

マイネルの岡田総帥がその素質に惚れ込み、来年の英国ダービーに登録しているとして話題になっていたマイネルエテルネルが、29日の小倉5Rメイクデビュー小倉(芝1200m)に登場。
単勝1.4倍という圧倒的人気に支持された同馬だったが、スタートから楽に先手を奪うとそのまま楽にレースを展開。直線でも他馬を全く寄せ付けることない楽勝振りで、見事デビュー戦を勝利で飾った。
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●英国ダービーはさすがに厳しいか・・・(笑)勝ったマイネルエテルネルは、父Tamayuz、母For Evva Silca、母の父Piccoloという血統の2歳牡馬。
父のTamayuzは現役時代をフランスで過ごした馬で、G1は共にマイルで行われたジャンプラ賞、ジャックルマロワ賞の2つを制している。
Tamayuz自身はマイルの経験しか無い馬だったので距離の融通性は分からないが、その父であるNayefは主に2000m路線で活躍した名馬で、その父Gulchもマイルから中距離で活躍する産駒を多く輩出していることから、距離が伸びて良いタイプではないだろう。
また母父のPiccoloは現役時代直線5ハロン(約1006m)で行われるG1ナンソープSの勝ち馬であり、その父ウォーニングは日本ではカルストンライトオ、サニングデールを輩出した極め付きのスプリント種牡馬。
こういう血統背景をもったマイネルエテルネルが、エプソムの芝12ハロンをこなせるとは到底思えず、距離はこなせてもマイルぐらいが限界だろう。さすがに英国ダービーの夢は血統的にも非現実過ぎだと思われる(苦笑)
●同馬の可能性たださすがに英国ダービーは非現実過ぎるが、マイネルエテルネルの将来性自体は高く評価しても良いのではないだろうか。
今回のデビュー戦でも血統が示すように豊かなスピードを見せ付けた同馬。最初の3ハロンで33秒6という早い時計を記録したが、これだって無理に主張したわけではなく、馬に任せていたら自然と計時した時計だ。
直線でもムチを使わずに軽く仕掛けただけで後続を引き離しており、まだまだ余力は充分だった。走り方を見ていても意外とゆったりとしたフットワークをしているので、日本の軽い馬場ならマイル位までは充分こなせるのではないか。
馬体を見ていても中々大物感を感じるし、短距離馬育成には優れた手腕を発揮する西園厩舎所属・・・。アクシデント無く順調に成長していけば、重賞タイトルも期待できる逸材ではないかと思う。
欧州血統ながらも優れたスピードを内封しているマイネルエテルネル。血統的にも今後の活躍に期待したい一頭である。
【レース動画】

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