
Photo by arima0208
【サンスポ】アイルラヴァゲインが引退、乗馬にhttp://www.sanspo.com/keiba/news/20120928/kei12092817010012-n1.html JRAは28日、07年夕刊フジ賞オーシャンSの勝ち馬アイルラヴァゲイン(牡10歳、美浦・手塚貴久厩舎)が同日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。
アイルラヴァゲインは父エルコンドルパサー、母トキオリアリティー、母の父Meadowlakeという血統。通算成績48戦7勝(うち地方3戦0勝)。重賞は07年の夕刊フジ賞オーシャンS(GIII)の1勝。獲得賞金は3億2721万3000円。8月14日のクラスターC(交流GIII、3着)がラストランとなった。
今後は埼玉県入間郡三芳町の日本乗馬倶楽部で乗馬になる予定。 |
早くに夭折したエルコンドルパサーの忘れ形見で、スプリント路線を中心に活躍したアイルラヴァゲイン。
そのアイルラヴァゲインが28日付で競走馬登録を抹消、乗馬に転向することが、JRA(日本中央競馬会)から発表されました。
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■重賞タイトルは1つだけだが
アイルラヴァゲインは父エルコンドルパサー、母トキオリアリティー、母の父メドウレイクという血統の10歳牡馬。
半弟のリアルインパクトが3歳にして安田記念を制するなど、最近ではGⅠ馬の兄として有名になったが、元々は豊富なスピードを武器に、スプリント路線で堅実な走りを見せていた同馬。
重賞タイトルこそ2007年のオーシャンS(GⅢ)1勝のみだが、重賞で何度も入着したり、アストンマーチャンが勝った2007年のスプリンターズS(GⅠ)で僅差の3着と好勝負したりと、タイトルの数以上に印象に残る名馬だったと思います。
■珍しく良い思い出が多い(笑)私のアイルラヴァゲインの思い出と言えば、『とりあえず坂のあるコースでは買い!』でしょうか(笑)
後年ダート競馬で良績を残したように、スピードとともにパワーにも定評があった同馬。東京や京都といった平坦に近い高速馬場では、時折スピード不足から凡走を繰り返すことが多かったのですが、中山や阪神といった直線に急坂のあるコースでは、スピード不足を補う好走を見せていました。
そんなある意味『分かりやすい馬』だったので、たびたび馬券でお世話になりましたね。競走生活の晩年にダートに転向した時も、実績を考えれば不釣合いな人気であることが多かったので、よく複勝でおいしい馬券を獲らせて貰ったものでした。
馬券下手な私にしては珍しく良い思い出が多い競走馬が、このアイルラヴァゲインでした。
■何時までも愛され続ける余生を・・・昨年は珍しく1年間に渡り休養していたものの、それ以外の年はコンスタントに出走を重ねていたアイルラヴァゲイン。
長く第一線で活躍し続けてきた彼も、近走は歳を重ねたことによる肉体的な衰えからか、レースで崩れることが多くなって来ていました。
2004年のデビューから、足掛け8年間に渡り走り続けてきたアイルラヴァゲイン。前走のクラスターC(JpnⅢ)では久々に3着と好走しましたが、もう同馬も10歳・・・。いい加減、良い潮時でしょう。
今後は埼玉の日本乗馬倶楽部で乗馬になる予定のアイルラヴァゲイン。今後は現役時代とはまるで正反対の生活が待っているわけですが、持ち前の賢さで上手く適応して欲しい。
そして自身の名のように、周囲の人に『もっと愛したい(I'll Love Again)』と思われ続けるような、幸せな余生を過ごして欲しいと願っています。

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