
まさかここまで強いとは思わなかった・・・。
現時点での強さという点では、クラグオーは既に父のクラキングオーや、姉の7冠馬クラキンコを超えていることは間違いないだろう。
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●クラグオーの常軌を逸した成長力
今回のバゴ賞は、JRA札幌で行われるクローバー賞のトライアルレースとして行われた。この勝利によりクラグオーはクローバー賞への出走権を得たわけだが、今からレース当日が楽しみでならない。
クラグオーが凄いところは、一戦ごとの成長力だろう。そもそも、ほんの3ヶ月ほど前は能検(能力検査)で不合格寸前の低調な走りを見せていた馬が、ここまで大きく変わり身を見せるとは誰が想像できたであろうか。
確かにこの血統は能検で全く走らないのはデフォ(笑)なのだが、それにしても短期間の内に一気にここまで変わり身を見せた馬は、正直私の中でも記憶に無い。父のクラキングオーやクラキンコも、良くなるにはもう少し時間が掛かったものだ。
クラグオーの一戦ごとに見せる成長力は、正直常軌を逸しているレベルといっても過言ではないだろう。もしかしたらこの馬、とんでもない怪物に成長する可能性がある。
●いざJRA挑戦へ!レース後、手綱をとった宮崎光行騎手は『まだ遊び遊び走っているんだけどなぁ~』と、この強さに目を丸くしていたという。過去に多くの名馬の手綱をとってきた名手でさえも驚愕させる強さ・・・。これからが本当に楽しみだ。
次走は恐らく権利を得たクローバー賞になるだろう。同馬を管理する堂山芳則調教師は、地方競馬を代表する名伯楽。過去にJRAで挙げた勝ち星は優に10勝を超え、その中には函館2歳ステークス、札幌2歳ステークスという重賞タイトルも含まれている。
いわば地方競馬の調教師の中で、一番JRAでの勝ち方を心得ていると言っても過言ではない訳で、クラグオーでのJRA挑戦にもなんら気後れすることはないだろう。
あとはクラグオー自身の芝適性がどうかだが、レースであれだけバネを感じさせるフットワークを見せているのだから、芝で更に良さが出る可能性もあるかもしれないと思っている。やってみないと分からないのは確かだが、現時点では不安よりも期待の方が高いのは確かだ。
近年のホッカイドウ競馬の2歳戦は、社台グループやマイネル軍団などの参入により、以前より格段にレベルが上がってきた。ホッカイドウ競馬に所属した馬たちのその後の活躍を見てもらえば、同競馬の2歳戦が地方最高レベルを誇っているのが事実だと分かってもらえると思う。
そのようなレベルの高いホッカイドウ競馬で、クラグオーのような超のつくマイナーな血統の馬が活躍するのだから、本当に競馬とは面白いものだと言うしかない。
想像以上にとんでもない馬に育つ可能性が出てきた、ホッカイドウ競馬の申し子クラグオー。今後の彼の活躍が楽しみでならない。

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