フランス二冠の夢潰える。ディープインパクト産駒ビューティパーラーは、強い競馬を見せるが2着に・・・




日本時間の17日夜。フランスはシャンティイ競馬場では伝統のG1ディアヌ賞(仏オークス)が行われた。

シャンティイ競馬場芝2100mを舞台に行われたこのレース。ディープインパクト産駒で、フランス1000ギニーを快勝したビューティパーラーが圧倒的な人気を集めていた訳だが、残念ながら僅差の2着と敗退。。。

勝ったのは著名な馬主であるアガカーン殿下が所有する、伏兵ヴァリヤラだった。
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●抜け出すのが早かったか・・・

ビューティパーラーの敗因だが、巷で言われている距離云々よりも展開に求められると思っている。そもそもこのレース、ビューティパーラーにとってはスタートから誤算が続いた。

ビューティパーラーのラビット役として逃げる予定だったベストオブオールが、スタートでまず出遅れてしまう。対照的に好スタートを切ったビューティパーラーは、抜群の手応えで逃げたキストの2番手を追走する。

その後体勢を立て直したベストオブオールが上がってくるものの、同馬はハナを叩くこと無くビューティパーラーの外をウロウロするのみ。これでは同馬をアシストしたというよりも、邪魔をしたというのがピッタリな形に。ベストオブオールの鞍上は日本でも御馴染みのクラストゥス騎手だったが、正直『なにやってるねん!?』という騎乗振りだった。

最後の直線に向くと、逃げたキストは早々にバテてしまい、先頭に押し出されるビューティパーラー。スミヨン騎手も覚悟を決めて追い出しを開始するが、正直もう少し粘って欲しかったというのが本音ではなかろうか。

一旦は抜け出して後続を突き放すが、やはりシャンティイの直線は長く、中団で脚を溜めていたヴァリヤラが、後方から鋭い末脚で迫ってくる。

ゴールまで残り100mあたりで先頭に踊り出るヴァリヤラ。ビューティパーラーもそこから再度脚を使って差し返そうとするなど意地を見せるが、最後は3/4馬身突き放され2冠の夢は潰えた。


●ザルカヴァの再来を、ザルカヴァのオーナーが打ち砕く

このレースを勝ったヴァリヤラは、著名な馬主であるアガカーン殿下のオーナーブリーディングホース。今回アガカーン殿下は3頭の所有馬をこのレースに出走させていたが、一番人気がなかったヴァリヤラが大仕事を成し遂げることとなった。

ビューティパーラーは無敗で凱旋門賞を制した『ザルカヴァの再来』と呼ばれていたが、そのザルカヴァを生産し所有していたのがアガカーン殿下。ザルカヴァの再来と呼ばれた馬を、自ら生産・所有する馬で撃破するのだから、さすがと言うしかない。

勝ったヴァリヤラはここまで2戦2勝で、これで無傷の3連勝でのG1制覇を成し遂げることとなった。今回3着以下が大きく突き放されていることから分かるように、上位2頭の力が抜けていた模様。もしかしたらザルカヴァの再来は、ヴァリヤラのことなのかもしれない。

まだまだ伸び代を感じさせるオークス馬ヴァリヤラ。ザルカヴァの域まで到達するのか?今後の走りを引き続き注目したい。


●巻き返しは充分可能

日本の競馬ファンにとっては残念な結果となった今回のディアヌ賞だが、ビューティパーラーのレース振りは決して悲観することは無い内容だったと思う。

このレース、前に行った馬たちが軒並み大敗するという先行馬にとって厳しいレースだったのだが、その厳しい流れの中を2番手で追走し、直線一旦は抜け出したビューティパーラーのレース振りは、高い評価を与えても良いのではないだろうか。

日本風に言うならば『負けて強し』という内容で、ビューティパーラーも同世代の牝馬の中では傑出した存在であるという評価は、いささかも揺らいでいないと思う。

気性的に前向きすぎる面がある為、これ以上の距離延長は歓迎できないと思うが、マイルから2000m近辺ならば今後もG1勝利を積み重ねることは充分可能だろう。

2冠を達成することが出来なかったのは残念だが、今回の敗戦に落ち込むこと無く、今後も競馬ファンを興奮させる走りを見せ続けて行って欲しいと願う。


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[ 2012/06/18 12:00 ] 競馬雑談 | TB(0) | CM(0)
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