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感涙のダービー制覇!ディープブリランテの勝因と、ワールドエースの敗因  ~第79回日本ダービー(G1)レース回顧~


2012ダービー@ディープブリランテ


電光掲示板の1着のところに『10』が点灯しているのを確認すると、岩田は共に栄光を掴み取った相棒の上で泣き崩れた。大きく肩を震わせ、大粒の涙を流す彼。様々なことが彼の頭の中を巡っていたのだろう。涙は中々止まらなかった。

そんな岩田の胸中を察したのだろうか。
一緒に戦ってきた相棒は、レース後とは思えぬ穏やかな表情で立ち止まり、彼の歓喜の様をジッと動かずに受け止めている。

それはまさに人と馬との心が通い合った瞬間・・・。
その光景を目にした時、このコンビがダービーの栄冠を手にしたのは実は必然だったのだと、私は悟った。

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■各馬短評■

1着△ディープブリランテ
皐月賞3着から巻き返す勝利。陣営の地道な努力が、大一番で花開いたという印象だ。
勝因は大きく分けて3つある。

まず1つ目に折り合い。
この日のディープブリランテは、今までと違いとにかく落ち着いていた。パドックでは平常心を保ってしっかりと歩けていたし、返し馬でも掛からずにスムーズな走りを見せていた。その今までとは別馬のような落ち着き振りに、思わず目を見張ってしまったほど。この落ち着きが、レースでのスムーズな折り合いを生んだのは間違いない。

2つ目に岩田騎手の好騎乗。
スタートで抜群の出を見せたディープブリランテ。あまりの出の良さに逃げてしまうかと思ったが、ゼロスが前に行くとすぐさまゼロスの後ろに同馬を導いて落ち着かせた。これで力が抜けたブリランテは、今までとは見違えるようなリラックスした走りで好位を追走。直線、早仕掛けだったのにも関わらず最後まで脚が上がらなかったのは、ここで無駄な力を使わなかったからだろう。馬を前に出して行きながら、しっかりと折り合いを付ける。これは簡単なようで非常に難しい。これをキッチリと成し遂げた岩田騎手は賞賛されるべきだと思う。

3つ目に陣営の手腕と度胸。
今回ディープブリランテは素晴らしい状態でレースに出走してきた。特に状態に関しては出走馬中でも1・2を争うレベルで、厳しいレースを戦いながらここまで仕上げた陣営の手腕には敬服する。また今回は岩田騎手が付きっ切りでダービーまで仕上げたわけだが、これもある意味賭けだった。普段から手伝っている騎手ならともかく、岩田騎手が矢作厩舎の調整を手伝った経験は殆ど無いはず。彼が騎乗することで普段とは微妙に異なる調整過程となり、大一番前に調子を崩す可能性も考えられた訳で、あえて賭けに踏み切り、そして賭けに勝った厩舎関係者の手腕と度胸は賞賛に値する。


2着☆フェノーメノ
惜しかった。本当にあと僅かだったが、その僅かが届かなかった。
蛯名騎手の騎乗は完璧に近かった。道中は好位の後ろ6・7番手当たりを追走。これ以上後ろのポジションだったらもっと離されていたであろう。直線でも長く良い脚を使って追い込んできたが、一つタラレバの話をするならば、馬場の真ん中を選んだことにより、一頭で走る形になってしまったのが痛かったと思う。あそこで併せる形に持ち込めていれば、最後の一伸びでディープブリランテを交わすことも可能だったかもしれない。直線で一頭になった時、フェノーメノはふら付いて多少外に寄れた。着差が着差だけに、あそこでスムーズに行っていればと悔やまれる。


3着△トーセンホマレボシ
この馬の持久力にはつくづく驚かされる。ハイペースの流れを2番手で追走し、4コーナーではウイリアムズ騎手がステッキを入れる展開。それでも最後の最後までディープブリランテに喰らい付くのだから、その粘り腰には心からの賞賛の拍手を贈りたい。とにかくウイリアムズ騎手は、先行馬を持たせるのが非常に上手い。今回のペースを見てもただ行かせるのではなく、1400m~1800m区間では微妙にペースダウンして、しっかりと馬に息を入れさせていた。そして後続を引き付けて脚を使わせながら直線に向き、ペースダウン区間で溜めた最後の力を爆発させる。勝負勘も凄いのだろうが、騎乗振りに知性を凄く感じさせるウイリアムズ騎手。彼の騎乗法を、日本人騎手も是非とも手本にして欲しいと思う。


4着▲ワールドエース
滅茶苦茶に非難されるほど酷い騎乗ではなかったが、やはり判断の悪さが着順に現れてしまった。福永騎手自身もコメントしていたが、この馬はコーナーで中々加速できない。その分直線では伸びてくるのだが、ハイレベルの競馬になればなるほど前に行った馬は止まらなくなる。どんな馬でも直線で使える脚には限度が有るので、差し切ろうと思ったら直線入り口である程度のポジションにいなければ差し切れないわけだ。

そう考えると、ワールドエースの位置取りは後ろ過ぎた。せめてフェノーメノの斜め後ろぐらいのポジションにいることが出来れば、エンジンの掛かりが遅くとも何とかできたと思うのだが・・・。テン乗りの騎手ならともかく、ワールドエースのそういう適性を知った上でこの騎乗をしてしまった福永騎手は叩かれても仕方ないだろう。それなりの騎乗ではダービーは勝てないということである。


5着◎ゴールドシップ
ワールドエースより位置取りが後ろになってしまった事が全てだろう。内田騎手もスタート後に手綱を扱いて前に行こうとはしているのだが、前走最後方から競馬した影響か馬が進んでいかなかった。そうこうしている内に進路が無くなり後方からの競馬に。4コーナーで捲くって行ったが、ワールドエース以上に切れる脚を使える馬ではなく、ジリジリと追い込んで5着というのが精一杯だった。皐月賞では会心の騎乗を見せた内田騎手だが、今回は非常に悔いの残る騎乗となってしまった。


6着 コスモオオゾラ
よく頑張ったと言うべきだろう。本質的には軽い府中の馬場は合わないと思うが、最後まで脚を伸ばし6着と善戦。皐月賞4着は伊達ではないところを見せ付けた。鞍上の柴田大知騎手も落ち着いて良い騎乗を見せた。道中の位置取りはほぼ完璧。4コーナーでもフェノーメノに付いて行って見せ場を作った。ダービー初騎乗にも関わらずこの落ち着いた騎乗振りは大したものである。


10着○グランデッツァ
17番枠からのスタートだったが、スムーズに好位5番手を確保。正直池添騎手の騎乗振りに文句の付けようは無かった。勝ちに行ったからこそ、あのポジションでの競馬になった訳で。これで負けたのだから、単純に距離が長かったということだけだろう。着狙いで後ろから競馬していれば、もしかしたら掲示板は有ったかもしれないが、それで着を拾ったところでモヤモヤが残るだけ。テン乗りではあったが、池添騎手はしっかりと自分の仕事をしたと思う。


18着☆ヒストリカル
全く見せ場無く最下位。これは馬が走れる状態ではなかったとしか言い様が無い。実際パドックでも小さく見えた。素質は高い馬なので、このダメージが後々まで尾を引かない事を願う。


■感想■

やはりダービーというレースは特別だと思う。
レースに掛ける執念というか、そういう想いがTV越しからでも充分に伝わってくるのは、日本にはダービーしかないと思う。

自らの勝利を知った瞬間に見せた岩田騎手の涙。
あれには思わずこちらも貰い泣きしてしまった。
彼は飾る事を知らない男で、いつも自身の感情をストレートに表現する。そういう男が見せた涙ほど、こちらの心にストレートに伝わるものはないのではなかろうか。

地下馬道の手前でヘルメットを脱ぎ、顔をクシャクシャにしながら一礼した岩田騎手の姿は、実に感動的で清々しかった。決してカッコイイ姿ではなかったけれど、日本ダービーの歴史に残る名場面の一つになったと私は思う。

あと、ワールドエースに関して一言。
今回の敗因は、先に述べたとおり福永騎手の判断ミスが一因では有るが、あくまで一因であり全てではない。以前の記事でも述べたように、やはりワールドエース自身の出来も完璧ではなかったのではないかと思っている。

パドックでの気配は確かに素晴らしかったが、パドックの姿で中身まで見るのは至難。本当に完調だったとは追い切りの動きを見る限りは言えないだろう。馬の癖も確かにあるが、勝負どころでの反応はいつも以上に鈍かった。これが完調であればもう少し動けた可能性は充分考えられる。

確かにメンバー中最速の上がりを使っており、福永騎手の判断ミスがなかったとは言えない。
しかし福永騎手だけに全ての敗因を求めるのは、流石に無理が有ると思われる。

批判すべきところは批判した上で、今回は上位3頭が強かったと素直に称えるべきではないだろうか。


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[ 2012/05/27 21:30 ] レース回顧 | TB(0) | CM(0)
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