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ウインバリアシオンが左前浅屈腱炎を発症し、無念の戦線離脱・・・


2011青葉賞

【日刊スポーツ】ウインバリアシオンが屈腱炎で休養へ
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20120919-1019686.html
 昨年のダービーと菊花賞で2着のウインバリアシオン(牡4、松永昌)が左前浅屈腱(けん)炎を発症したことが19日、発表された。宝塚記念4着後は10月8日の京都大賞典(G2、芝2400メートル)を秋初戦として調整されていたが、この日に患部が熱を持っていたためエコー検査を受けたところ、故障が判明した。

 松永昌師は「残念だけど仕方がない。軽いことは軽い。そんなにひどくはないと思う。(全治の見通しは)9カ月やけど、そこまではかからんかも」と見通しを語った。今後は今日20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出され、治療の方針が決められる。

このところ有力馬の故障の報が相次いでいますね・・・。

昨年のダービーと菊花賞2着馬で、この秋は念願のGⅠ制覇に向けて調整されていたウインバリアシオンが19日、左前脚に浅屈腱炎を発症し休養に入ることが、所属するJRA(日本中央競馬会)から発表されました。

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●屈腱炎を克服し、さらに大きくなれ!


今年は春のGⅠ戦線でも天皇賞3着、宝塚記念4着と好走を続けていたウインバリアシオン。秋は自身が最も得意とする東京競馬場でのGⅠが続くだけに、初のGⅠ戴冠へチャンス到来かと思っていたのですが・・・中々上手く行かないものですね。

気になる屈腱炎の程度ですが、どうやら関係者の話を総合すると損傷率は15%ほどとか。決して軽くはないですが、引退しなければならないほど重傷でもなく・・・。

昨今はカネヒキリに代表されるように、屈腱炎を発症してもそれを克服し再び輝きを放つ競走馬が多いだけに、ウインバリアシオンにも復帰後の大活躍を期待したいですね。


●『高速馬場=馬に優しくない』は誤り

しかし、ここのところ有力馬の故障の報が相次いでいますね。

この秋は特に故障している馬が目立ちますが、故障馬が連続している原因は明確となっています。それは春先の馬場状態・・・といっても、あの好時計が続出した高速馬場の事を言っているのではなく、雨続きにより不良馬場が続出した、春先の中山・阪神開催の馬場のことです。

皆さん良く勘違いされていますが、高速馬場と踏み荒らされてドロドロになった不良馬場。どちらの方が脚元に悪いかと言えば、それは断然不良馬場の方が脚元に悪いです。

基本速い時計の出る馬場というのは、程良くクッションが効いていて蹄が接地する面も均一なので、脚元に必要以上に負荷は掛からず、却って脚元に優しいものなのです。良く『速い時計が出る=馬場が硬い』と主張される方が居ますが、それは大きな勘違い、または無知というもの。

人間のアスリートを例に出しますが、アスファルトと陸上トラック、どちらが速いタイムを出すと思いますか?当然、陸上トラックの方が速いタイムを叩き出しますよね。

では、より速く走れる陸上トラックの方がアスファルトよりも硬いのでしょうか?そんな訳は有りませんよね。陸上トラックの方がクッションが効いており柔らかく、アスファルトより断然脚に優しいです。

そう。人間も馬もより速いスピードを出すときに一番要求されるのは、適度にクッションの効いた路盤です。路盤が硬すぎると、蹴る力を路盤が上手く受け止めることが出来ずに力が分散され、却ってスピードが出なくなってしまうのです。

現在JRAの各競馬場の馬場硬度は、大体80を目安に調整されているそうです。過去には馬場硬度100や120といった時期も有ったそうですが、その時期は今よりも時計が出なかったのにも関わらず故障が多発し、馬にとって非常に厳しい馬場状態だったとか。

その後、馬場硬度を80前後に下げて管理を試みた結果、レース中の不慮の事故も目に見えて減り、芝レースにおける故障発生率は以前の半分近くまで下がったそうです。

故障を誘発するとして、とかく批判されがちの昨今の高速馬場ですが、こういった事実を知っている人間はどれだけ存在するのでしょうかね?恐らく競馬関係者およびマスコミも、見た目の時計と思い込みばかりを頼りに視野が狭くなってしまい、まったく認識していないと思っていますが・・・(苦笑)


●日本競馬の構造的な問題が背後に・・・

以前も記事で度々述べましたが、故障の最大要因は馬場の硬さなどではなく、レースや調教の積み重ねによる勤続疲労です。そのことはレースキャリアの浅い2歳馬や、春先の3歳馬に故障する馬が少ないことからも明らかなこと。

競走馬は、キャリアが長くなれば長くなるほど疲労を蓄積する期間が長くなるので、どこかで一旦疲労を解消してやらないと、いつか限界が来てしまいます。

しかし日本の競馬はオフシーズンがないので、馬を完全に緩める期間を作り辛いところがあります。一口をやっていらっしゃる方なら良くお解かりでしょうが、今は競走馬を牧場に放牧に出しても、完全に休ませるケースなど本当に稀です。大体が1~2週間ほど休ませたら、騎乗運動を再開します。

これは一旦完全に休ませてしまうと、レースに復帰するまでに乗っていた時の倍以上の時間が掛かってしまう為で、今では放牧と言っても基本的には休ませず、軽く乗り進める方法が主流となっています。

しかしこの方法だと、余程体質的に新陳代謝が優れている馬を除き、根本から疲労を解消することが難しいです。人間のアスリートでも、シーズンオフは最低一ヶ月は身体を動かさないのが常識になっているのに、それをせずにいる訳ですからね。

大体故障というものは、本格的なトレーニングを積み始めた矢先が、一番発生確率が高いと言われています。今回屈腱炎を発症したウインバリアシオンも、秋緒戦の京都大賞典へ向けてトレーニング負荷を強め始めた矢先でした。

また先頃引退を発表したアパパネも、3歳馬のワールドエース・アダムスピークなども、同じように調教負荷を強め始めた矢先に故障を発症・・・。

今年の春は雨が続き、競走馬に疲労が残りやすい不良馬場での競馬が多発していました。今回名前を上げた馬たちも、アパパネを除けばみな極悪馬場と化した春の中山開催を経験しています。

あの春競馬を戦い抜き、例年以上の疲労を身体に蓄積し夏休みに入った各馬。しかし彼らを扱う人間側が、いつもの夏休みと同じような感覚で彼らに接した結果、彼らは身体の奥底に蓄積した疲労を解消し切れないまま調教を開始させられ、遂には調教負荷を強められたところで限界が来てしまいました。

例年のように馬場状態がマシな中で春競馬が行われていれば、恐らくここまで有力馬の故障が多発することはなかったでしょう。また扱う側の人間が、もっと慎重に彼らの疲労の程を見極めていられたら、これら故障は防げたのではないか?私はそう思っています。


●馬の発するSOSを感じ取れ!

先日、フランス遠征中のオルフェーヴルがフォワ賞を快勝し、日本の競馬界もだいぶ盛り上がりを見せています。しかし残された国内の有力馬たちが、これほど続々とリタイアしてしまっては、その盛り上がりに冷や水をぶっかけることにもなりかねません。。。

当然のことですが、馬は喋ることが出来ません。馬が何らかのSOSを発している場合、周りの人間が察してやらなければ、取り返しのつかない事態を招くことになってしまいます。

今回の故障馬続出という事態が、全て馬を扱う側の人間に問題があるとは言いませんが、現場の競馬関係者には今一度気を引き締めてもらい、細心の注意を持って馬たちに接して欲しいと願います。


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[ 2012/09/19 22:45 ] 競馬雑談 | TB(0) | CM(-)
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