フランケルの種付け料が破格過ぎる件


2012_11_15フランケル
Photo by BBC

先日、種牡馬生活を送ることになるバンテッドマナースタッドにスタッドインしたフランケルですが、この度来年度の種付け料が所有するジュドモントファームから発表されました。

フランケル種付け料は破格の1630万円 / 日刊スポーツ

それによると新種牡馬としては破格の12万5000ポンド、日本円にして約1600万円(1ポンド=128円で計算)という驚きの値段に設定されたとか。まさに21世紀最強馬に相応しい、強気の価格設定ですね。

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■いきなり欧州第二位の種付け料を誇る種牡馬に


ちなみにフランケルの12万5000ポンド(約1600万円)という種付け料がどれくらい破格かというと、まず日本で今一番種付け料が高いのはディープインパクトなんですが、結果を出しているディープインパクトでも2012年度の種付け料は1000万円。フランケルの5分の3程度です。

ヨーロッパに目を向ければ、フランケルが登場するまで21世紀最強馬と言われていたシーザスターズの現在の種付け料が8万5000ユーロ(約875万円)。

凱旋門賞馬ハリケーンランや今年の英国二冠馬キャメロットを輩出し、惜しくも今年亡くなってしまったものの、ガリレオに続く欧州ナンバー2種牡馬としての地位を保っていたモンジューの今年の種付け料が7万5000ユーロ(約770万円)ですから、フランケルの1600万円という種付け料がどれだけ破格か想像頂けるかと思います。

ちなみにフランケルの父で、現時点でのヨーロッパ最高の種牡馬であるガリレオの種付け料は、公式ではプライベートとなっているものの、大体22万ユーロ(約2200万円)ぐらいの相場で推移しているとか。

ヨーロッパ繋養種牡馬ではガリレオの種付け料が突出しており、恐らく2位がオアシスドリームとダンシリの8万ポンド(約1030万円)の筈なので、フランケルはいきなりヨーロッパ第二位の種付け料を誇る種牡馬としてデビューすることになりそうですね。


■これだけ強気の設定をした理由とは?

ジュドモントファーム側がこれだけ強気な価格を設定した理由ですが、安易に種付け出来ない価格を設定することで交配する繁殖牝馬を厳選し、フランケルの持つブランドイメージを低下させない様にする狙いが有ると思われます。

何せ現役時代には『怪物』、『21世紀最強馬』、『世界競馬史上最強馬』とも呼ばれていたフランケル。当然の事ながら種牡馬として大成功する事が期待されている訳で、それにはレベルの高い繁殖牝馬を厳選し交配することが必要不可欠。

確かに幅広く交配相手を募集し、多数の産駒の中から優れた産駒を選抜するという考え方も有りでしょうが、その分能力の低い産駒も多数誕生しかねないですからね。それで全体的な産駒の質を下げるぐらいなら、産駒は少なくても種付け料を高額に設定し、1頭1頭の質を高めるやり方のほうが、トータルで見た時に成功する可能性は高いと思います。

特にフランケルの場合は競馬史に残る歴史的名馬ですから、これだけ高額の種付け料でも種付けしたいという牝馬は多数存在するでしょう。だったらビジネス的にも強気に攻めるのは当然ですよね。今回のジュドモントファームの価格設定は、理に適っていると思います。


■いよいよ第二の馬生の幕が開けた

先日、昨年に引き続いてカルティエ賞欧州年度代表馬に選出されたフランケル。2年連続での年度代表馬受賞は史上初の快挙ということで、また一つ偉大な勲章を自身の肩書きに加えましたね。

既に8日にはバンテッドマナースタッドにスタッドインし、来春からの種牡馬生活にむけて準備を始めているフランケル。今回種付け料も決まったことで、いよいよ第二の馬生の本格的なスタートが切られたと言って良いでしょう。

果たして競走馬として世界中を席巻した怪物は、種牡馬としても世界中の賞賛の声を集める存在となれるのか!?今後は種牡馬としてのフランケルにも注目し続けて行きたいと思います。

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[ 2012/11/15 21:45 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(-)
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