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ドゥラメンテの共同通信杯での敗因について考えてみた ~2015共同通信杯レース回顧vol.1~



 クラシックの登竜門と呼ばれる共同通信杯(GⅢ)で1番人気に指示されるも、2着と敗れたドゥラメンテ。

 前走のセントポーリア賞を圧勝した時は、一部で「ダービー馬間違いなし!」とすら言われた素質馬が何故敗れたのか?今回の記事ではドゥラメンテ1頭に絞って回顧してみたい。


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ドゥラメンテの敗因は?


 ドゥラメンテの敗因で思いつくところを列挙すると以下のようになろうか。
  1. 中一週で出走してきたことによる反動、仕上がり
  2. 道中折り合いを欠いた事、口向きの悪さ
  3. ポジションが後方になったことから来る早仕掛け
 
 では1つずつ考えてみよう。

中一週で出走してきたことによる反動、仕上がり

 ドゥラメンテの共同通信杯出走に関して、レース前から注目されていた事柄の一つに、「中一週で出走してきて状態は大丈夫なのか?」という懸念があった。

 この懸念は、陣営がギリギリまで出走を保留していた事により余計増幅されたと言えるだろう。実際には大丈夫と判断し出走に踏み切ったわけだが、これを懸念材料として評価を下げる人もチラホラいた。

 では実際にはドゥラメンテの状態はどうだったのかという話になる訳だが、何度か前走セントポーリア賞とパドック動画を見比べた結果、ほぼ同じ状態で出走してきたと判断して良さそうな気がする。

 当日は筆者は京都競馬場に居り、生でパドックを見てないのでハッキリとした事は断言できないのだが、多少前走よりも前肢の出が硬く見えたものの、総合的にはあまり変わらないように筆者の目には映った。トボトボ周回する姿は前走も見せていたしね(苦笑)

 馬体のシルエットも大体こんな感じで、全体的な肉付きに不満を覚えたのも前走と一緒。

 陣営もレース前に「前走と同じような状態で出走できる」とコメントしていたが、そのコメント通りの姿だったと思う。なので、前走の反動が出て敗れたという意見は、敗因としては正しくないと思う。

道中折り合いを欠いた事、口向きの悪さ

 おそらく多くの人が「あっ!?」と思ったと思うが、ドゥラメンテはスタート直後からかなり折り合いを欠いていた。

 騎乗した石橋脩騎手によると、スタートが良過ぎて想定していたよりも前に行き過ぎた為に下げようとしたらしいが、慌てて力づくで抑えようとした為に、馬が余計に反発してしまった感が有った。

 この反発はその後も長い間続き、辛うじて折り合いが付くようになったのが、残り1000mのハロン棒少し前辺り。大体600m超ぐらいは折り合いを欠いていた訳で、暴走した訳ではないのでまだマシだったが、この時に消耗した体力は馬鹿にならなかっただろう。

 また折り合いに専念する余りに、前走よりもポジションが後ろになってしまった事が、余計に苦しい状況を生み出してしまった事も追記しておきたい。

 ところで折り合いを欠いた原因だが、慌てて抑えこもうとして強引な挙動を行った石橋脩騎手にも大きな非は有るが、併せてドゥラメンテが以前から見せていた口向きの悪さが原因なのも触れておきたい。

 前走のセントポーリア賞の動画を見られた方ならお気付きと思うが、前走の最後の直線でドゥラメンテは顔を斜めに傾けながら走っていた。

 これはハミを銜えている口角の左側部分が何らかの原因で硬くなってしまい、ハミを均等に取らなくなってしまっていることを示す現象だ。

 ハミというのは車に例えるとハンドルのようなものである。騎手が馬を制御する時に欠かせない大事なものであり、ハミをしっかり取らないということは、騎乗者の意思が正確に馬に伝わらないということに繋がる。

 騎乗者の意思が正確に伝わらないということは、折り合いを付けるのが非常に難しいということ。元々走る馬というのは唯でさえ普通の馬よりも推進力が強く、折り合いを付けるのが難しいところがある。

 それでいてハミ受けが悪いとなると・・・。正直そんなに上手い騎手とは言えない石橋脩騎手にとっては、手の負えない状況に陥った事は容易に想像できる。こういった馬は最低でも日本トップクラスの騎手じゃないと、上手く御せないのではなかろうか。

 ちなみに一度口が硬くなってしまうと、ほぼ元通りには戻らない。今後同馬に騎乗する騎手は、ずっとこの口向きの悪さに向き合って乗らなければならず、達者な騎手を継続騎乗させていかないと、安定した成績は望み辛いと思っている。

ポジションが後方になったことから来る早仕掛け

 前の項目で「折り合いに専念する余りに、前走よりもポジションが後ろになってしまった事が、余計に苦しい状況を生み出してしまった」と書いたが、恐らくこれがこのレースにおける最大の敗因を導いた要素であろう。


 上記はラップ分析の大家である@mahmoud1933氏のツイートだが、共同通信杯におけるドゥラメンテのラスト3ハロンのラップを分析し、ツイートされている。

 ここで特に注目して欲しいのは、残り600m-400m区間のラップである11秒2という時計。この区間のJRA公式ラップは11秒8なのだが、この数字が正しいとするとゴールまでまだ残り600m残しているかなり速い時点で、他馬に先んじてドゥラメンテはラストスパートを開始している事がわかる。

 実際石橋脩騎手のゴーサインに応えたドゥラメンテは、ゴールまで残り200m付近で先頭に踊り出るなど、素晴らしい末脚を見せる。そのまま一気に押し切るかと思えるほどの末脚だった。

 ただ末脚の勢いが持続したのもそこまで。最後はラップが示すように残り200mで失速してしまい、内でギリギリまでゴーサインを我慢していたリアルスティールに差し返されてしまった。

 ドゥラメンテという馬は基本的に長く良い脚を使う馬だと思う。ただそれにも限度はあって、残り600mで最高速に到達し、それをゴールまで持続させる事はさすがに出来ない。

 徐々に加速していきながら、残り300~400m付近で最高速に達しゴールまで維持するという競馬で1番強さを発揮する馬だろう。実際前走のセントポーリア賞では、まさにそういう競馬で圧勝して見せた訳だ。

 ただ今回は道中折り合いを欠きポジションが後ろになってしまった事で石橋脩騎手が焦ってしまい、東京の直線が長い事を考慮せずに4コーナー時点で一気にスパートさせてしまった。

 いわばセオリーを無視した競馬を強引に実行した形となった訳で、唯でさえ前走よりも格段に相手が強くなったこのレース、勝ち切るのは至難の業だったと思うし、負けて当然だと言えるだろう。

敗因は折り合いを欠いた事によるポジションの悪化と、それに起因する早仕掛け

 ここまでドゥラメンテの敗因について3つの項目に分けて考えてきた訳だが、まとめると「レース序盤に折り合いを欠いた事による体力の消耗。そしてそれによって引き起こされたポジションの悪化。そしてポジション悪化に起因する早仕掛け」がドゥラメンテの敗因であると結論付けたい。

 その中でも最大の敗因は、やはり石橋脩騎手の早仕掛けだろう。たとえレース序盤に折り合いを欠いて位置取りが悪くなったとしても、前走のように余裕を持って仕掛けていれば、リアルスティールに差し返される可能性は低かったように思える。

 正直敗れたとはいえ、筆者の中ではドゥラメンテの評価は逆に上がった。今までは全体的にまだまだ緩さを残している事もあり、スムーズな競馬ならいざ知らず、強引な競馬だと力を発揮できない恐れがあると考えていたのだが、それが杞憂であることが解ったからだ。

 今回強引な競馬を鞍上が試みても、馬はそれにしっかりと応えて能力を示して見せた。特に一瞬のうちに最高速に乗れる瞬発力を持っている事が解ったのは、大きな収穫だったと思う。

 ただそれと同時にやはりこの馬も他のエアグルーヴ一族の馬と同じく、乗り手を選ぶ難しい馬なのが解った。正直局面で臨機応変に対応する力に欠ける石橋脩騎手では、今後大成させるのは難しいだろう。

 この敗戦を糧に石橋脩騎手が短期間の内に日本トップクラスの騎手に成長できるなら、コンビ続行も良いのだろうが・・・。常識的にそれは有り得ないだけに、乗り代わりが妥当だと思う。またそれが馬の為だろう。

 とは言っても堀厩舎は騎手選択の幅が狭いからね。他の有力日本人騎手と言うと、戸崎騎手か福永騎手ぐらいしか騎乗しているイメージが無い。

 となると外国人騎手の騎乗も充分考えられる訳だが、そうなると継続騎乗が難しい訳で・・・。さて、どうなるだろうか?


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[ 2015/02/17 08:00 ] レース回顧 | TB(-) | CM(-)


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