
今週日曜日の札幌のメインは、伝統の重賞『第48回札幌記念(G2)』。
毎年、秋のG1を狙うような馬たちが多数出走してくることで、今では準G1と言えるほどの格を備えるに至った一戦。今年もG1馬2頭を含む、総勢14頭の優駿たちがここに出走して来ました。
昨年はここを制したトーセンジョーダンが続く秋の天皇賞を制するなど、秋のビックタイトルに直結する結果が多く出ている札幌記念。
今年はどの馬たちが、ここをステップに大きな飛躍を遂げることになるのでしょうか。
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◆第48回 札幌記念(G2・芝2000m)◆ダークシャドウ(牡5歳・堀厩舎)
ダンスインザダークらしいスラッとした馬体の持ち主。休み明けの一戦と言うことで緩い面は見られるが、それでも京都記念の時よりは馬体は締まって見える。全体的に軽い造りの馬なので重い芝よりも軽い芝の方が向いているのだが、今年の札幌の芝は時計も速いので、その点の心配はいらなそうだ。バランスの良い馬でこれで迫力が出てきたら国内無敵級まで望めそうな好素材なのだが・・・今後もう一成長あるかどうか見てみたいところ。
評価:★★★★ハナズゴール(牝3歳・加藤和厩舎)
春シーズンと比べると明らかに毛ヅヤが良くなっており、順調な調整が進められている事を窺える馬体をしている。牝馬らしい華奢な馬体だが、トモのボリュームはさすがと言えるもので、チューリップ賞で見せた爆発力はここから生み出されたものだろう。休み明けで古馬相手の戦いと言うことで厳しい面はあるが、一発を期待したくなる雰囲気は備わっている。
評価:★★★★ヒットザターゲット(牡4歳・加藤敬厩舎)
如何にもキングカメハメハ産駒らしい馬体をしており、肩とトモは筋肉ではちきれんばかり。毛ヅヤもピカピカで状態は間違いなく良いだろう。ただG1級相手に五分にやれるほどの素質を秘めているかと問われると、正直半信半疑といったところ。器的にはG3級かなと思われる馬体だけに、出来の良さでどこまで食い込めるかと言ったところだろうか。
評価:★★★ヒルノダムール(牡5歳・昆厩舎)
元々馬体に好不調の波を出さない馬だけに、今回も相変わらず良い立ち姿をキープしている。若干緩いかなと思わせる部分があるのは休み明けの分だろう。この馬はある程度まで馬体が出来れば、あとは気持ちがパフォーマンスに大きく左右される馬だけに、当日の気配を良く見極めたいところだ。
評価:★★★★マイネルスターリー(牡7歳・加用厩舎)
函館記念時と比べて、全体的に軽くなったような印象を受ける。これが良いのか悪いのかは正直判断付きかねるが、時計の速い今年の札幌の芝を考えると、良い方に出ると思いたい。馬体そのものは7歳の年齢を感じさせない若々しいもの。実績馬が休み明けの分、競馬をこなしている強みを生かせれば、同馬の食い込みが有ってもおかしくは無い。
評価:★★★ロジユニヴァース(牡6歳・萩原厩舎)
正直なところ『うーん・・・』と言わざるを得ない出来。個人的にはダービー馬をこんな出来で出しては駄目だと思うのだが・・・。明らかにピークを過ぎた馬体をしており、以前とは別馬かと思えるくらい馬体が萎んでしまっている。特にトモの筋肉の寂しさは条件馬レベルかと言える位まで落ち込んでおり、追い切りで煽られるのも当然といえる状態だろう。悪いことは言わないから、出走を取消した方が良いと思われる。。。
評価:★

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