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オセアニアの怪物、ソーユーシンクが引退


2012_7_8ソーユーシンク

『ファーラップの再来』と呼ばれ、豪州と欧州を股にかけて大活躍してきた名馬ソーユーシンクSo You Think。

そのソーユーシンクだが、シーズン当初からオーストラリアでの繁殖シーズンに併せて、サンダウンで行われるエクリプスSを最後に引退することが発表されていた。

その為、エクリプスSを制し見事有終の美を飾って故郷に凱旋する事を期待されていたのだが・・・。レース当週にソーユーシンクに故障が発覚。残念ながらエクリプスSを回避し、そのまま引退。オーストラリアで種牡馬入りすることが馬主のクールモアグループから発表された。
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●オーストラリアの英雄

ソーユーシンクは父ハイシャパラルHigh Chaparral、母トライアシックTriassic、母の父タイツTightsという血統のニュージーランド産馬。

現在、オーストラリアで大人気のサラブレッドと言えばブラックキャビアだが、ブラックキャビアが頭角を現す前は、ソーユーシンクが同じようなポジションでファンの人気を集めていた。

そのあまりの強さに、オーストラリア競馬界では伝説的存在となっている『ファーラップの再来』と呼ばれ期待されていたソーユーシンク。しかしその能力の高さに目を付けた世界的馬主グループであるクールモアが、大金を持ってソーユーシンクを購入。

彼が翌年からアイルランドに移籍し競走生活を送ることが発表されると、オーストラリアの競馬ファン及び競馬関係者から、クールモアや元の馬主に対し数多くの非難が寄せられたという。

一時期、ブラックキャビアを管理するピーター・ムーディ調教師が、ブラックキャビアの海外遠征に関して『海外に遠征しなくとも、オーストラリアには良いレースがたくさんある!』とコメントし、海外遠征に否定的な見解を述べている時期が有ったが、これは当地の英雄的存在であったソーユーシンクが、お金の力により奪われてしまったことによる反感から発せられていたことは有名な話しだ。


●欧州でも大活躍

そんなオーストラリアの英雄的存在だったソーユーシンクだが、アイルランドに移籍しても彼の強さに陰りが訪れるどころか、ますますその強さを増していった。

移籍初戦のムアーズブリッジS(愛G3)を10馬身差で圧勝すると、次走のタタソールズゴールドC(愛G1)で早くもG1戴冠を果たす。

次走のプリンスオブウェールズS(英G1)ではリワイルディングの2着に敗れるも、エクリプスS(英G1)では凱旋門賞馬ワークフォースを。アイリッシュチャンピオンS(愛G1)では、名牝スノーフェアリーを下してG1を連勝。

その後の凱旋門賞はやや距離が長く4着と惜敗したが、芝の10ハロン路線では欧州最強と言える実力を発揮し、オセアニアが誇る怪物が、ヨーロッパでも怪物である事を見事に証明して見せた。

今年もシーズン緒戦のドバイWC(首G1)こそ4着と敗れたものの、地元アイルランドのタタソールズゴールドCでは、前年イギリスチャンピオンS(英G1)で敗れたシュリスデゼーグルを下し、前年に続く同レース連覇を達成。

続くロイヤルアスコット開催でのプリンスオブウェールズSでは、エリザベス女王陛下所有のカールストンハウスの追撃を寄せ付けず、見事前年の屈辱を果たす勝利でG1・10勝目を飾った。

この時はどちらかというとエリザベス女王陛下が所有するカールストンハウスが主役で、それを負かしたソーユーシンクは悪役的存在となってしまった(実際、ジョセフ空気嫁!という声は多かった・笑)訳だが、まあそれも強過ぎる者の宿命みたいなものだろう。

今振り替えれば、彼は間違いなく競馬史に名を残す名馬の一頭だったと思う。


●地元オセアニアでの大成功を期待

引退レースに予定されていたエクリプスS直前で、残念ながら故障を発症し引退することとなってしまったソーユーシンク。不幸中の幸いといえば、怪我の程度が軽いため今後の予定に支障をきたす事が無さそうだという事だろうか。

今後はすぐさま検疫に入り(既に入っているという噂も)、オーストラリアへの出国を待つソーユーシンク。まずは現役時代の疲れを癒し、元気な身体で地元に帰って欲しいところだ。

オーストラリアでは地元の生んだ英雄の帰りを待ち望んでいると言う。父のハイシャパラルはソーユーシンクのみならず、多くの活躍馬をターフに送り出してきた。その後継種牡馬として彼に掛けられた期待は相当なものだという。

彼が比較される存在であった伝説の名馬ファーラップは、アメリカ遠征時に体調を崩し急死(一説には毒殺とも言われている)している。もしかすると、ファーラップの血を後世に残せなかったと言う悔恨がオーストラリアの競馬関係者の中に根強く残っており、それがソーユーシンクに対する期待へと繋がっているのかも知れない。

知っての通り、オーストラリア競馬界は現在短距離馬全盛の時代を迎えている。その観点から考えると、ソーユーシンクの現地での種牡馬入りは、決して成功が約束されたものではないだろう。短い距離よりも2000m近辺での競馬を得意とした同馬が、並み居るスプリント種牡馬にスピードで勝てるとは思えないからだ。

しかしそれでもソーユーシンクには期待したい。多くの人々に愛された名馬だからこそ、愛された人々の元で大成功して欲しいからだ。そしてそれを実現する底力がソーユーシンクに備わっている事を、私は確信している。

オセアニアが生んだ怪物は、今彼を愛する人々の元へ帰ろうとしている。そして数年後、彼の血を引く競走馬たちが、彼を愛した人々を再び熱狂の渦に巻き込んでいることを、私は心から願っている。。。


【参考動画】
彼の最後のレースとなったプリンスオブウェールズS
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[ 2012/07/09 11:30 ] お疲れ様 | TB(0) | CM(0)
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