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数々の伝説を残し、偉大なるフランケルはターフを去る。。。




世界中の競馬ファンの視線がアスコット競馬場に集中してから一夜が経ちました。

あの素晴らしい瞬間を目の当たりにし、心地よい高揚感に包まれたまま眠りに付いたのですが、目を覚ましてもまだあの高揚感は身体を包んだままです。

昨夜、偉大なる走りで世界中の競馬ファンに感動と興奮を与えた名馬フランケル。このような歴史的名馬と同じ時間を共有できた幸運を、いま改めて天に感謝したいと思います。

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■相次ぐ苦難を全て跳ね返したフランケル

フランケルのラストランは、致命的ともなりかねない大きな出遅れから始まりました。前走のインターナショナルS(英GⅠ)でも出遅れていたフランケルでしたが、この日は更に酷く2~3馬身近くは出遅れていたと思います。

すぐさま体勢を立て直し、馬群に取り付くフランケル。スタート直後にいつも通り先頭に立ったペースメイカー・ブリットトレインのモンガン騎手が、すぐにフランケルが出遅れたことに気付きペースを落とした為、リカバリーに余計な力を使うことなく、体勢を立て直す時間が得られたことは幸いでした。この一連の動きは、見事なチームワークだなと感心しましたね。

ブリットトレインが控えた為、先頭を切る形になったのは2番人気に支持されたシリュスデゼーグル。元々逃げも打てる馬なので、鞍上のO・ペリエ騎手はマイペースに持ち込もうとします。

老獪な手綱捌きでレースをコントロールするペリエ騎手。スタートしてから3ハロン目辺りでガクンとペースを落としたのですが、あれはフランケルに対して揺さぶりを掛けたのでしょう。実際外目を追走していたフランケルは、折り合いを欠きそうになる場面がありました。

これはまずいと悟ったブリットトレインのモンガン騎手は、レースの主導権を握るべく再び先頭へ。この辺の駆け引きも非常に面白かったですね。

再びペースを握ったブリットトレインは快調に飛ばし、シリュスデゼーグルは余裕ある手綱捌きで2番手を追走。ナサニエルはその直ぐ後ろの3番手。そしてフランケルはその2頭を見る形でレースは進みます。

そして迎えた最終コーナー。抜群の手応えでコーナーを回るシリュスデゼーグル。それを追い掛けるフランケルの手応えもまた抜群です。この時点で2頭の一騎打ちとなることは目に見えていましたね。

最後の直線、抜群の手応えのまま先頭に立ち後続を引き離そうとするシリュスデゼーグル。それを必死に追い掛けるナサニエル。その外から馬なりのままナサニエルを交わしに掛かるフランケル。

苦手な道悪馬場に脚を取られるところがあったのでしょうか。何度か鞍上のクウィリー騎手が手綱を扱いて気合を付けた場面は有りましたが、ほぼ馬なりのままナサニエルを交わし、そしてシリュスデゼーグルをも交わしに掛かったフランケル。

この場面には鳥肌が立ちましたね。片やキングジョージの覇者、片や昨年の欧州最優秀古馬を馬なりのまま交わし去ってしまうなんて・・・。しかも当日の馬場状態は、2頭にとって有利であったといわれるSoft(7段階表記で2番目に悪い馬場)。もう器が違うとしか言い様が無い強さでした。

最後はシリュスデゼーグルに1馬身3/4差を付けてゴール板を通過したフランケル。今まで圧勝に次ぐ圧勝を続けてきただけに、着差だけ見れば物足りなさを感じるかもしれませんが、世界最高峰の舞台でこれだけ不利な条件が揃ったのにも関わらず、それを全て跳ね返して完勝したのですから、数字以上の評価をするべきでしょう。

私は彼が見せてくれた走りに震えを覚えました。まさに伝説の名馬の最終章を飾るに相応しい走り。そう言って過言ではない走りだったと思っています。


■伝説の名馬としてターフを去る

これで14戦14勝、GⅠ9勝とした怪物フランケル。レース後オーナーであるカリッド・アブドゥラ殿下は正式に引退を表明しました。フランケルはまさに伝説の名馬として、ターフを去ることになります。

レース後、メディアのインタビューに答えていた管理するヘンリー・セシル師の言葉が印象的でした。

癌との闘病生活の為、往年の力強い口調では無かったですが、掠れた声ながらも『これまで管理してきた中で最高の馬。これまで見てきた中でも最高の馬。これ以上の喜びはないです。』と静かに喜びを語ったセシル師。まさに感無量といった面持ちで、感動と共にホッとしたと言うのが伝わってくる良いインタビューでしたね。

この日アスコット競馬場に詰め掛けた3万を超える大観衆の拍手喝采を浴び、そしてその歓声に見送られてターフを去ったフランケル。今までダンシングブレーヴやセクレタリアト、ニジンスキーやリボーと言った歴史的名馬の蹄跡に触れる度に『このような名馬をリアルタイムで見たいな・・・』と常々思っていましたが、遂に念願が叶いました。

まさしくフランケルは50年に、100年に1頭といえる歴史的名馬。数十年後、若い競馬ファンに対して『私はフランケルをリアルタイムで見たんだぞ』と自慢できる事を思うと、ちょっと誇らしい気持ちにもなります(笑)

まさにパーフェクトレコードを残し、惜しまれつつターフを去ることになったフランケル。もう少し見ていたかった気がしないでも無いですが、彼にはまだ大事な仕事が残っています。そう、その優れた血を後世に伝えると言う大事な仕事が。

数年後、フランケルの子供達がターフで躍動することになるでしょう。そしてフランケルの偉大さを証明するような、素晴らしい活躍を見せてくれるはず。

その時を心待ちにしながら、今はフランケルが残してくれた素晴らしい瞬間の余韻に浸りたいと思います。

ありがとうフランケル。あなたに出会えて私は幸せでした。


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[ 2012/10/21 09:37 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(-)
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