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眠っていた父の血が騒いだか!?トランスワープが驚異的な末脚を繰り出し、見事サマー2000シリーズ・チャンピオンに輝く ~第48回新潟記念(G3)レース回顧~


2012_09_02新潟記念@トランスワープ

日曜日に新潟競馬場で行われたサマー2000シリーズ最終戦、『第48回新潟記念(G3)』。

このレースを制したのは前走函館記念を快勝しながらも、ここは馬場が合わないんじゃないかと敬遠され、7番人気という低評価を受けたトランスワープでした。
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●トランスワープの勝因


しかしトランスワープの激走には驚きました。同馬は函館記念を制しているように、高速馬場よりも洋芝のような時計の掛かる馬場が得意と思われていた馬。多くの競馬ファンもそう思っていたからこそ、前走重賞勝ちを記録していながらも7番人気という低評価だったのだと思います。

それが蓋を開けてみれば自身の芝2000mでの最速タイムを1秒以上塗り替え、且つ全出走馬中最速の32秒3という末脚を繰り出すとは・・・。この激走には本当に驚かされましたね。

では何故トランスワープはこの様な脚が使えたのでしょうか?同馬がここに来て全盛期に入っていることや、大野騎手がロスのない素晴らしい騎乗を見せたことも、勿論大きな要因だと思います。ただ最大の好走要因は、同レースが前後半のラップ差が3秒近くなるという、極端な後傾ラップの流れになったことではないでしょうか。

これはあくまで推測に過ぎないのですが、今回の新潟記念は高速馬場で行われたのにも関わらず、前半は非常にゆっくりとした流れでした。前半1000m通過が60秒4。通常の馬場より1秒は速い馬場状態だったので、実際のところは61秒前後の流れと同等だったのではないでしょうか。古馬重賞のペースとしては非常にゆっくりとしたものでしたね。

そしてレース後半、特に直線に入る手前ぐらいから急激にペースが上がります。残り800mから600mまでのラップが11秒7。そこから10秒9、10秒3という高速ラップを刻み、最後の200mは11秒9というラップでゴール板を通過しました。

このレースの後半1000mの時計は57秒2、上がり3ハロンは33秒1という時計を記録しています。時計だけを見ていれば、完全にスプリント能力を要求されるレースの流れになっていますね。そしてトランスワープの父親は、スプリント戦で良績を残す産駒を多数輩出しているファルブラヴ。

もしかしたらこのスプリント能力を要求される流れに、父ファルブラヴの血が刺激され、我々の予想を覆す激走を見せてくれたのかもしれませんね。


●2・3着馬の好走要因

今回上位に入っている馬たちの顔ぶれをみると、一つの共通項を発見できます。それは一瞬の切れには欠けるものの、長く良い脚を使う馬たちが上位を独占していることです。

勝ったトランスワープも一瞬の切れよりも長く脚を使う事を武器にしている馬ですし、2着のタッチミーノット、3着のアスカクリチャンも同様に長く脚を使うことを武器に、ここまで出世してきた馬たちです。

新潟の芝外回りの直線は、JRA最長の659m。一瞬だけ良い脚を使う馬では、最後までその脚勢が持つ訳がありません。新潟の外回りを制するポイントは、ベストのポジションからどれだけ良い脚を長く使えるか。

一瞬の切れならばメンバー中トップのモノを持っているトーセンラーが、ベストの体調では無かったとは言え全く見せ場を作れなかったという事実が、東京や京都といったJRA主場と新潟とでは求められるものが違うのだという事を、暗に示している気がします。

2着のタッチミーノットも3着のアスカクリチャンも、小回りの競馬場で行われた前走からしっかりと巻き返してきました。その事からも今回の新潟記念は、馬場適性及び脚質の差が結果に顕著に現れたレースだったと言えそうです。


●トーセンラーの敗因

トーセンラーの敗因は前述の馬場適性及び、同馬の状態がイマイチだったことが挙げられると思います。

まず最初に馬場適性ですが、基本トーセンラーは今回のような高速馬場は得意にしています。それは今までの戦績を見ても分かるとおりで、馬場が渋るとサッパリ走らない同馬ですが、良馬場だったら自分の力はキッチリと発揮すること多いです。

特に高速馬場での競馬になり易い京都では安定している馬で、今まで馬券圏内を外したのが今年2月の京都記念4着のみ。この実績だけ見れば、今回同じような高速馬場で行われる新潟記念で、同馬が1番人気に支持されたのも当然でしょうね。

ただ同馬には一つ問題が有ります。それは良い脚を使える距離に限界があるということです。今までの競馬振りから判断すると、同馬が良い脚を使える距離はおよそ400m程ではないでしょうか。それ以上長い直線を持つ競馬場に行くと、最後脚が上がってしまう印象を強いです。

実際500m以上の直線を持つ東京競馬場、新潟競馬場ではトーセンラーは一度も掲示板に乗っていません。勿論馬場状態であったり展開であったりと他の要因も考えられ、それだけが原因であると断言できるほどの材料ではないかもしれませんが、それにしても他の競馬場と比べると成績の差が大き過ぎる気が・・・。

少なくとも『長すぎる直線は得意ではない』ということは考えても良いのではないでしょうか。

後ろから行く馬は直線が長ければ長いほど良いと単純に考えがちですが、同馬の成績は一概にそう言える訳ではないと教えてくれている気がしますね。

もう一つの敗因は、単純に体調がベストではなかったことです。

いつも同馬の追い切りをチェックしている人ならば気付かれたと思いますが、今回のトーセンラーは明らかにいつもより動きが硬かったですね。

ディープインパクト産駒は使い込んでくるとあからさまに硬くなる馬が多いのですが、トーセンラーも連戦の影響が目に見えて追い切りの動きに出ていました。私はこの時点で『ああ、今回は勝ち負けは難しいな・・・』と思いましたが、その通りの結果になりましたね。

例えば体調がベストだったとしたら、少なくとも2着争いには顔を出していたと思います。同馬にとって新潟外回りは向かない馬場ですが、このメンバー相手ならば実力でその差を埋めた可能性はあった筈。条件さえ噛み合えば、G1でも着を拾えるくらいの力量は備えていますからね。

しかし実際のところは状態もイマイチで、馬場も向かないレースに出走する羽目になり7着と惨敗。G1級とやりあえる実力馬と言えども、悪い条件が重なれば格下相手でも惨敗することはありえるということを、トーセンラーは身をもって示してしまう結果になったと思います。


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[ 2012/09/03 22:34 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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