9月8日中山3レースの落馬事故で、『第一・第二頸椎骨折、及び頭蓋骨亀裂骨折』の怪我を負い、現在入院・治療中の後藤浩輝騎手。
その後藤騎手が、明日10月1日に頚椎の手術を行うことが、その後藤騎手のFacebook上で発表されました。
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■命の危険すらある難手術後藤騎手のFacebookの記事によれば、今回行うのは頚椎の離れてしまった骨を、ネジを使って止める手術。ご存知の通り頚椎というのは非常にデリケートな部分で、脳に繋がる大事な神経や血管が集まっているところです。
そういった大事な部分を一切傷つけること無く、隙間を縫うようにネジを通し骨を止めなければいけない今回の手術は間違いなく難手術。一歩間違えば半身不随は当然のことながら、命すら脅かされる事態に陥ってしまう事になるのは容易に想像できます。
そんな難手術に挑むことになる後藤騎手。Facebook上では相変わらず陽気そうに見えますが、実際は今後の不安と恐怖に苛まれている事でしょう。
あの困難に直面してもクヨクヨせず、陽気に振舞う姿は一人の人間として尊敬に値しますね。
■良くも悪くも個性的な騎手実のところ、私は後藤騎手はそれほど好きな騎手ではありません。
まだブレイクする前からアメリカに武者修行に行くなど積極的な姿勢は買っていましたが、目立ちたがり屋な部分が出てきて、パフォーマンスが過ぎるようになってからは、彼に対して顔をしかめることが多くなりました。
ただ騎手としての技量は評価してきたつもりです。関西圏のレースではあまりパッとしませんでしたが、ホームの関東圏。特に中山競馬場での信頼度は抜群に高い騎手だと思います。
アメリカ仕込みのスタート技術の良さで、いち早く良いポジションを確保し、馬に余裕を与える技術は一流そのもの。紛れも無く現在の日本競馬を代表する騎手の一人と言えるでしょう。
それだけにもっと周囲の関係者に配慮出来ていれば、もう1ランク上に行けた気もするんですけどね(苦笑)彼の過剰なパフォーマンスを嫌う競馬関係者は、思ったよりも多いですから。
■同じ競馬を愛する者として、もう一度あのターフへそんな良くも悪くも個性的な後藤騎手ですが、何だかんだ言っても、まだまだ日本競馬は彼の存在を必要としているでしょう。
またパフォーマンスは過剰ですが、彼が競馬の発展を思ってそういった行動に出ていることは、多くの競馬関係者・ファンも分かっています。
それだけに同じ競馬を愛するものとして、なんとしても今回の手術が無事に成功し、彼が一番輝くことが出来る場所に帰ってきて欲しい。
明日10月1日。その騎手人生で最大のレースに挑むことになった騎手・後藤浩輝。
彼が見事な手綱捌きでそのレースを制し、病魔を克服したという大きな勲章を手にターフに凱旋する事を、一競馬ファンとして心から願いたいと思います。
頑張れ、ごっちん!
※後藤騎手のFacebookページ:
http://www.facebook.com/510gotty※原因となった落馬事故に触れた記事:
http://alas1203.blog.fc2.com/blog-entry-365.html

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