ソリタリーキングが、いよいよ『王』への道を歩み始めた  ~第29回東海ステークス(G2)レース回顧~


2012東海S@ソリタリーキング

『ようやくか・・・』という想いと、『よく頑張ったな!』という想い。
ソリタリーキングの重賞初制覇を目にした今、この二つの想いが私の心に同居している。

日本屈指の名牝系の出身で、3頭の重賞ウィナーを兄に持つ同馬。
その血統背景から、デビュー前から大きな注目を集めていたが、大輪の華を咲かすまで長い時間が必要となった。

実は天才肌ではなく、努力家だったソリタリーキング。
この名家出身の遅咲きの努力家は、今後どの程度の高みまで駆け上がることが出来るのだろうか?
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■各馬短評■

1着▲ソリタリーキング
レースを見て思ったのは、何より『競馬センスの良い馬』だなと言うこと。今回もスタート時に結構出していっているのだが、道中掛かる場面は全く見られなかった。好位で流れに乗り、直線前の馬をキッチリと差し切る。理想的な競馬が出来ており、こういった競馬が出来れば今後安定した成績を残すことだろう。これで2連勝。元々遅咲きの血統だが、いよいよ本格化してきたようだ。偉大な兄たちに近づくことが出来るのか?今後の成長に注目したい。

2着☆ニホンピロアワーズ
こちらも好位からの競馬。前走は出遅れてしまい5着と敗れたが、スムーズな競馬が出来ればこれくらいは走れる。4コーナーでは抜群の手応え。直線で抜け出した時は勝ったかと思ったが・・・勝ち馬の決め手に屈してしまった。ただ高い実力を持っているのを改めて証明した同馬。戦法的に交流重賞への適性も高く、まだまだ今後勝ち星を積み重ねていくことだろう。

3着 サイレントメロディ
中間の調整内容が一息に感じたが、何だかんだ言ってキッチリと仕上がっていた。この辺はさすが国枝厩舎である。レースは中団から。内ラチ沿いから離れずしっかりと脚を溜めていた。惜しかったのは直線に向いて一瞬進路が無くなったことか。すぐに開いて再度追い出していたが、あのロスが無ければもっと際どい競馬に持ち込めていた筈。いずれにしても2走続けて重賞で好走。こちらも本格化してきたと言っていいだろう。

4着 デスペラード
いつも通り後方からの競馬。このペースで4着まで追い込んで来ているのは健闘と言っていいだろう。阪神などでは思うように追い込めない馬だが、平坦な京都コースだとしっかりと追い込んでくる。このコースが合っているんだろう。脚質的に当てにし辛い馬だが、展開さえ向けばオープンでもやれる実力はある。今後も注意したい一頭だ。

5着○ミラクルレジェンド
好位勢の直後からの競馬。道中特にスムーズさを欠く場面も無く良い感じで直線に向けたが、追ってからはジリジリとしか伸びなかった。差しの効き辛い馬場で、且つ上がりの速い競馬となったことが影響したかもしれない。それにガサの無い牝馬なので、パサパサに乾いた重いダートも合わなかったか。

10着◎ワンダーアキュート
思わぬ大敗。そんなに速くないペースの中、好位で上手く流れに乗れていたのだが・・・。追い切りでは時計が出ていたが、やはり休み明けで息が出来ていなかったのかもしれない。あと3コーナー過ぎで他馬が捲くってきて、一緒に動かざるを得なかったことも影響したかも。いずれにしても負け過ぎで、次走以降の巻き返しに期待したいところだ。

15着☆ヒラボクキング
こちらも順調さを欠いた影響が出て大敗。乗り込み量は充分足りている印象があったが、プラス10キロで登場。結果として中身が出来ていなかったようだ。好位を追走するも手応えが怪しくなり遅れだすという、完全なガス欠状態。一度しっかりと立て直してほしいと思う。


■感想■

スカーレットレディという馬は凄い馬だと思う。
これで産駒から4頭目の重賞ウィナーを送り出すことになった訳で、このようにコンスタントに走る馬を送り出す繁殖牝馬は中々存在しない。同じ母系からはダイワメジャー、ダイワスカーレットという2頭のG1ホースも誕生している訳で、本当に活力有る名牝系だなと思う。

今回初重賞制覇を飾ったソリタリーキングも、ヴァーミリアンの半弟ということでデビュー当初から注目は集めていた。またデビュー戦もとても届かないようなところから差し切り勝ちと、ド派手なパフォーマンスを披露。2歳時からかなりの注目を集めていた存在だったのだが・・・。ここまで重賞勝ちが遅れたのは、やはり奥手の血の持ち主だと言うことだろう。

ただスカーレットレディの子供たちは、一旦本格化すると一気に突っ走る傾向が有る。同馬も前走のオープン特別で5馬身差の圧勝劇を飾ると、続くここでも好走し重賞初制覇を成し遂げて見せた。走りを見てもいよいよ本格化してきたと言っていいだろう。

そうなると日本屈指のダート巧者の血脈を持つ同馬。一気にトップクラスまで駆け上がってしまっても不思議は無い。まだまだ同馬は5歳。ダート馬の競走寿命は長い。本格化がなった今、兄に続くG1制覇を期待したいと思う。


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[ 2012/05/21 07:10 ] レース回顧 | TB(0) | CM(0)
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