
9月22日の阪神5レースで行われた、2歳の新馬戦『メイクデビュー阪神(芝1200m)』。
見事にこのレースを制してデビュー勝ちを記録したのは、2番人気に支持されたサクラバクシンオー産駒、エイユーモモチャンでした。
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■伯父に天皇賞2着馬勝ったエイユーモモチャンは父サクラバクシンオー、母ヘリテージゴールド、母の父フジキセキという血統の、日高・下河辺牧場生産の2歳牝馬。
母のヘリテージゴールドは現役時代は未勝利でしたが、その兄のビッグゴールドは中山金杯を制し、春の天皇賞でも2着を記録した実力馬。その他の兄弟もそこそこ走っており、それなりの良血馬でした。
そんな母にスピード溢れるサクラバクシンオーを配合し、誕生したのが同馬。父のバクシンオーは言うまでもなく、母父のフジキセキも高いスプリント適性を誇っている馬なので、マイル以下の距離で活躍が期待される馬だと思います。
■派手さはないが追いかけて損のない素質馬レースではスタートでやや後手を踏んだ同馬。二の脚がまずまず速かったので直ぐに好位に取り付きましたが、その後はムキにならずにリラックスして追走できていたのには感心しました。
直線でも鞍上の佐藤哲三騎手が仕掛けると、瞬時に反応して脚を伸ばしたエイユーモモチャン。競馬センスの高さはかなりのモノですね。サクラバクシンオー産駒はスピード任せに一気に駆け抜けてしまう馬が多いですが、同馬はデビュー戦からこういう競馬が出来るならば、距離はマイルぐらいまでならこなせそう。
母父のフジキセキの血が良い方に出ているのか、フットワークも柔らかくて切れを感じさせましたし、地味ながらも今後コツコツと結果を出して行きそうなタイプでしょう。
派手さのある馬では有りませんが、追いかけ続けるのも悪くないと思います。

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