
10月8日に京都競馬場で行われた伝統の重賞、『第47回京都大賞典(GⅡ)』。
このレースを制したのは人気馬ではなく、5番人気の伏兵メイショウカンパクでした。
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■ちょっとびっくりした勝利
勝ったメイショウカンパクは父グラスワンダー、母ダンシングハピネス、母の父ダンスインザダークという血統の5歳牡馬。
いやー・・・正直この勝利にはちょっと驚きましたね。いつも堅実に追い込んでくる馬なので、今回も掲示板ぐらいなら充分あるかと思っていましたが、勝ち切るところまで行くとは。
今回レース全体で積極的に仕掛ける馬が多く存在し、道中流れが緩むところが無かったのも、後方から競馬をする形となったメイショウカンパクに味方したでしょうか。あとちょうど前にフミノイマージンがおり、良い感じで目標になってくれたのもプラスになったと思います。
これで晴れて重賞ウィナーになったメイショウカンパクですが、脚質的なものからも今後も不安定な成績は続くでしょう。この勝利を過剰評価すること無く、今後も展開次第で浮上する穴馬程度に考えておくと、馬券的にヤケドしないで済みそうですね。
しかしここで池添騎手ですかぁ・・・オルフェの事を考えると、何とも言えない勝利になりましたね(笑)
■久々に元気な姿が見られるかも2着はGⅠホースのオウケンブルースリ。
この馬、とにかく京都大賞典は走りますね(笑)これで京都大賞典は4年連続出走して1勝2着2回3着1回と全て馬券に絡む活躍。余程この条件が水に合っているのでしょうか?
今回も序盤は後方に控えながら、勝負どころで一気に前に進出するという攻撃的な競馬を披露。一瞬の切れに欠けるところがある馬ですので、こういった強気な仕掛けが功を奏すことが多いのは間違いないでしょう。菊花賞もこんな感じで勝っていますからね。
今回パドックでうるさい位に元気が良かったオウケンブルースリ。ああいった姿は久しく見ていなかっただけに、この秋は本当に体調が良いのかも知れませんね。あれだけ元気がよければ、久々にGⅠでも良いところを見せてくれるかも知れません。
■この負けは気にしなくて良い
ギュスターヴクライは3着。何か向こう正面で内ラチにぶつかって、バランスを崩していましたね。あれで馬が怒ってしまい、力みながら走る形になってしまいました。
直線では早めに先頭に立ち粘りこみを計りましたが、案外たやすく後続馬に捕まったのはあの力みが原因でしょう。あのせいで最後脚が鈍ってしまいましたね。
今回は力負けでは無いだけに、次走以降の巻き返しに注目したいと思います。
■悲願のGⅠ制覇は遠退いたか1番人気のフミノイマージンは4着。出来は非常に良かったんですけどね。直線両サイドから挟まれる形での追い比べとなり、牝馬ですから精神的に怯んでしまったのかも知れません。
あともしかしたらスピード優先の軽い馬場よりも、直線に坂のある中山や阪神、中京と行ったある程度パワーも要求される馬場の方が向いているのかも。実際牝馬とは思えないパワフルな馬体をしていますしね。
今回実力云々よりも、京都の馬場への適性面で敗れた感が大きいだけに、この後のエリザベス女王杯は厳しくなったかも知れませんね。
悲願のGⅠ制覇に向けて、ちょっとトーンダウンといった感じの競馬になってしまいました。

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