

今までは冬の中京開催で行われていた名物レース・中京2歳ステークスだが、今年は夏の中京開催に合わせてリニューアル。距離も芝1400mに変更し、この時期に行われることになった。
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●典型的なアメリカ血統だが・・・この中京2歳ステークスを制したのは、圧倒的な1番人気に推された外国産馬エーシントップだった。
エーシントップは父Tale of the Cat、母Ecology、母の父Unbridled’s Songという血統の2歳のアメリカ産牡馬。
父のTale of the Catはストームバード系の大種牡馬ストームキャットの後継種牡馬であり、BCクラシックやBCマイルで2着したジオポンティを輩出するなど成功しており、また母父のUnbridled’s Songもアメリカで大成功しているなど、非常にアメリカ色が強い血統の持ち主であると言えそうだ。
ただ今回初めて同馬を生で見たのだが、外国産馬にありがちな立派だが筋肉の硬いという面が見られず、非常に柔軟で柔らかそうな筋肉を纏っているのを確認できた。
こういう筋肉の持ち主は芝の競馬に適応し易いのだが、ここまでのエーシントップの成績を見ればそれも納得出来る話しで、今後も芝の競馬でさらに大きな期待が持てそうな気がする。
●相当な大物の予感今回初めて生で見たエーシントップだが、正直相当な大物ではないかと思った。2歳のこの時期で既に古馬のような風格を備えた馬体は、中々目にすることが出来ないほどのモノだったと思う。
ただ気性的にはまだまだ幼さが残るところを見せていたエーシントップ。今回もパドックに登場して早々に暴れてしまい、自分で自分の脚を引っ掛けて落鉄してしまう。
暫くのちに蹄鉄を打ち直してパドックに再登場するも、気性の悪いところを見せて暴れる仕草を見せる同馬。レースでも控える競馬を試みようとする浜中騎手の制止を振り切り逃げてしまったように、まだまだ精神的には子供だと言えそうだ。
ただ秘めたる素質は間違いなく超一級品。気性的に順調に成長しキャリアを積み重ねていけば、先輩のエイシンアポロンのようにG1戴冠も決して夢ではない程の器の持ち主だと思っている。
デビューして早々に2勝目を挙げたことにより、今後のローテも組み易くなったエーシントップ。これにより今後は馬の成長を見ながら、余裕を持って競馬を使っていくことが出来るだろう。これは地味に大きい。
久々に出てきた大物外国産馬エーシントップ。名物馬主・栄進堂さんの新たな期待の星となる事を、大いに期待している。
【レース動画】

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