いやぁ~・・・朝一発目から驚きましたね!
本日(3日)の福島競馬1Rに行われたダート1150mの2歳未勝利戦。抜群のスタートから先手を奪ったジャガーバローズが、直線に入っても後続を寄せ付けずに2着馬を8馬身突き放して勝った訳ですが、その勝ちタイムがまた凄かった。
良馬場なのにも関わらず、それまでの2歳レコードを0秒8短縮したのも見事でしたが、この日2鞍行われた同コースの3歳500万下よりも、それぞれ1秒3、1秒2速いのだから驚異的。
年上の格上馬とやっても千切っていた計算が成り立つんですから、これはトンでもない快速馬が登場しましたね。
スポンサードリンク
■父は2歳馬勝ち上がり数の北半球レコードホルダージャガーバローズは父Wildcat Heir、母Aleyna’s Love、母の父Kris’Sという血統のアメリカ産の2歳牡馬(詳しくは
こちら)。
父のWildcat Heirはストームキャット系の種牡馬で、ダートの6ハロン戦で活躍。4歳時のF.J.フランシス記念ダッシュS(米GⅠ)でGⅠ初制覇を成し遂げ、5歳時のBCスプリント(米GⅠ)では2番人気に推されるも10着と大敗。このレースを最後に現役を引退し、アメリカで種牡馬入りしました。
種牡馬としても持ち前のスピード能力の高さを武器に、良質の産駒を続々と輩出。2009年には2歳馬の勝ち上がり頭数39頭を記録し、年間の2歳馬勝ち上がり数の北半球レコードを樹立しました。
また母のAleyna’s Loveは現役時代は15戦1勝とそれ程目立つ馬では有りませんでしたが、母親としてはデルマーデビュタントS(米GⅠ)2着のWho Loves Aleynaや、デルマーBCH(米GⅡ)2着のWe All Love Aleynaを輩出するなど、まずまずの成績を残しています。
そんな父母の血を受け継いでこの世に誕生したジャガーバローズ。10月21日に行われたデビュー戦ではまともに時計を出したのが2本だけという、あからさまに追い不足の状態で出走し3着と敗れていましたが、一叩きされた今回は定石通り一変していたようですね。
こういう勝ち方を見せられると『一本調子のスピード馬では?』と思ってしまいがちですが、デビュー戦では出遅れて後方から脚を伸ばす競馬を見せているだけに、ただのスピード馬という訳では無さそう。
いずれにしても時計の出易いとは言えない馬場で、このレコードは馬に相当な力が無いと出来ない芸当です。外国産馬と言っても地味目の血統のジャガーバローズですが、今後が非常に楽しみな競走馬ですね。次走以降も引き続き注目したいと思います。
►馬事総論のFacebookページを開設しました

競馬ブログランキングに参加しています
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。
スポンサードリンク