ジェンティルドンナが牝馬三冠へ大きく近付く ~第30回ローズS(GⅡ)レース回顧~


2012_09_16ローズS

9月16日に阪神競馬場で行われた、秋華賞トライアル『第30回ローズステークス(GⅡ)』。

このレースには桜花賞・オークスの二冠を制し、秋華賞で牝馬三冠達成を狙う女王ジェンティルドンナが出走。そのレース振りが注目されましたが、結果として完勝と言える内容で幸先よいスタートを切りました。

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●2着以下に引導を渡したジェンティルドンナ


道中2番手追走から、直線早目に抜け出して2着に1馬身1/2差。着差こそこんなもんですが、内容的には完勝と言って良いでしょう。

今回ジェンティルドンナは二冠牝馬として、レース内容と結果が同時に求められていた訳ですが、そのどちらも充分合格点を与えられる回答を示したのではないかと思います。

まず内容ですが、本番の秋華賞が行われる京都芝2000mは、内回りコースを使用する為に紛れの多いコース。過去にもコース適性を利した人気薄の馬が大駆けし、結果として大波乱を招くケースが多数発生しています。

こういったコースで安定した成績を残す為に求められるのが、何よりも先行力と機動力。今回ジェンティルドンナは2番手から競馬をしましたが、ああいった前でも競馬出来る柔軟性を見に付ける事が出来れば、本番でも展開に泣かされる危険性は大きく減るのではないでしょうか。

次に結果。2着に付けた着差こそ1馬身半でしたが、レース内容的には完勝と言える結果だったと思います。

前半1000m通過時の時計が61秒4というスローな流れになった今回。当然の事ながら上がりの競馬になった訳ですが、ジェンティルドンナは先行しながら上がり33秒2という脚を使いました。

中団でジェンティルドンナを目標に競馬を進めたヴィルシーナが、同じ33秒2の脚しか使えなかった事実からも、ジェンティルドンナと2着以下の馬たちには歴然とした力差が存在することを証明した今回のローズS。

ジェンティルドンナにとって今回のレースは、着差こそ地味なものだったモノの、2着のヴィルシーナ以下に完全に引導を渡すものになったと言えるでしょう。


●本番での逆転は厳しいか・・・

三度ジェンティルドンナと相対し、またも敗れ去ったヴィルシーナ。同馬にとって二冠牝馬は、まさに天敵と言える存在になっていますね(苦笑)

今回のローズSでは、初めてジェンティルドンナの後ろから競馬することになったヴィルシーナ。そのポジションからどれだけの脚が使えるのか注目されましたが、結果として勝ち馬と同じ33秒2の脚しか使えず・・・。

しかもジェンティルドンナは早めに抜け出してしまい、1頭になって遊ぶ場面も見られたのにも関わらず、全く肉薄出来なかった競馬内容。実質的には勝ち馬以下の脚しか使えなかったと判断せざるを得ませんね。

今回プラス18キロと大きく馬体を増やしており、秋華賞を見据えた仕上げだったのは間違いなかったヴィルシーナ。本番では大幅な上積みを見込めることは間違いありませんが、それはプラス12キロで出走してきたジェンティルドンナも同じこと。

ヴィルシーナが上向いた分だけ、ジェンティルドンナも上昇して出てくるだけに、正直本番での逆転は難しいかな。少なくとも能力的な勝負付けは完全に付いてしまっただけに、秋華賞では展開の助けがないと勝つことは不可能でしょう。

最後の一冠秋華賞は、ヴィルシーナにとって非常に厳しい戦いになりそうですね。


◆第30回ローズステークス(GⅡ)のレース映像◆



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[ 2012/09/18 11:00 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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