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エピファネイアには超大物の相あり



2012_10_24エピファネイア血統

菊花賞DAYの京都競馬場・芝1800mで行われた2歳新馬戦『メイクデビュー京都』。

過去にこの条件のレースから何頭ものGⅠホースが誕生したことから、いつからか『伝説の新馬戦』と呼ばれるようになったこのレース。

今年も来年のクラシックを沸かすことになるであろう若き優駿たちを目撃しようと、多くの競馬ファンの視線がお昼時の京都競馬場に注がれましたが、それら競馬ファンの度肝を抜くハイパフォーマンスを発揮したのが、1番人気に支持された名牝シーザリオの仔、エピファネイアでした。

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■名牝シーザリオが産んだ待望の大物


エピファネイアは父シンボルクリスエス、母シーザリオ、母の父スペシャルウィークという血統の2歳牡馬。

父のシンボリクリスエスは秋の天皇賞連覇、有馬記念連覇の計GⅠ4勝を上げ、2年連続のJRA年度代表馬に選出された名馬。種牡馬としては今のところ大成功したとは言えないものの、それでも産駒からGⅠ馬を3頭輩出し、種牡馬ランキングでは常に3位から4位をキープするなど、トップ種牡馬の1頭として活躍しています。

そして母のシーザリオは僅かにキャリア6戦の競走生活では合ったものの、過去の名牝たちと比べても出色の輝きを放った名馬。絶望的な位置から豪快に差しきったオークスや、アメリカ競馬の常識を覆すような早仕掛けから、直線2着馬を豪快に突き放し『ジャパニーズ・スーパースター!!!』とアナウンサーに叫ばせたアメリカン・オークスなど、競馬ファンの心に強烈な印象を残した名馬でしたね。

その両親の血を受けて誕生したのが、今回強烈なインパクトを残しデビュー勝ちを果たしたエピファネイア。母となったシーザリオはキングカメハメハとの間に過去2頭産駒をもうけていますが、2頭とも体型的に前脚に難を抱えており、競走馬としては大成出来ないままターフを去っていきました。

その為、シーザリオの3頭目の産駒となったエピファネイアも、当初から多くの人々が『同馬は大丈夫か?』という疑念を抱いていたと思われますが、父がシンボリクリスエスに代わった同馬は、兄2頭に見られた前脚の不安を全く受け継がず、逆に父譲りと思われる頑健な馬体へと成長。

私はキャロット会員なので、エピファネイアが募集された時の事を良く覚えているのですが、募集カタログに掲載された同馬の写真を一目見たときに、『シーザリオが初めてマトモな仔を出した!』と驚いた事を良く覚えています。


■同馬は『シーザリオの息子』と呼ぶのが相応しい

今回エピファネイアのデビュー戦を見て一番驚いた事は、最後の直線で彼が見せた強烈な『切れ』でした。

競馬の世界で良く使う『切れ』とは、分かりやすく言えば低速の状態から一瞬の内にトップスピードへと達することが出来る『強烈な瞬発力』のことを言います。

エピファネイアの父であるシンボリクリスエスの最大の泣き所は、この『切れ(瞬発力)』不足でした。種牡馬としてのシンボリクリスエスは流石にトップサイヤーの1頭だけに、産駒に遺伝するスピードそのものは高いモノを持っています。

しかし強烈な『切れ』を武器とするサンデー系種牡馬と比べると、どうしても1枚2枚劣るのが現状。最後の直線が500m以上ある東京や新潟の外回りなどでは、マックススピードに達するまでの助走距離を充分取れる為に、サンデー系の馬たち相手でもそう引けは取らないのですが、それよりも直線が短い京都などでは『切れ』に勝るサンデー系競走馬たちの後塵を拝すことがしばしば・・・。

それだけに今回新馬戦特有の前半スローの流れから、一瞬の加速力を問われる流れになったらどうかな?と思っていたのですが・・・その通りの流れになったのにも関わらず、完全に他馬を圧倒する瞬発力を繰り出したのですから恐れ入りました。

あの一瞬の内にトップスピードに達した『切れ』には、本当にビックリしましたね。同馬は今回上がり33秒5と言う素晴らしい末脚を使っていますが、正直まともに脚を使ったのは300mにも満たないでしょう。恐らく最後の2ハロンは共に10秒台半ばの脚を使っている筈。

これを特に助走距離も無く一瞬の内に加速して叩き出すのですから、まさに驚異的な瞬発力。この瞬発力はどう考えても父シンボリクリスエスから受け継いだものでは無いでしょう。母のシーザリオやその父スペシャルウィーク、またはエピファネイアにとって曽祖父に当たるサンデーサイレンスから受け継いだものに違いありません。

多くの人々が未だに『シンボリクリスエスがあんな馬を出すなんて・・・』と思っているようですが、そもそもエピファネイアをシンボリクリスエス産駒と考える方が過ちの元になる可能性も・・・。

同馬は確かにシンボリクリスエス産駒ですが、それよりも『シーザリオの息子』であり、『サンデーの曾孫でもある』。そう考えた方が良いような気がしています。


■GⅠタイトル以上の夢も・・・

まさに衝撃的と呼ぶのが相応しいような走りで、見事デビュー戦を圧勝したエピファネイア。レース後、各方面から『大物誕生』との声が多数挙がっていますが、私自身もそれらの声に対して全く異論はありませし、少なくともGⅠ級の器である事は間違い無いと思っています。

個人的には今年ナンバーワンの衝撃どころか、今まで20年近く競馬を見続けてきた中でも、これだけのインパクトを受けた新馬戦は殆ど覚えが無いほど。私は昨年、ダービー馬ディープブリランテのデビュー戦を現地で見ていますが、間違いなく今回の方が強い衝撃を受けました。

このまま順調にキャリアを積みながら成長していけば、普通のGⅠタイトルは当然の事ながら、もっと大きなモノをその手に掴むことが出来るかも。エピファネイアはそういう夢を見るに相応しい器を持った存在だと思います。


■課題は気性

さてここまでエピファネイアの事をべた褒めしてきましたが、もちろん課題が無い訳では有りません。パドックでも感じた様に馬体はまだまだ緩いですし、もっと全体的に逞しくなって欲しいなと言う気持ちもあります。

同厩の先輩で後にドバイWCを制することになるヴィクトワールピサは、京都2歳Sの時点で既に古馬のような風格を身に付けていましたからね。それと比べるとエピファネイアはまだまだ幼さが目立ちます。

あと一番心配なのは気性面でしょうか。シンボリクリスエス産駒はレースに行って燃えやすい気性の馬が多いのですが、同馬も後々そういった面が表に出てこないとも限りません。

実際、デビュー前からエピファネイアの気性面に付いては角居師が度々言及していますからね。やっぱり気になるところがあるのは事実なんでしょう。

今回のレースでもゲートを出てから折り合いを欠く場面こそありませんでしたが、エピファネイア自身は終始ハミを噛み続けながら追走しており、ちょっと力んだ走り方になっていました。デビュー戦だけに必要以上に気にする必要は無いとは思いますが、今後のレースでも道中力んで走る場面が残るようだと、ちょっと心配になります。

人間も馬も筋肉に力を入れ続ける状態が続くと、あっという間に筋肉が疲れて消耗してしまうものですからね。他馬との力差が有れば多少力んでいても圧倒できますが、上のクラスになればなるほど力差も接近し、ちょっとしたロスが大きな命取りに。

それだけに、こういった癖みたいなものは早めに矯正し取り除いておきたいところ。まあ同馬が所属しているのは天下の角居厩舎だけに、私が指摘しなくても既に気付き修正に取り組んでいると思いますけど(笑)

この課題がクリアされリラックスして走れるようになれば、あの驚異的な末脚は更に磨きが掛かるはず・・・。

気になるエピファネイアの次走ですが、今後は順調に調整が進めば、11月末に行われる京都2歳Sが2走目になる予定とか。約一ヶ月後、更なる成長を遂げたであろうエピファネイアに会えるその瞬間を、今から楽しみにしたいと思います。

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[ 2012/10/24 22:45 ] 次代のスター候補生たち | TB(0) | CM(-)
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