
前走の灘ステークスを勝った時も強いと思ったが、今回はそれに輪をかけたような強さで圧勝。これで手綱をとった岩田騎手曰く、『まだ7分~8分の状態』なんだから、今後パンとした時はどれほど強くなるのか・・・。
ローマンレジェンドは、まさにダート界に登場した『超新星』と言うべき存在だと思う。
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●母系は筋金入りのダート血統ローマンレジェンドは父スペシャルウィーク、母パーソナルレジェンド、母の父オーサムアゲインという社台ファーム産の4歳牡馬。半姉にJBCレディスクラシックの覇者ミラクルレジェンドがおり、ダートに強い一族の出身である。
本来、父のスペシャルウィークはダートよりも芝向きの種牡馬と思われていたのだが、近年は牝馬は芝向きの産駒が多いものの、牡馬はダートで活躍する馬が徐々に目立つようになってきた。
今年の帝王賞馬ゴルトブリッツも、ディープインパクトの甥という血統ながら、父スペシャルウィークで何故かダートで素質が開花している。
マルゼンスキーというか、ニジンスキーの血を持つものはダートでも良績を残すパターンが多いが、もしかしたらスペシャルウィークのダート適性は、母系のニジンスキーから来ているのかも知れないね。
ローマンレジェンドの母系は完全なダート血統だし、筋金入りのダート馬が誕生したのも頷ける出来事かもしれない・・・。
●天才ホースはどこまで上り詰めるか?
今回の勝利でダートでは7戦6勝2着1回としたローマンレジェンド。現在4連勝中でもあり、まさに破竹の勢いというに相応しい快進撃を続けていると言えると思う。
今後は重賞級のメンバーと戦っていくことになるが、G3のみやこS(ダート1800m)でも2着に入ったことがあるトウショウフリークに6馬身もの大差を付けており、重賞でも全く気にすることは無いのではないかと思われる。
母父であるオーサムアゲインは古馬になって大成し、遂には歴史上でもかなりの好メンバーが揃ったブリーダーズ・クラシックを快勝した名馬。その血を受け継ぐ同馬は、これから本格化を迎えることだろう。
母父のオーサムアゲインのように、破竹の勢いのまま一気に頂点に上り詰めてしまうのか?ダート界に現れた天才競走馬の今後に期待したい。

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