トーセンホマレボシは果たしてダービーでも通用するのだろうか?  ~第60回京都新聞杯(G2)レース回顧~


2012京都新聞杯

【UMAJIN】良血馬・トーセンホマレボシがレコード勝ち
http://www.uma-jin.net/news/news2012050503.html
5日、京都競馬場で行われた3歳重賞・第60回京都新聞杯(GII、芝2200m)は、クレイグ・ウィリアムズ騎手騎乗で単勝10.8倍の5番人気に支持されたトーセンホマレボシ(牡3、栗東・池江)が道中は逃げ馬の直後を追走し直線で抜け出すと、そのまま後続の追撃を凌ぎ切って快勝した。勝ち時計は、95年宝塚記念でダンツシアトルがマークした2分10秒2を17年ぶりに塗り替える、2分10秒0(良)のレコードタイム。

大きな出遅れもなく揃ったスタートが切られたレースは、皐月賞でも果敢に逃げた3番人気のメイショウカドマツ(牡3、栗東・藤岡健)が先手を奪い、直後をトーセンホマレボシが追走。1、2番人気のエキストラエンド(牡3、栗東・角居)、ベールドインパクト(牡3、栗東・大久保龍)は揃って中団やや後ろで待機し、4番人気のアドマイヤバラード(牡3、栗東・友道)は人気2頭の前につける形となった。

ペースを握ったメイショウカドマツが前半1000m58秒0で飛ばすが、前がなかなか止まらない高速馬場を意識した各馬も、マイペースでの逃げを許さず追走。直線入口では2番手から強気にトーセンホマレボシが抜け出すと、そのまま後続を引き離して快勝を収めた。2馬身半差の2着には2番人気のベールドインパクトが押し上げ、さらに3/4馬身差の3着には1番人気のエキストラエンドが入線。逃げたメイショウカドマツは5着、アドマイヤバラードは7着となった。

配当は単勝1,080円、馬連2,380円、馬単5,910円、3連複2,340円、3連単21,000円。勝ったトーセンホマレボシは父ディープインパクト、母エヴリウィスパー(母父ノーザンテースト)という血統で、半兄には昨年の天皇賞・秋をレコード勝ちしたトーセンジョーダン、芝・ダートで計5勝を挙げたダークメッセージなどがいる。


古くから『東上最終便』の名で呼ばれている同レース。
今年はダービー出走のボーダーが低目ということもあり、2勝馬が数多く出走してくるレースとなりました。

結果として勝ったトーセンホマレボシは勿論のこと、2着のベールドインパクトもほぼダービーの出走圏を手中にした模様。この2頭が、果たして3週間後の本番でどのような走りを見せてくれるか。興味が尽きません。
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■各馬短評■

1着○トーセンホマレボシ
1000m通過58秒0のハイペースを2番手で追走し、直線力強く抜け出して日本レコードで走り抜ける・・・。文句無しに強い競馬だったと思います。あれだけ早いペースで行って終い34秒7で纏められたら、後続馬は手も足も出ないのは当然でしょう。パドックで見た印象はまだまだ華奢な身体付きだった同馬。それでここまで走れてしまうんですから、その血は偉大というところでしょうか。兄のトーセンジョーダンに良く似ていて、切れ味には欠けるもののスピードの持続力に優れている同馬。切れ味勝負になると分が悪いですが、今回のような緩み無い流れに持ち込めば、ダービーでも充分やれるでしょう。本番に向けてまた1頭面白い馬が出てきたと思います。

2着 ベールドインパクト
馬群の外を捲くって行って2着。勝ち馬のインパクトに隠れていますが、同馬も充分強い競馬をしましたね。馬体的に切れ味勝負に不安がありましたが、緩み無い流れとなり地力勝負になったおかげで、その点の不安は心配する必要が無くなりましたね。ダービーでもこういう流れになれば、皐月賞以上の結果も期待できると思います。

3着▲エキストラエンド
速い流れを中団の内で追走。理想的な競馬は出来たと思いますが、現状では1・2着馬に対して力が足りなかったでしょうか。弥生賞の結果から過大評価されていたので、個人的には妥当な決着だったかなと思います。まだまだ未完成な馬で、本当に良くなるのは秋以降でしょう。2000m前後の中距離で頭角を現してくる馬だと思います。

4着 ククイナッツレイ
道中は後方から。下手に途中で動かず直線勝負に徹したのが、最後の伸びに繋がったのは間違いないでしょう。既に勝負が決していた感はありましたが、直線での末脚は見事でした。この切れ味を見る限り、やはり良馬場のほうが良い馬でしょうね。

5着△メイショウカドマツ
果敢に飛ばしていきましたが、結果的に流れが厳しくなりました。1000m通過が58秒0。その後の2ハロンで12秒8、12秒5とペースを落として息は入れているのですが、2番手以下が終始同馬を突付く形で、思う以上に息が入れられなかった印象です。ここでもっと楽できれば、最後の直線の踏ん張りも変わってきたのでしょうが。ただそれでも5着に粘ったのは立派。父譲りの粘り越しは健在ですね。今後も展開に恵まれれば、重賞でも充分勝ち負けに持ち込めるのではないでしょうか。

7着◎アドマイヤバラード
まだまだトモに緩さを感じさせる馬で、速い流れに苦労していましたね。道中追走に苦労し、何度か気合を付けられていました。直線での伸びも案外と言った感じで、現状では完全に力負けでしょう。ただ素質は負けていないと思うので、馬体がパンとしてくる秋以降の活躍を期待したいと思います。

12着☆ヴァンセンヌ
キャリアの浅さを露呈し、見事に引っ掛かってしまいましたね。あの流れを掛かり気味に追走すれば、こういう結果となってしまうのも仕方がないでしょう。今回の一戦は完全に度外視で良いと思います。


■感想■

トーセンホマレボシが日本レコードで快勝。さすがにG1馬トーセンジョーダンの半弟です。
鞍上のウィリアムズ騎手もさすがでした。同馬の長所をフルに生かした騎乗振り。お見事というに相応しい騎乗振りだったと思います。

この兄弟は共に日本レコードホルダーとなった訳ですが、この驚異的な粘り越しの元は、やはり母系のアメリカ血統から来ているのでしょうか。アメリカ競馬といえば長年ハイペースの競馬の中で馬が淘汰・選抜されてきましたから、こういう競馬に対する適性は非常に高いのだと思います。

そういった点では、血統の持つ影響力の高さを証明したようなレースだったと言えるかもしれませんね。


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[ 2012/05/07 20:00 ] レース回顧 | TB(0) | CM(0)
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