
とにかく雨に祟られていた今年の春競馬だが、ようやく晴天の下行われる日が増えてきた。
本日は3場とも天気は晴れ。
新緑の季節に相応しい緑の絨毯の上で、素晴らしい名牝が華麗に舞うような素晴らしいレースを期待したい。
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◆第7回 ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)◆ ◎オールザットジャズ
○アパパネ
▲フミノイマージン
△アプリコットフィズ
△ドナウブルー
☆マイネイサベル
☆クィーンズバーン
☆ホエールキャプチャ極めつけの混戦状態となった今年のヴィクトリアマイル。
実績馬を本命にするか新興勢力を本命にするかで迷いに迷ったが、ここは勢いを重視して上がり馬オールザットジャズに戴冠の期待を掛ける。
オープン昇格後は、重賞で2着・1着と来ている同馬。追い込んでも良し、先行しても良しとその脚質の自在性は特筆に価し、また同馬の総合力の高さを暗に物語っている。今週の追い切りでも素晴らしい動きを披露。ますます上昇していることを窺える動きを見せた。府中は初めてだが、同じようなコース形態の新潟を経験しており問題は無さそう。その総合力の高さから大崩れは考え辛く、不動の軸馬として指名したい。
対抗は昨年の覇者アパパネ。
昨年の同レース制覇後は思うような成績を残せていないが、馬体が絞りきれていなかったことが、今一つだった成績の要因の一つだろう。今回は調教が強化され昨秋より断然走れる馬体になっている。追い切りの動きもこの馬らしい素晴らしいものだったし、三冠馬に相応しい走りを見せてくれるのではなかろうか。
単穴はフミノイマージン。
末脚の破壊力は間違いなく牝馬トップクラスの同馬。今年は東京新聞杯4着、阪神牝馬S3着と勝ち切れない競馬が続くが、展開が向かなかったことが原因の一つだろう。府中の長い直線は間違いなくこの馬向き。同じ左回りで行われた昨年の福島牝馬Sで圧勝しているように、嵌ればこのメンバー相手でも突き抜ける実力は持っている。
連下は2頭。
アプリコットフィズはここに来て大きく良化してきた。今年は2戦して結果が残せていないが、苦手な道悪だったり牡馬相手だったりと仕方の無い面も。状態が上向けば昨秋の様に牡馬相手でも勝ち負けに持ち込める力量の持ち主だけに、ベストに近い条件で行われる今回は不安よりも期待が大きい。府中のマイル戦は田中勝春騎手が一番得意とする条件。人気もそこそこと美味しく是非とも押さえたい一頭だ。
ドナウブルーは長距離輸送が鍵だが、追い切りの動きは素晴らしかった。鞍上のウイリアムズ騎手も来日後重賞で連続連対中と絶好調であり、その勢いを考えるとここでも来てしまう予感が。府中のマイル戦はディープ産駒にとっても得意な条件。妹のジェンティルドンナに続くG1制覇の可能性も無きにしも非ずだ。
特注馬は3頭。
マイネイサベル陣営にとって、ようやく望んでいた条件がやってきたというところだろう。最近は右回りでも走るようになったが、やはり同馬がベストパフォーマンスを発揮できるのは左回り。テレグノシス産駒にとって庭とも言うべき府中のマイル戦は、同馬が大駆けする可能性を充分に秘めている。追い切りの動きは絶好。人気薄の存在だが、一発の可能性は決して低くない。
昨年夏に復帰してからのクィーンズバーンの充実振りは中々のものだ。前走の阪神牝馬Sは11番人気での激走となったが、その前走の順オープン戦は3着、その前の京都牝馬Sでは5着とイメージほど崩れていない。ここも前走の走りがフロック視されたのかそれ程注目を集めていないが、単騎逃げが見込めるメンバー構成だけに油断するとあわやのシーンも・・・。鞍上の内田博幸騎手も虎視眈々とチャンスを狙っているだろうし、押さえは必須だ。
ホエールキャプチャは今まで掲示板を外したことの無い総合力の高い馬だが、上がりが極端に速くなった場合に一抹の不安を残す。どちらかというと流れて適度に上がりが掛かる競馬が得意なだけに、スローからの上がり勝負が見込まれる今回はやや評価を下げた。ただ力量的には勝ってもおかしく無い実力馬だけに、問題は展開ただ一つだけだ。
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