引退報道も何のその。怪物フランケルが今季初戦を圧勝!




『強すぎる・・・』
そういうありきたりの言葉しか思い浮かばないほど、フランケルの強さは際立っている。

競馬発祥の地に出現した怪物フランケル。
既にヨーロッパには敵はいない状態だが、彼は今後何を目標に、そして何処へと向っていくのだろうか。
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●引退の危機を乗り越えて

これほどまでに強いフランケルだが、今シーズン当初は引退の危機に直面していた。
今シーズン緒戦に向けて調整を続けていた4月上旬、調教中にフランケルは右前脚に外傷を負ってしまう。発症当初は軽度のものとリリースされていたが、その後馬主で有るアブドゥラ殿下のレーシングマネージャー、テディ・グリムソープ氏が『少しでも今後に不安を持つようであれば、フランケルは引退させる』と発言したことから、実は重症ではないのかという憶測が飛び交い、一部マスコミがフランケルの現役引退を発表する騒ぎへと発展した。

その後入念な精密検査を行った結果、現役続行へ支障は無いと判断されたフランケル。早とちりした一部マスコミが謝罪することで騒ぎは沈静化したわけだが、あの時は日本を含め、世界中の競馬ファンがフランケルの無事を祈った。その規格外の走りから、欧州のみならず世界中にファンを持つフランケル。図らずもその人気の程を証明する出来事だったと言えるだろう。


●フランケルが向う先とは・・・

この勝利でキャリアレコードを10戦10勝無敗。G1タイトルは6勝目としたフランケル。G1・6戦で2着に付けた着差は23馬身と、まさに怪物を名乗るに相応しい強さを誇っている。

このレースで2着に下したエクセレブレーションは、昨年G1ジャックルマロワ賞を制しており、現時点では欧州マイル路線のナンバー2と言える存在。その馬に5馬身差だから、まさに欧州には既に敵は居ない状態だろう。

今後フランケルは何処に目標を定め、向っていくのだろうか?
現時点で一番可能性が噂されているのが、距離を伸ばしての10ハロン路線への挑戦である。
6月19日のロイヤルアスコット開催で行われる1マイルのG1クイーンアンSに出走後、7月7日サンダウン競馬場で行われる欧州10ハロン路線春の総決算エクリプスSにおいて、満を持して距離延長に挑戦するという青写真が敷かれているという噂だ。

一部では、この春に欧州遠征を実施するオーストラリアの名牝ブラックキャビアとの頂上決戦を希望する声が根強いが、ブラックキャビア陣営は距離延長に、フランケル陣営は距離短縮に難色を示しており、実際に対決が実現する可能性は殆ど無いと思っている。特にフランケル陣営にとっては、ここで7ハロン戦に登場することは10ハロン路線への挑戦を破棄する事を意味しており、まず有り得ないことだろう。

競馬ファンとしては2頭の対決ほど心躍らせるものは無いが・・・まあ仕方ないのかも知れない。


●伝説の存在へ

これほどまでの強さを誇る怪物フランケル。
こうなると『いつか日本で・・・』と思うのが競馬ファンの素直な気持ちだろうが、その走りを見る限り日本競馬への適性は恐らく無いだろう。筋骨隆々でパワーの塊のような馬体をしているフランケル。絶対的な能力の違いで勝ち負けに持ち込む可能性は否定しないが、おそらく日本の馬場では全能力をフルに発揮することは難しい筈だ。既に伝説の域に達しようとしている馬が、馬場適性の違いでアッサリと負ける場面は見たくないだけに、このまま自分に有った舞台で走り続けてもらうほうが良いような気がしている。

恐らく今シーズン限りで現役を引退し、来シーズンからは種牡馬入りということになるであろう同馬。その走りをこの目で見ることが出来るのは、あと僅かの時間しかない。

後の世に『伝説の名馬』として語り継がれるであろう、怪物フランケル。
その規格外の走りを、目にそして脳裏に、しっかりと焼き付けたいと思っている。


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[ 2012/05/22 10:00 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(0)
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