偉大過ぎる兄を超えるため・・・ヒストリカルの挑戦が今始まる。


ヒストリカル1
ヒストリカル血統

兄が偉大だと、弟は大変である。

私は一人っ子だったので、兄弟のアレコレなどは想像するしかないが、そんな自分でも偉大過ぎる兄を持った弟の大変さ、重圧は分かるような気がする。

常に優れた兄と比較される日々・・・その重圧はいかばかりだろうか?
私なんぞは、想像するだけで身震いを覚えてしまう。

毎日杯を制したヒストリカル。
彼もまた、偉大すぎる兄を持った一頭だ。

スポンサードリンク

兄の名はカンパニー。
彼はデビュー当初から高い才能を示し、重賞戦線で活躍。
歳を重ねるごとに強さを増していった彼は、競走生活最後の年、遂にその才能を爆発させる。
毎日王冠・秋の天皇賞・マイルCSと、圧倒的な強さで重賞3連勝を達成。
生涯で実に10億円近くの賞金を稼ぎ、惜しまれつつもターフを去った名馬だった。

そのような偉大な兄を持つ、ヒストリカル。
父がディープインパクトへと変わり、デビュー前から相当な期待が駆けられていた事は、容易に想像できる。
そしてヒストリカル自身は勿論のこと、その関係者も相応の重圧を感じていた筈。
無事にデビュー戦を迎え快勝した時は、ホッと胸を撫で下ろしたのではなかろうか。

古来より、『賢兄愚弟』という言葉が有る。
優れた兄と比べ、何かと劣る弟を揶揄する時に良く使われる言葉だが、才能そのものが大きく劣る弟というのは、実はそう多くはないのではないかと思っている。

では何故、弟は兄に劣るのか。
それは周囲が弟を優れた兄と比較してしまい、過度の重圧・期待を与えてしまうから。
それら過度の重圧により、弟が本来持っているであろう豊かな才能を、開花する前に潰してしまうのだ。

・・・やはり偉大すぎる兄を持った弟は、大変なのである。

しかし、逆の見方も出来る。
その過大な重圧をも跳ね返すことが出来れば、偉大な兄を超えることが出来るのでは・・・と。

その代表的な例と言えるのが、2頭の三冠馬。
ナリタブライアンとオルフェーヴルだろう。
2頭に共通して言えるのが、共にG1馬の兄が存在していたということ。
ナリタブライアンの兄はビワハヤヒデ。
オルフェーヴルの兄はドリームジャーニー。
共にG1・3勝を誇る、偉大なる兄が存在していた。

2頭の三冠馬も、デビュー当初は『ビワハヤヒデの弟』、『ドリームジャーニーの弟』と呼ばれていた。
しかし自身の走りで見事に評価を覆し、遂には三冠馬にまで上り詰めた。
周囲の重圧をバネにして、大きく羽ばたいたのである。

彼らの素晴らしい偉業は、日本競馬の歴史に刻まれ、燦然と輝いている。

さて、素晴らしい豪脚を披露し、見事毎日杯を制したヒストリカル。
この勝利でまずは一歩、偉大なる兄に近づいた事になる。

今後は短期放牧を挟み、競馬の祭典『日本ダービー』に挑む事になった彼。
晴れの舞台で再度豪脚を披露し、更に兄に近づくことが出来るのか。
今後の彼の走りが楽しみだ。

この日。
彼がウィナーズサークルに現れると同時に上空は厚い雲に覆われ、雷鳴が轟き大粒の雨が地面に叩きつけられた。
これは彼が進む先に、厳しい未来が待ち受けていることを暗示していたのか。
それとも彼が見せた走りに対して、競馬の神からの彼に対する手荒い祝福なのか。
その答えはまだ出ていない。

今後の彼を待ち受けているのは茨の道か、それとも栄光の道か。
その道を選ぶのもまた、彼自身なのである・・・。



良い記事♪と思ったならばポチっとクリック(σ ̄▽ ̄)σ
にほんブログ村 競馬ブログ 競馬関係者・応援へ
★クリックするとランキングに反映される仕組みです★
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。

スポンサードリンク

follow us in feedly

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL