1番なのだろうが・・・。JRAが公正競馬を建前とし、全てを管理できる内厩制を至上としている限り、実現は不可能な話なのかもしれない。

 レッドリヴェールに話を戻すが、このように彼女も静かな環境であれば飼葉食いも落ちずに、しっかりとした調教に耐えられることは、今までの調整過程から確認が取れている。

 ならば早期に(ここが大事)フランスへと輸送し、山元トレセン並みかそれ以上に馬にストレスが生じないと言われるシャンティイで調整すれば、馬体細化に悩まされることなく調整できる可能性は高いのではなかろうか。

 実際、過去に日本馬が何頭も凱旋門賞へと挑戦するためシャンティイの調教場を利用しているが、関係者は皆その環境を絶賛し、日本よりもはるかに調整し易かったと口を揃えている。

 環境が合うか合わないかは当然馬により変わってくるであろうが、ここまでの経緯を考えるとレッドリヴェールにとって最適に近い環境である可能性は高いだろう。

 しかもシャンティイ調教場はパリ市内にあり、凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場までは馬運車で1時間ほど。

 栗東トレセンから阪神競馬場へ輸送する時間よりも、はるかに短い時間で競馬場に到着するので、これまた輸送に弱いレッドリヴェールにとってはピッタリな環境だったのではないだろうか。


ただ現実問題としてはやはり難しい・・・

 もちろん日本からフランスまでの輸送でかなり消耗する可能性があるので、今までどおり直前に連れて行くと体調が戻りきらないままにレースに挑む可能性が高かったであろう。

 なのでもし凱旋門賞に挑戦するとなったならば、それこそレース3ヶ月前ぐらいには現地に連れて行き、じっくりと調整する必要があるだろうが・・・。

 そうなると遠征費用が膨大になるし、なによりも日本馬が60日以上海外に滞在すると、帰国した際の検疫期間が延長され(確か3ヶ月)、最低でも半年近くはレースに出走できなくなる。

 これが一番の懸念材料ではなかろうか。まだ若い牝馬にとって、半年近くレースに出られなくなるというのは正直痛い。

 エルコンドルパサーのように日本国内のレースに出走する可能性を捨てて、全てを凱旋門賞制覇の為に費やせれば可能な話なのだが・・・。正直そこまで退路を断って挑戦する関係者など殆どいないだろう。

 しかもレッドリヴェールは多くの人々が出資しているクラブ馬。その方向に意見を集約するなど基本無理な話だ。また遠征が長期とならば会員に少なからぬ負担も生じる訳で、余計に難しい話だろう。

 そう考えると、今回の凱旋門賞参戦断念も残念ではあるが、納得できる話しだと思う。

 もう少し体質が強く、遠征に耐えられる身体であれば是非とも挑戦して欲しい逸材ではあったのだが・・・。ベストの状態で望める可能性が少ない以上、これを断行するのは果断ではなく無謀というものだ。

 「やはり海外遠征とは難しいな・・・。」

 今回のレッドリヴェールを見て、改めてそう思った。

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[ 2014/06/05 06:30 ] 競馬雑談 | TB(-) | CM(-)


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