最後の最後で神様はそっぽを向いた。直線真ん中を力強く伸びたフェノーメノ(牡、戸田)だが、内で粘る勝ち馬に鼻差迫ったところで無情のゴールを迎えた。今回が20回目のダービー騎乗だった蛯名騎手は、検量室に戻って下馬すると、頭を抱えて号泣。戸田師に肩を抱きかかえられて、検量室に入っていった。「悔しすぎて何とも言えない。大きすぎる」とわずかな着差を嘆いた。 再び報道陣の前に出てきた時は落ち着きを取り戻していたが、落胆は隠せなかった。それでも、後ろに控える皐月賞1、2着馬の末脚を警戒しながら前の馬をとらえにいくタイミングはぴったり。青葉賞組は勝てないというジンクスは破れなかったが、好騎乗であったのは間違いない。戸田師は「内容では勝っているから。最後の1冠で借りを返すのもいいけど、東京がいい馬だからオーナーと相談します」と話し、秋は天皇賞、ジャパンCのローテも視野に入れた。 |
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