
今週末にフランス・パリのロンシャン競馬場で行われる、世界最高峰の戦い『凱旋門賞(仏GⅠ)』。
その凱旋門賞が今、とんでもない異常事態を迎えています。
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■デインドリームに続きナサニエルまで・・・昨日ドイツ・ケルン競馬場で発生した馬伝染性貧血症の影響で、凱旋門賞への出走出来るのかどうか取り沙汰されていたデインドリームは、残念ながら特例での移動は認められることは無く、無念の出走回避が決定。
そればかりか、今度は昨年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英GⅠ)の勝ち馬で、今年のキングジョージでもデインドリームと死闘を演じたナサニエルが、本日早朝に熱発を発症。
すぐさま血液を採取し検査を行いましたが、判明した数値は良好な値ではなく、管理するジョン・ゴスデン調教師が凱旋門賞回避を決断しました。
先日故障により回避を発表したスノーフェアリーを皮切りに、デインドリームやナサニエルまで出走回避に追い込まれるとは・・・。3頭とも充分勝ち負け可能と思われた大物だけに、衝撃もまた大きいですね。。。
■キャメロットはまだ出否未定だが、サオノワは出走してくる模様凱旋門賞は本日第一次登録が締め切られ、この時点で18頭の競走馬が凱旋門賞への登録を済ませました。
ところがこの18頭の中に名を連ねていたナサニエルが回避を発表した為、現時点では凱旋門賞への登録を済ませ、出走意思を示している馬は17頭となります。
ちなみにこの中には、前哨戦のニエル賞(仏GⅡ)を制した今年のフランスダービー馬、サオノワの名前がありませんが、同馬は凱旋門賞を回避した訳ではなく、まだ追加登録を済ませていないだけだそうで、木曜日には追加登録料を支払い出走表明を行う見通しとか。
今年の英国二冠馬キャメロットも、現時点ではまだはっきりとした出走意思は示していませんし、今年の凱旋門賞はレース直前までドタバタが続きそうな気がしますね(苦笑)
■何とかレース本番まで順調に何やら周りは騒がしいですが、日本から挑戦する我らが五冠馬オルフェーヴルは、今のところ至って順調に調整が進んでいるようです。明日3日には、スミヨン騎手を背に最終追い切りを行う予定とか。
どうやら帯同馬のアヴェンティーノも凱旋門賞に出走できそうですし、何とかこの負のサイクルに巻き込まれること無く、レース本番まで順調に行って欲しいと思います。
※ナサニエルとデインドリーム回避に関する『Racing Post』の記事は
こちら【関連記事】 ・ドイツ・ケルン競馬場で馬伝染性貧血症が発生!その影響でデインドリームの凱旋門賞出走が不可能に ・スノーフェアリーが脚部不安を発症。凱旋門賞を回避し年内休養へ・・・

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