凱旋門賞連覇へ。女傑デインドリームが今季初戦を勝利で飾る。




昨年の凱旋門賞を制し、その後はジャパンカップにも参戦したデインドリーム。
凱旋門賞連覇を大目標に掲げ、彼女は今年も現役を続行。現地時間5月20日、ドイツはバーデンバーデン競馬場で行われたG2バーデン企業大賞(芝11ハロン)で、大目標に向けて今季のスタートを切った。
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●冷や冷やモノの勝利

レースでは好位4番手を追走する形となったデインドリーム。
淡々とした流れから直線へ向くと、すぐさま外に持ち出し前の3頭を一気に交わし去る。
その時見せた瞬発力は特筆すべき程のもので、さすが凱旋門賞馬と言える切れ味だったが、残り200mを切った辺りでソラを使ったのか、それとも休み明けのせいなのか脚が上がってしまう。

それを見て猛然と追い上げるのが外から来た2頭。
G3・2勝を誇るオヴァンボクイーンと、G1ラインポカル3着の実績をもつシルヴァーナー。2頭の脚色がかなり良く危ないかと思われたが、何とか踏ん張り先頭でゴール板を通過。冷や冷やモノではあったが、何とか今季初戦を白星で飾る結果となった。


●苦戦の原因は?

苦戦の原因は幾つか挙げることが出来るだろう。
最も大きな苦戦の要因は、休み明けの影響ではなかろうか。
今回前の馬を交わす時の脚色は、昨年の凱旋門賞で馬群から鋭く抜け出し時に見せた切れ味と遜色なかった。あの切れ味を見る限り、脚力が衰えたと言うことは考え辛い。となると休み明けの分、脚を長く使えなかったというのが一番しっくりとくる理由だと思う。

第二に、余りにも早く先頭に立ってしまったこと。
馬という動物は程度の差こそあれ、1頭になるとどうしてもフワフワとしてしまうところが有る。これが俗に言う『ソラを使う』というやつだが、デインドリームも多少はそういった面を見せたのではないか。今回後方から馬が迫ってくると、力を振り絞ってもう一伸びを見せた。この一伸びこそが、後続の追撃を振り切ることが出来た大きな要因だろう。

そして第三に58キロという、酷とも言える斤量を背負っていたこと。
今回デインドリームは58キロの斤量を背負わされていた。凱旋門賞馬という事実からつい忘れがちになるが、同馬はれっきとした牝馬で有る。当然のことながらセックスアローワンスが存在するわけで、この斤量を牡馬換算に直せば、今回デインドリームは60キロを背負っていたことになる。日本だったら競馬ファンから非難が巻き起こってもおかしくない斤量だ(苦笑)

ジャパンカップ時、デインドリームの馬体重は426キロだった。今回はそれよりも重い馬体重だったと思われるが、430キロ前後しか無い馬に58キロの斤量は如何にも酷な重さ。その斤量を背負っても勝ってしまうのだから、やはり並みの馬では無いのではなかろうか。


●現役引退後はおそらく日本へ

辛勝ながらも、無事に今季初戦をクリアしたデインドリーム。
内容が良くなかったように見えただけに、現地では今後に対して不安説が流れているようだが、そんな心配はいらないのではなかろうか。ドイツ産馬として初の凱旋門賞馬に輝いた女傑の力は、まだまだ衰えていないと確信している。今年の凱旋門賞では、悲願の凱旋門賞制覇に燃える日本馬たちにとって、最大のライバルとして立ちはだかるのではないか。きっと日本で受けた借りを返すべく、虎視眈々とその牙を磨いていることだろう。

昨年の凱旋門賞直前、デインドリームの半分の権利を社台ファーム総帥吉田照哉氏が購入した。おそらく同馬は現役引退後、日本で繁殖生活を送ることになるだろう。凱旋門賞を制した牝馬が輸入され、日本で繁殖生活を送るとなれば、1972年第51回凱旋門賞を制したサンサン以来となる。サンサンはウインザーノット・スプライトパッサーという2頭の重賞ホースを送り出したが、デインドリームは果たしてどうなるだろうか。まだ現役も引退していないのに引退後の話をするのもおかしいと言えばおかしいが、やはり夢は大きく広がる。

今季初戦をクリアし、凱旋門賞連覇の大目標へと歩みだしたデインドリーム。
いつか日本でまた再会できる日を楽しみに、今後も彼女の蹄跡を追い続けていきたいと思う。


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[ 2012/05/22 22:24 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(0)
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