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1400mのスペシャリスト誕生!?ダイワマッジョーレが大外一気で阪急杯を制す ~2015阪急杯レース回顧~



 梅雨時ほどではないが、この時期の競馬も意外と雨に祟られることが多い。

 今年は不良馬場での競馬となった阪急杯。果たして高松宮記念に繋がる結果になったのか?各馬の走りを振り返ってみたい。


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馬場状態が有力馬の明暗を分ける形に


 JRA公式ラップ:12.2 - 11.1 - 11.6 - 12.1 - 11.7 - 12.1 - 13.0
 上がり     :4F 48.9 - 3F 36.8


 朝から降り続いた雨で、メインレースの頃には馬場状態は不良に。例年だいたい1分20秒台半ばで決着する事が多い同レースにおいて、今年は勝ちタイムが1分23秒8となっているから、いつもより3秒ぐらい時計の掛かる馬場だったと言えるだろう。

 この馬場状態で前半3ハロン通過が34秒9。特に2ハロン目で11秒1と馬場状態を考慮するとかなり速いラップを刻んでおり、先行馬にとっては厳しい流れだったと思う。

 後半3ハロンのラップ推移は11秒7、12秒1、13秒0とゴールに近づくにつれて失速していて、特にラストの13秒0という時計を見ても分かるように完全な消耗戦。後方で上手く脚を溜めていたダイワマッジョーレが大外一気を決めれたのも、このラップ推移を見れば納得できる。

1着ダイワマッジョーレ

 いつも良く見せる馬だが、この日も相変わらずパドックで活気溢れる周回を見せていた。

 ダイワメジャー産駒らしく少し前肢の出が硬いところが有る馬なのだが、この日の馬場状態だとこの硬さが逆にプラスしたように思う。

 馬場が緩い時は完歩の大きい走りよりも、チョコチョコと狭くピッチよりの走りの方が重心も安定し、またスピードも乗り易くスタミナも消耗しないものだ。

 懸念は牡馬にしては体重が軽い馬なので、根本的なパワーの部分で大型馬に負けるのではないかと思っていたのだが・・・。直線での弾け方を見ると、それも杞憂だったらしい。またサンデー系の中では道悪得意なダイワメジャーの血も味方したのだろう。

 そして1番の勝因は、ダイワマッジョーレ自身の1400mの競馬に対する適性の高さだろう。これで1400m戦は5戦して2勝、2着1回3着1回。唯一馬券圏内を外したのは2年前の阪神C7着で、この時はドスローの流れに嵌って差し込みきれなかったもの。如何にこの距離を得意にしているか良くわかる。

 もちろんマイル戦でもマイルCSで2着した実績があるように高い能力は示しているが、デビュー戦以来勝ち切れていないところを見ると、どっか足らない部分があるのかも。

 今後もマイル以上の距離では多少割引し、1400m戦に出てきたら高い評価を下すという形で狙って見たい。

2着ミッキーアイル

 パドックでの第一印象は「えらい硬いな・・・」というもの。馬のシルエットは休み明けには思えないほど出来ていて、充分な乗り込み量を感じさせていたのだが、今まで見てきた中で1番前肢の出が硬かったので、正直「これで大丈夫かな?」と不安になった。

 ただ結果的にこの硬さがプラスに働いたのだろう。いつもより前肢が伸びない分、緩い馬場を的確に捉えることが出来てきたようだ。

 ただ本質的には道悪自体は得意ではないと思う。今回のレースでもスタートして暫くしてから何度かノメッていた。そこで馬が学習してフォームを少し小さくしたので、その後はノメらなくなったが。

 ミッキーアイルも本来はどちらかと言うとキレイなフォームで走るタイプなので、本質的には良馬場のスピード競馬が合っているのは間違いないと思う。

 あと好走の要因として欠かせないのが、取り組んでいた控える競馬が想像以上に上手くいった件だろう。正直ここまでスムーズに脚質転換できるとは思っておらず、ちょっとビックリした(苦笑)

 まあ馬場が悪くて、馬が下に気を取られていたせいもあるかも知れないが、ここまでスムーズに折り合えるのなら今後はそう心配要らないだろう。この馬にとっては、良いタイミングで雨が降ってくれたようにも思える。

 今後は高松宮記念から安田記念を視野に入れて使っていく予定らしいが、一点注意して欲しいのは馬体に蓄積した疲労かな。

 今回折り合い重視のいつもと違う調整をしてきたせいか、休み明けなのにえらいスッキリした馬体をしていた。恐らく精神的にストレスが溜まっており、食べた物が実になり辛くなっているのだろう。またコズミと受け取れるぐらい前肢の出が硬かったことも気になる。

 今回重い馬場で激走した事により、いつもよりも肉体における疲労度は高いはず。一気にガタッと来る可能性も否定できない訳で、レース後の状態には注視して欲しいところだ。

3着ローブティサージュ

 昨年11月の京阪杯での出来事があったのでパドックの状態に注目していたのだが、馬は非常に活気が有り良い状態だったと思う。さすが須貝厩舎、きっちり立て直してきたなと思った。

 ただいくらパドックで良く見せても、実戦で走るかどうかはレースに行って見ないと分からない。特に同馬はゲートで色々有った馬なので、いざゲート入りの際にどうなるかは何とも未知数だった。

 しかも気難しい事では有名なウォーエンブレム産駒の牝馬だけに、余計に心配だったのだが・・・。こちらが拍子抜けするぐらいにアッサリとゲートに入り、レースでも一瞬勝ったかと思える脚を見せたのには本当に感心した。馬券を抜きに拍手を贈りたくなった。

 散々言われている事だが牝馬は難しい。筆者も厩務員時代、特に牝馬を中心に担当していたから良く分かるのだが、一度へそを曲げてしまうと本当に走ってくれなくなる。

 特にローブティサージュの場合、京阪杯で酷い扱いを受けたせいでゲートを見ると震えるようになっていたという。普通これほど心に傷を受けたなら、もうゲートに入らなくなってもおかしくないし、よしんば入ったとしても人間の言うとおりに走ろうなど思わない筈だ。

 実際筆者もそのニュースを聞いたとき、「もうローブティサージュは競走馬としては終わったな」と思った。それがこうまで見事に立ち直るとは・・・。今回ばかりは須貝厩舎スタッフの仕事振りに脱帽するしかない。本当に素晴らしいと思う。

5着ダノンシャーク

 出来はマズマズだったと思う。力は出せる仕上がりだと思った。

 5着に敗れた敗因は明確だろう。そう、道悪に尽きると思う。スピードと切れが身上で、それこそマイルを1分31秒台で走るような馬が道悪が得意な訳はない。明らかに売りであるスピードと切れを殺がれていた。

 ただまるっきり道悪馬場が駄目だと言うわけでもないと思う。ちょっと渋った程度なら充分こなせる馬だ。ただ今回の馬場状態はちょっとどころじゃなかった訳で(苦笑)

 舞台が変われば当然巻き返してくるだろう。次走以降良馬場なら当然中心馬として考えたい。

6着コパノリチャード

 アンカツさんもツイッターで言っていたが、4コーナーまでのレース展開はほぼ理想的なものだったと思う。

 では何故伸びあぐねたのかと言うと、アンカツさんは気難しさに敗因を求めていたが、筆者はこの日の仕上がり・馬体に敗因を求めたいと思う。

 パドックを見ていて思ったのだが、この日のコパノリチャードは同馬にしては珍しく前肢の捌きが柔らかかった。これは休み明けの分、余裕を持たせて緩く造っていたのでそうなったのだろう。普段のコパノリチャードは本来もう少し前肢の出は硬い馬だ。

 そう、この日は全体的に緩かった。追い切りでは結構良い走りをしていたので思ったよりも仕上がっているのかな?と思っていたのだが、実際には如何にも休み明けの仕上がりだったと思う。プラス2キロと数字は微増だったが、全体的に筋肉の締りがちょっと物足りなかった。

 例えばこれが良馬場ならば、多少緩くても何とかなった気がする。普段より柔らかい捌きは馬場がしっかりした状態だと、バネに変わる事も見込めるからだ。逆に捌きが硬いとクッションが利かないので、スピードが乗り辛くなる可能性も出る。

 ただこれが道悪だと話が変わってくる。捌きの柔らかさは、馬場にしっかりと脚を食い込ませて走らなければならない重馬場ではマイナスとなる。脚をしならせて走る為に、地面に蹄をめり込ませる力が弱くなるのだ。

 逆に捌きが硬いと馬場に脚を突っ込むような感じで走るので、道悪だと却って楽に馬場を捉えられ、スピードも乗り易くなる。

 コパノリチャードという馬は元来掻き込むような走り方をする馬で、こういうタイプの馬は本当は道悪もこなすはずなのだが、今回緩く柔らかく造っていた為に、一完歩の幅が非常に広く大飛びな走りをしていた。

 こういう馬場状態の時に大飛びで走ると、バランスが乱れやすくなる為に必要以上にスタミナを消耗してしまう。実際直線でも全くピッチは上がらずに、そのままズルズルと下がっていってしまった。

 元々3歳時から腰の甘さなどを見せていた馬なので、少しでも緩く造ると著しくパフォーマンスを落とす馬なのかもしれない。今回の結果を真に受けすぎず、次走以降も状態をしっかりと精査して買った方が良さそうだ。

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[ 2015/03/02 21:30 ] レース回顧 | TB(-) | CM(-)


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