ケンタッキーダービー馬ストリートセンスが、来春から日本で種牡馬生活を送ると発表される


2012_10_23ストリートセンス

【スポニチ】ダーレー・ジャパン 来春から種牡馬ストリートセンス供用
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/10/23/kiji/K20121023004391210.html
 ダーレー・ジャパン(北海道日高町)は22日、種牡馬ストリートセンス(牡8)を来春から供用すると発表した。種付け料は後日、発表される。同馬は現役時に、07年ケンタッキーダービーを制覇。08年から、米で種牡馬となった。日本でも持ち込みのフリートストリート(ヒヤシンスS)、ノウレッジ(新潟2歳S2着)などが好成績を挙げている。

日本で生産事業を展開するダーレー・ジャパン(株)が22日、現在アメリカで種牡馬生活を送っているストリートセンスを、来春から日本のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで供用開始する事を、各種マスコミ及びホームページ上で発表しました。

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■GⅠ3勝の名馬


ストリートセンスは父Street Cry、母Bedazzle、母の父Dixieland Bandという血統のアメリカ産の8歳牡馬。

父のStreet Cryは現役時代はドバイWCを制し、種牡馬としては初年度産駒からストリートセンスやゼニヤッタを送り出すなど、競走馬としても種牡馬としても大成功を収めた名馬。

産駒は芝・ダート・オールウェザーを問わない万能性を見せており、実にあらゆる条件で活躍。また種牡馬入り初年度からシャトル種牡馬として南半球でも種付けを実施していますが、産駒のShockingがオーストラリア最大のレースであるメルボルンカップを制すなど、世界規模で産駒が大活躍しています。

そんなStreet Cryの初年度産駒の1頭として、ゼニヤッタと共に大活躍を見せたのが今回導入されることになったストリートセンス。

競走馬時代のストリートセンスは、2歳時にBCジュヴェナイルを制してエクリプス賞最優秀2歳牡・騙馬に輝いたばかりか、翌年の3歳時もケンタッキーダービーや、真夏のダービーと呼ばれるトラヴァーズSを制すなど大活躍。

ラストランとなったBCクラシックはカーリンの4着と破れましたが、その完成度の高さと優れた競走成績から、既に名種牡馬の地位を固めつつあったStreet Cry初の後継種牡馬として、大きな期待を受けて2008年に種牡馬入りしました。


■何故これほどの馬が日本に?

そんな大きな期待を背負っていた若き種牡馬ストリートセンスが、来年から日本で供用される事になったという今回のニュース。

この報せに『いよいよダーレーも日本での種牡馬事業に本腰を入れ始めたか!』と思いましたが、どうやら今回の導入にはそれなりの理由があるみたいですね。

2008年にアメリカで種牡馬入りしたストリートセンス。スタリオン側としても同馬には父に続くような活躍を期待していたようで、初年度からレベルの高い繁殖牝馬をかなりの数種付けしました。

ところがいざ初年度産駒がデビューすると、今日現在までGⅠ勝ちを記録した馬は1頭も存在せず、GⅢを制した馬が2頭存在するだけ。同馬のファーストシーズン・サイヤーランキングは10位で、これは同じ年にデビューしたハットトリックの5位よりも下でした。

当然ハットトリックと比べると産駒数も付けられた繁殖のレベルも段違い。それなのにこの成績では、残念ながら期待外れと言うしか無いでしょう。

恐らく来年以降は種付け料も種付け頭数も激減を余儀なくされる筈・・・。それならば苦境が予想されるアメリカで種牡馬生活を送るよりも、輸入された産駒たちが思ったよりも健闘している日本で種牡馬生活を送った方が良い結果が出るかも?

どうやらダーレー側でそういう計算が働いた結果、来年から日本で種牡馬入りすることになったようですね。最初聞いたときは『おっ!』と思ったこのニュース。でも調べてみると、ちょっと微妙な感じになってきてしまいました(苦笑)


■アメリカでの汚名を挽回することが出来るか!?

そんなこんなで、言わば本国を追われる様な形から、日本で種牡馬生活を送ることになってしまったストリートセンス。最初からケチが付く形での種牡馬生活となりそうですが、もちろん日本での活躍が期待できない訳ではありません。

実際フリートストリートやノウレッジなど、日本に先行して輸入された産駒の中から活躍馬が出ているのは事実。それも芝・ダート問わずに活躍馬が出ていますから、日本の水が相当合う可能性も『無きにしも非ず』です。

供用するダーレージャパン側も、日本での初年度はラストチャンスとばかりにレベルの高い繁殖牝馬を集めるでしょう。また日高の生産者も父Street Cryの優秀さは良く知っているでしょうから、その息子にも大きな期待を込めて優秀な繁殖を送り込んでくるはず。

これだけバックアップ体制が整っていれば、ストリートセンスが日本で復活を果たす可能性は決して低く無いと思いますが・・・結果は天のみぞ知ると言うところでしょうね。

順調に事が進めば、2016年に日本での産駒がデビューすることになる予定のストリートセンス。果たしてアメリカでの汚名を日本で挽回することが出来るのか。その後の動向に注目したいと思います。


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[ 2012/10/23 23:30 ] 競馬雑談 | TB(0) | CM(-)
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