9日に札幌競馬場で行われたメイクデビュー札幌(芝1800m)。
このレースで大きな注目を浴びていたのが、桜花賞馬ダンスインザムードの娘である
フローレスダンサー。
良血馬のデビュー戦での走りに多くの関心が集まりましたが、そのプレッシャーを見事に跳ね除け快勝。勝利で競走馬デビューを飾りましたね。
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さすが名牝の娘という風情のフローレスダンサー
[サンスポ] 桜花賞馬の娘フローレスが快勝!http://race.sanspo.com/keiba/news/20140809/pog14080912250005-n1.htmlフローレスダンサーは、父ハービンジャー、母ダンスインザムード、母の父サンデーサイレンスという血統。母はGI桜花賞の勝ち馬で、姉ダンスファンタジアはGIIIフェアリーSの勝ち馬。おじダンスインザダークはGI菊花賞の勝ち馬、おばダンスパートナーはGIオークス、エリザベス女王杯の勝ち馬。ほかにも近親は活躍馬多数。
四位騎手は「強かったね。外枠だったので、すんなりと2番手を取れた。直線入り口で前の馬と離れていたので、追いつかないかと思ったけれど、ステッキを入れたらグンと伸びてくれた。これだけの馬だし、あとは順調にいってくれれば」と血統にふさわしい強さを見せた良血馬に目を細めていた。
パドックでの第一印象は、「雰囲気のある良い馬だな」というものでした。さすが良血馬と言うべきか、纏っているオーラが他の馬とは違いましたね。
馬体的な話をすれば、全体的に程よくまとまった中距離型の馬という印象ですか。お母さん譲りの質の良い筋肉と大きなお尻をしており、マイルの適性も充分感じられる馬体だと思います。
レースでは序盤スッとポジションを獲りに行く前向きさを見せましたが、全体的にはまだまだ幼さが目立ったでしょうか。
追い切りの時から、追うと頭が高くなる面が気になっていましたが、この日も最後の直線で追われると頭が高くなりフラフラしていましたね。
それでも残り100m辺りでようやくハミを噛むと、そこで重心が下がりエンジン点火。ちょうど逃げたシンキングロージスの脚が上がったことも相合わさって、見事な差し切り勝ちとなりました。
中々印象に残る勝ち方を見せたフローレスダンサーですが、気性的にも肉体的にもこれからという印象を受けました。2歳よりも3歳。3歳よりも古馬というタイプの馬で、長い目で見た方が良さそうな気はします。
ただ馬の素質自体は今までデビューした2歳馬の中でもトップクラスの印象を受けましたので、ハミをしっかり取らない等という課題をクリア出来れば、充分クラシック路線に乗ってくるでしょう。
牝馬を育てることにかけては当代随一の松田博資師の管理馬ですし、今後が非常に楽しみだと思います。
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