10日のメイクデビュー新潟(芝1600m)を快勝したミュゼスルタン。
個性的な馬でデビュー前から色々と話題になっていたようですが、競走馬の本分であるレースでもしっかりと結果を残し、奇行だけが売りの馬ではないところを見せ付けました。
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平成のシンザンは言い過ぎだけど
[サンスポ] 【2歳新馬】ミュゼスルタンが内から抜けてVhttp://race.sanspo.com/keiba/news/20140810/pog14081012400008-n1.html ミュゼスルタンは、父キングカメハメハ、母アスクデピュティ、母の父フレンチデピュティという血統。祖母マルカコマチはGIII京都牝馬特別の勝ち馬。昨年のセレクトセール1歳馬部門では、7875万円(税込み)という高額で落札されていた。
柴田善騎手は「最後も余裕があった。馬っ気が強いので返し馬では気を使ったけれど、やはり素質があるね。今後が楽しみだよ」と良血馬の素質と将来性に太鼓判を押していた。
デビュー前に一部スポーツ紙で「平成のシンザン」として話題になっていたミュゼスルタン。
[日刊スポーツ] スルタン仰天の2足歩行/新馬戦http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20140808-1347473.html 往々にしてデビュー前にこのような取り上げ方をされると、レースに行って期待を裏切ることが多いのが競馬というものですが、ミュゼスルタンはしっかりと結果を出しましたね。
そのレース振りも道中内で我慢して、直線スッと抜け出すという大人びたもの。
レース中に手綱をとった柴田善臣騎手が何度か周囲を確認するなど、かなり慎重になって乗っていた感はありましたが、懸念されていた気性の若さを発揮することは無かったようですね。
さてレース振りは大人びたものでしたが、パドックを見た印象では馬体は2歳馬らしく、まだまだ幼い印象を受けました。
馬体の造り的にはキングカメハメハ産駒らしくマイラー然とした箱型体型。ただ飛び自体は比較的大きめなので、道中のピッチ幅が狭くならないならば中距離ぐらいはこなしそうな気もします。
いまのところ背中はしっかりとしているものの、全体的に筋肉が付いてきておらず緩さが目立つ体型。それでいてレースであのパフォーマンスですから、生まれ持った素質の高さを証明しているといえそう。
レースでは最後の直線で何度も手前を代えるなど遊びながら走っていましたし、馬体がパンとしてきて且つレースに集中するようになれば、かなり上のクラスまで狙えるようになるのでは?
今後は厩舎の育成次第という面は確かに有りますが、先々まで追い掛けるに相応しい素質馬であることは間違いないと思います。
[JBIS] ミュゼスルタンの血統http://www.jbis.or.jp/horse/0001154658/pedigree/
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