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ワンアンドオンリー・トゥザワールド・サトノアラジン・トーセンスターダム。期待に応えることが出来なかった馬たちの菊花賞 ~2014菊花賞レース回顧vol.2~



 今回の記事は菊花賞のレース回顧その2。

 前記事では掲示板に乗った馬たちを取り上げたが、今回は期待されつつも掲示板を外してしまった馬たち、サトノアラジン・トーセンスターダム・ワンアンドオンリー・トゥザワールドの4頭を取り上げてみたい。


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直線の不利が全てだったサトノアラジン

 池江厩舎の所属馬はパドックで良く見せることが多いが、その認識を差し引いてもかなり良い状態に仕上がっていたと思う。

 特に同馬は春先は鈍重と言っても良い位パドックで良く見せなかった馬なので、ひと夏越しての成長には目を見張るものがあったと思う。

 ただそれでも競走馬として完成したかというとそれはまだまだで、こちらも古馬になってから更に良くなる馬ではないだろうか。

 レース運びに関しては少々驚いた。今まで前目での競馬ばかりしていた馬で、大きなストライドを活かす為に今回も前方で競馬するものだとばかり思っていたのだが、いざ蓋を開けてみると浜中騎手は後方からの競馬を選択。

 明らかにゲートを出てから行く気がなかったので、これは元々考えていた戦法なのだろう。16番枠という外目の枠を引いたので、無理に先行することによる距離ロスを気にしたのかも知れない。

 または前回早めの競馬を試みたものの、最後の直線で早々に首位争いから脱落したことを踏まえて、同じ競馬では前走以上は無いとも考えたのかもしれない。

 これに関しては関係者に聞いてみないと分からないだろうが、結果的にこの判断は最後の直線までは概ね正しかったといえる展開を見せた。

 2周目3コーナーで上がっていった時の脚も素晴らしかったし、直線を向いてからの反応も先に抜け出したトーホウジャッカルや、サウンズオブアースに肉薄することも可能なのでは?と思わせるほど鋭かった。

 しかし伸びかけたところで内にいたタガノグランパが外にヨレ、サトノアラジンの進路を急激にカットしたことにより急ブレーキ掛ける羽目になりジ・エンド。

 少なくとも3着は充分ありえた勢いを見せていただけに、浜中騎手と厩舎関係者にとっては不運なレースになってしまったと思う。


期待に成長が追い付いて来ないトーセンスターダム

 競走馬としての器は大きいと思うのだが、その器を満たす成長がなかなか見られないのが、トーセンスターダムの現状だと思う。

 骨格などは素晴らしく、これに競走馬として必要な筋肉が付いてくれば素晴らしい馬になると思うのだが、春先からそう思いつつも一向に筋肉等が付いてこない。

 元々奥手な馬だと思っていたので、春のクラシックでは結果が出なくても秋になれば変って来るだろうと思っていたのだが、いざ秋を迎えても期待ほどの成長が見られていないのが、現在の同馬に関する正直な感想だ。

 特に他の部分に比べて後肢の筋力が弱く、前肢に比べて後肢の蹴る力が弱い為、本来平行であることが望ましい背中のラインが、片側からお尻側にかけて下がるようなラインとなってしまっている。これだと後肢が生み出す推進力を、ロス無くスピードに転化させることは難しい。

 これだけ腰とお尻の造りが甘いと、さすがにハイレベルな舞台では期待通りの走りを見せることは出来ない。競走馬にとって強靭なトモは唯一無二の生命線だからだ。

 今後時間を掛けて器に相応しい成長を、トーセンスターダムにもたらすことが出来るか?池江厩舎スタッフの仕事ぶりに注目したい。


ダービー馬らしい走りが出来なかったワンアンドオンリー

 元々腰の甘いところがある馬だが、それに関しては今回もいつも通り。それ以外はGⅠに相応しい仕上がりだったと思う。

 母父がタイキシャトルということで距離不安が囁かれていたが、今回に関しては血統的なこと云々よりも、レース中終始折り合いを欠いてしまったことが、直接的な敗因なのではないだろうか。

 いつもはそれ程折り合いに苦労することはないワンアンドオンリーだが、今回はスタートからずっと行きたがっており、馬と折り合うことにかけては日本一と言っても良い横山典弘騎手をしても、中々折り合うことが出来なかった。

 これはスタートから出していったこともあるだろうが、それにプラスしてちょうど行き脚が付いたときに下り坂に突入し、予想以上にスピードが乗ってしまって馬が気分良くなってしまったのも影響しているだろう。

 人間もそうだが、走っている時にすんなりとスピードに乗ると気持ちが良いもの。そういう気持ちになってしまうと、逆に減速させようとしても中々言うことを聞かず、大体反発するものだ。

 レース中のワンアンドオンリーは明らかに速く走りたがっていた。状態が良かったことも合わさって、気分が高揚し興奮状態に陥ってしまったのだと思う。こうなると名手・横山典弘騎手といえども厳しい。

 長丁場のレースにおいて、スタミナをより消耗するような力んだフォームで走り続ければ、いくら実力馬といえども本来の力の半分も出せないもの。

 ダービー馬としては少々残念な着順に終わってしまったワンアンドオンリーだが、敗因は明確なだけに今後は巻き返してくれると期待している。


誤魔化しが利かないレース展開に泣いたトゥザワールド

 いつもパドックでは良く見せる馬だが、今回は出走馬中1番と言って良い位に素晴らしい状態だったと思う。

 それだけにこれだけの大敗は正直驚いたのだが、レースを冷静に振り返ってみれば敗因は明確で、まあ負けるべくして負けたのかな・・・と思わざるを得ない。

 最大の敗因はワンアンドオンリーと同じで、スタートから終始折り合いを欠いたことだろう。あれだけ掛かり通しだと、他の有力馬よりも距離に不安があるトゥザワールドでは余計に厳しい。

 また例年の菊花賞では大体どこかでペースが一旦緩むものだが、今年はそういったところが全く無かったのも、本来中距離がベストである同馬にとっては厳しかった。

 まるで古馬の長距離戦のようなタフな流れになった今年の菊花賞。

 レースの流れに上手く乗れなかった者は、ダービー馬といえども大敗を余儀なくされる過酷な戦いとなった訳だが、世代屈指の実力馬であるトゥザワールドも同じように厳しい結果を突きつけられる形となった。


まとめ・雑感

 近年長距離戦の地位低下が叫ばれているが、今回の菊花賞は元より、ここ数年の春の天皇賞などを観ても、やっぱり長距離戦は面白いなと改めて思った。

 スローならスローで騎手の駆け引きが存分に楽しめるし、今回のようにハイペースならハイペースで人馬ともに死力を振り絞った姿に心揺さぶられる。

 こういった面白さは、距離の短いレースでは中々味わい辛い。人間側の思惑がレース結果に影響し易い長距離戦だからこそ、表面に出てくるものではないだろうか。

 レース距離の短縮が世界の潮流なのは確かであり、それに追随するJRAの姿勢が根本的に間違っているとは言わない。ただ過度の追随はしなくても良いのでは?と思う。

 食事にしてもそうだ。いくら美味しいモノだからと言って、毎日フランス料理やイタリア料理を食べていてもその内飽きる。たまには和食が食べたくなるのが人間というものだ。

 世界の流れだからと言ってマイルや中距離のレースばかり組んでいても、そればっかり見せられていては同じようなレース展開にその内競馬ファンも飽きてしまう。

 たまには質の違うレースも混ぜないと、気持ちがマンネリ化してそのうち競馬が楽しく感じられなくなってしまう可能性は高いのではないだろうか。

 別に昭和の時代のように長距離主流の競馬に戻せとは言わない。大まかなベースは今のままでも構わない。ただ今より少しだけで良いから、長距離戦を増やす。これで大分変ってくるのではないかと思う。

 どんな世界でもそうだが、過度の偏りは不健全な世界を構築する結果となってしまうことが多い。JRAにはバランスの取れたレース番組の構築を願いたいところだ。
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[ 2014/10/27 20:54 ] レース回顧 | TB(-) | CM(-)


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