
22日に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦メイクデビュー札幌(ダート1700m)。
このレースで注目を集めていたのは、母がトゥザグローリーの姉に当たるヴェルデホだったが、同馬はその評判が間違っていない事を示すスケールの大きな走りで、見事にデビュー戦を快勝。
将来性を感じさせる走りで、競走馬としての第一歩を踏み出した。
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●あのディナシーの息子ヴェルデホは父がシンボルクリスエス、母がディナシー、母の父がキングカメハメハという血統の2歳牡馬。母のディナシーは2006年のセレクトセール当歳において、日本のセリ史上最高額となる6億円で取引された馬であり、覚えている方も多くいられるのではないか。
当然のことながらディナシーも競走馬としての活躍を期待されていたのだが、デビュー前の放牧中に落雷に会ってしまい、その影響で競走馬としてのデビューを諦めなくてはならない事態に・・・。
全弟のトゥザグローリーがあれだけ活躍しているだけに、無事ならば同馬も・・・と思わせる残念な出来事だった。
その後は無事に繁殖入りしたディナシー。シンボリクリスエスを配合し誕生した初仔が今回デビュー勝ちを記録したヴェルデホになる。
●中々の素質馬かもさて母ばかり注目を集めるヴェルデホだが、同馬自身も中々の素質馬であることは間違い無さそうだ。
デビュー戦でキッチリと勝利をモノにした競馬センスもさることながら、直線で最後に見せた末脚も目を引くものだったと思う。
大型馬のせいかちょっとエンジンの掛かりが遅い面は見られたが、一旦エンジンに火が付くとグンと加速した走りは、スケールの大きさを感じさせるに充分なモノだったと思う。
馬っぷりもなかなか良さそうで、今後が楽しみな1頭なのは間違いないだろう。個人的にはダートで本領を発揮するタイプかなという気もするが、一度芝での走りも見てみたいところだ。

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