
23日に中山競馬場で行われた伝統の古馬重賞、『第58回オールカマー(GⅡ)』。
このレースは降りしきる雨の中行われましたが、道中は中団に位置していたナカヤマナイトが4コーナーで好位に進出すると、直線力強く抜け出して快勝。
3歳時の共同通信杯(GⅢ)に続く、重賞2勝目を記録しました。
スポンサードリンク
■やっぱりステイゴールド産駒だったナカヤマナイトこちらもステイゴールド産駒のナカヤマナイトが、雨で緩くなった馬場をモノともせず快勝しましたね。
陣営は以前から何度も『道悪は上手くない』と連呼していましたが、何だかんだ言ってもそこはステイゴールド産駒。グチャグチャの極悪馬場でもない限りは、しっかりと対応出来るということなんでしょう。
実際この日のナカヤマナイトは、特にノメる部分は見せずに上手に走っていましたからね。
今回はプラス10キロと少々甘めの仕上げながら、しっかりと結果を残したナカヤマナイト。4歳秋を迎えて、本来奥手である父の血がいよいよ騒ぎ出したのかもしれません。
スケール的にはGⅠは少々厳しい気もしますが、メンバーが手薄なGⅡやGⅢならタイトルを積み重ねていくことも可能な筈。数少ない日高産の活躍馬ですし、今後も頑張って欲しいと思います。
■出来は良かったダイワファルコン名うての中山巧者であるダイワファルコンが、その巧者振りを見せ付けて2着に入りました。
調教でも調子の良さをアピールしていた同馬。道悪競馬になりましたが、出来が良かったせいか全く問題にしませんでしたね。
また早め先頭に立つ形になりましたが、結果として行かせた判断も良かったと思います。基本道悪競馬は前に行った組が有利。勿論トラックバイアス等も重要ですが、この日の中山競馬は雨でも前に行った組が残りやすかったので、この判断は間違っていませんでした。
ゴール前では直後でマークされていたナカヤマナイトに交わされてしまいましたが、あれはまあ仕方がないでしょう。ああいった追われる形になると、やっぱり厳しいですしね。それ以後も踏ん張り続け、2着を確保した点を評価すべきだと思います。
しかしホント中山以外では買い辛い馬ですね(苦笑)今後も適性を吟味して、馬券検討に加えていきたいです。
■馬場に泣いたルルーシュユニバーサルバンクは中団からしぶとく伸びて3着。ネオユニヴァース産駒は道悪が上手いですから、その血をしっかりと生かしきりましたね。
如何にも休み明けという仕上げだったので3着どまりでしたが、春の天皇賞時の出来に有れば上位2頭に肉薄できたのでは?一時期のスランプは完全に脱したようですし、この秋も中長距離重賞のバイプレイヤーとして頑張って欲しいです。
ルルーシュは道悪に泣きましたね。道中は上手くこなしていましたが、直線坂下で大きく躓いたように、やっぱり走りにくそうにしている感じを受けました。
追い切り時には四肢を一杯に伸ばしたバネを感じさせる走り方をしていましたが、この日はその走法も影を潜めたまま・・・。馬が下が緩いのを気にして、ストライドを小さめにしたのだと思います。
メンバー的にも重賞初制覇の大チャンスだっただけに、出来れば良馬場でやらせてあげたかったですね。パドックでも今回のメンバーの中では抜けた好馬体でしたし、今後巻き返してくれる事を期待したいと思います。

競馬ブログランキングに参加しています
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。
スポンサードリンク