2月6日、ドバイのメイダン競馬場でドバイワールドカップ(首GⅠ、以下ドバイWC)の前哨戦、GⅡマクトゥームチャレンジ・ラウンド2が行われた。
オールウェザー素材であるタペタから、ダートに変更されたメイダン競馬場1900mを舞台に行われたこのレース。
勝ったのはスタートから先手を奪い逃げの戦法に出たサンデーブレイク産駒、フランキーフォーフィンガースだった。
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ドバイWCへ新星現る
フランキーフォーフィンガース(Frankyfourfingers)は父Sunday Break、母Texaloula、母の父Kendorという血統の、フランス産の5歳牡馬(詳しくは
こちら)
2013年の6月にフランス・シャンティイ競馬場でデビュー勝ち。続く2戦目も快勝しその年は2戦2勝で終えるも、翌年の2014年は1戦のみの出走で4着と敗退。
2015年はこのレースの前走、マクトゥームチャレンジ・ラウンド1(首GⅡ)から戦列に復帰し、初ダート&初のグレードレース挑戦ながらも2着と健闘。
父のサンデーブレイクはフォーティーナイナーの産駒で、その母キャットクイルはストームキャット産駒。フランキーフォーフィンガースもその血統どおりのダート適性を示したといえる。
そして迎えた今回のレース。
ここには前走後塵を拝した相手であるサーファーを始め、昨年の同レースの覇者プリンスビショップや、同じく昨年のドバイWC覇者であるアフリカンストーリーが出走して来ており、前走よりもハイレベルなメンバー構成となった。
それでも果敢に先手をとったフランキーフォーフィンガースは、名手ミカエル・バルザローナ騎手の手綱に導かれ他馬を引き連れ快調に飛ばす。
1000m通過が61秒62(日本式計測だと60秒弱)、1600m通過が1分38秒38と平均ペースを刻み、最後の100mは6秒9前後と若干バタバタになりながらも、追い込んできたプリンスビショップをアタマ差抑えて逃げ切った。
勝ちタイムは1分58秒241。前走マクトゥームチャレンジ・ラウンド1を勝ったサーファーは4着で、ドバイWC勝ち馬アフリカンストーリーは休み明けも響いたか7着に終わった。
これで通算成績を5戦3勝としたフランキーフォーフィンガース。まだまだキャリアは浅く、これから本格化していくことは間違いないだろう。今後が非常に楽しみだ。
次走は恐らく3月に行われるマクトゥームチャレンジ・ラウンド3(首GⅠ)だろう。ここでも結果を残すようだと、いよいよ本番でも活躍が期待できるはず。
果たして名牝パシフィックプリンセスの血がドバイでも花開くのか!?今後の同馬の活躍に注目したい。
※フランキーフォーフィンガースの詳しいプロフィールはこちら
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