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予想通り屈腱炎を発症してしまったディープブリランテ


日本ダービー勝ち馬 ディープブリランテ(岩田康誠)3
Photo by arima0208

【スポニチ】ディープブリランテは右前脚屈腱炎、復帰は来秋以降
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/10/19/kiji/K20121019004363870.html
 菊花賞を回避したダービー馬ディープブリランテ(牡3=矢作)が右前脚の屈腱炎を発症したと19日、サンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。栗東トレセン内の診療所で患部のエコー検査を行った結果、明らかになった。

 症状としては中程度で、来秋の復帰を目指して治療に専念する。この日のうちにノーザンファームしがらきへ放牧に出されており、近日中に北海道のノーザンファーム空港牧場へ移動する。

▼矢作師の話 とても残念です。ただレースを回避したことで、最悪の事態を避けることはできました。道のりは険しいが、来秋の復帰を目指して馬とともに頑張っていきます。

裏スジに熱感が発症したと聞いた時点で悪い予感はしていましたが・・・その予感が当たってしまいましたね。

今年のダービー馬であるディープブリランテ。競走馬にとって不治の病として恐れられる浅屈腱炎を、その右前脚に発症してしまいました。

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■果たして本当に1年で復帰できるのか?

今回屈腱炎を発症してしまったディープブリランテ。その症状の程度ですが、記事によると中程度の損傷で来秋の復帰を目指すとなっていました。要するに1年ほどでの復帰を目指すと言うことでしょうが、ちょっと楽観し過ぎじゃないですかね?

一般的に屈腱炎という病気(あえて故障じゃなく病気と呼びます)は、完治に非常に時間が掛かることが良く知られています。

屈腱炎とは、屈腱の中の腱繊維が損傷し出血や腫れを起こす病気の事を言いますが、損傷した腱繊維は損傷した部分同士がくっ付いて再生するのではなく、該当部分を一度体内に消化した後に改めて腱繊維を生成し、全く新しい腱繊維を損傷した腱繊維があった部分に置き換えるという過程を踏むことになります。

この腱繊維の消化・生成・置き換えという一連の過程が行われる時間は、極軽度の屈腱炎でも約半年掛かると言われており、症状が重くなれば重くなるほど、その時間も比例してどんどん長くなります。

今回ディープブリランテの屈腱の損傷具合は、だいたい中程度のレベルとの事。あくまで個人的な推測ですが、9ヶ月から1年ほどは歩かせる以上の運動をすることは出来ないでしょう。もちろん放牧地に放つことも厳禁です。歩く以上の負荷を掛けた途端に、回復しかかった腱繊維は再び千切れてしまいますので。

ディープブリランテが調教が行えるレベルまで、屈腱の腱繊維が強度を取り戻すのに約1年。そこからブランクを取り返すべく調教を開始しても、レースに出走できるレベルの体力を回復するのに最低でも半年は必要となるでしょう。

順調に事が進んでも、復帰まで最低で1年半。それどころかもっと時間が掛かる可能性も充分考えられる訳で・・・。

今回の現役続行の決定、本当に正しい決定だったのでしょうか?


■高速馬場は屈腱炎の発症には全く関係ない

ところで今回のディープブリランテの屈腱炎発症の報せを受けて、『ブリランテや他の3歳馬に屈腱炎を発症する馬が多いのは、春先の高速馬場のせいだ!』と考える方がおられるかも知れません。

この説は一見尤もらしく聞こえますが、実は全く正しくありませんし、獣医学的にも明確に否定されています。実は屈腱炎の発症に関しては、馬場の硬さやスピードの出易さなどは全く関係ないことが、近年の屈腱炎に関する様々な研究の中で明らかになっているのです。

屈腱炎発症のメカニズムに関しては、また後日(たぶん明日)にでも独立した記事でご紹介する予定なのでここでは詳しく述べませんが、屈腱炎とはある日突然発症するものではなく、長い時間を掛けて積み重ねられた腱の疲労(とここでは例えておきます)が限界点を超えた時に、出血や腫れとなって表面に出てくる病気です。

既に屈腱に積み重ねられたダメージが限界に近い馬が、レースで負った負荷をキッカケとして屈腱炎を発症することはあるでしょうが、レースで負った負荷だけでゼロの状態から一気に屈腱炎を発症することは、科学的に有り得ないと明確に断定されています。なので巷に流布する『高速馬場云々・・・』という説は、こと屈腱炎に関しては科学的根拠が全く無い妄言。

今まで『高速馬場が原因で屈腱炎が発症した』と信じていられた方は、是非ともこの機会にその考えを改めて欲しいなと思います。

※屈腱炎の発症メカニズムについては、下記記事にて詳しく解説しております
競走馬にとっての不治の病『屈腱炎』について、その発症原因を調べてみた


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[ 2012/10/19 23:08 ] 競馬雑談 | TB(0) | CM(-)
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