1月31日の東京競馬3R、メイクデビュー東京(ダート1600m)でデビュー勝ちを飾ったプエルト。
2着に6馬身差の圧勝ということで当然注目を集めている訳だが、このプエルト、相当な素質馬ではないかと思っている。
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良血馬らしい好馬体の持ち主
名繁殖チャールストンハーバーの産駒ということで注目して見ていたが、雰囲気があり予想以上に良い馬だったと思う。
寒いこの時期でもピカピカの馬体は内臓面の強さを示しており、524キロという大柄の馬体を感じさせない軽やかな身のこなしは、優れたバネとスピードの持ち主であることを感じさせた。
全体的にノーザンダンサーの血が濃い馬なので、その血統特有のやや丸みを帯びたずんぐりむっくりとした馬体をしていて、スピード優先な芝の高速馬場になると若干辛いかなとは思ったが・・・。
例えば冬の中山や中京などなら、芝でもやれそうな雰囲気は感じた。
新馬戦ということを考えればほぼ満点
ダートの新馬戦ということを考えれば、ほぼ満点を与えられるレース内容だったと思う。
多少もたつくところは有ったとはいえ、押されて好位4~5番手の外のポジションを確保。前の馬のキックバックを浴びても動じる場面は見せず、また折り合いの難しさなども見せなかった。
ペースが上がってもスッとついて行けていたし、直線外に持ち出しゴーサインが出た後も、しっかりと反応できていた。
末脚の質としては、シュッと反応して一気にトップスピードに到達するというよりも、徐々に加速しながら長く良い脚を使うタイプだろう。そういう意味ではスローの瞬発力勝負よりも、道中流れる持久力戦の方が真価を発揮するタイプだと思う。
2着につけた着差は6馬身。文字通り1頭力が抜けていたレースだった。
まとめ
兄にカレンブラックヒル、レッドアルヴィスと2頭の重賞ウィナーを持つプエルトだが、その馬体とレース内容を見る限り、兄たちに続く事が出来る程高い素質を持っている事は間違いないと思う。
今後主戦場となりうるのはダートの中距離だろうか。兄たちは短めのカテゴリーで力を発揮しているが、プエルトは父がメイショウサムソンということもあり、また比較的に脚長の体型をしているのでマイル以上の距離の方が競馬はし易そうな気がする。
サンデーの血が全く入っていない割には軽さとバネもあるので、芝がこなせないということは無いだろう。ただ当然軽い芝は苦手だと思われ、東京や京都ではしんどいタイプなのは間違いない。
冬の中山や阪神、中京といった比較的時計の掛かる馬場なら能力を発揮し易いと思うので、もしそういったシチュエーションで出走してきたら、注目するのも良いのではないだろうか。
いずれにしてもかなりの素質馬なので、今後が楽しみなプエルト。順調に使われればオープンぐらいまでは充分出世が見込めそうだ。
この兄弟は気性的に若干危なっかしいところがあり、今後難しさを出す可能性が無くはないのだが、それでも注目していきたい1頭であることは間違いない。
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