
Photo by Emily Shields
競馬ファンのみならず、アメリカ全体を熱狂の渦に巻き込んだスーパー牝馬ゼニヤッタ。
彼女が現役を去ってから2年余りが経ちましたが、その彼女と同じ血を持つサラブレッドが、またアメリカの競馬シーンに戻ってきましたね。
偉大なるゼニヤッタの半妹イヴウィセント(Eblouissante)は、姉と同じ様に競馬場に熱狂を巻き起こすことは出来るのでしょうか。
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■まばゆいばかりの光を放つ存在へ・・・イブウィセントは父Bernardini、母Vertigineux、母の父Kris’Sという血統のアメリカ産の3歳牝馬(詳しくは
こちら)。
父のBernardiniは現役時代にGⅠ3勝し、2006年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に選ばれた名馬。種牡馬としても2世代で既にGⅠ馬5頭を輩出するなど上々のスタートを切っており、アメリカ生産界の次代を背負って立つ種牡馬として期待されています。
母のVertigineuxの産駒には前述のゼニヤッタの他にGⅠ3勝を記録したバランスもおり、イヴウィセントはGⅠ馬2頭を姉に持つ超良血馬と言えるでしょう。同馬はセールで55万ドルで取引されていますが、今だったらその数倍の値段はするでしょうね。
レースでは姉と同じ様に後方から競馬を進めていたイヴウィセント。3コーナーから上がって行き、最終コーナーで先頭に並びかける競馬は、姉ゼニヤッタにソックリでしたね。
どうやら姉と同じ様に大柄の馬体のようで、3歳秋の11月になってようやくデビューを迎えることになったイヴウィセント。姉のゼニヤッタも3歳秋の11月22日のレースでデビューを迎えていますから、こんなところまでソックリです。
これで能力もソックリとなれば言うこと無いのですが・・・さすがにそれは高望みし過ぎですね(苦笑)まだまだ偉大すぎる姉達と比べるのはかわいそうでしょう。
それでも直線の豪快な末脚は能力の高さを窺わせるモノでした。この後もじっくりと力を付けていくことが出来れば、そのうち重賞タイトルも望めるようになるのでは?
イヴウィセントが1着でゴール板を通過した瞬間、ハリウッドパーク競馬場に詰め掛けたファンから大歓声が沸き上がりました。それは姉ゼニヤッタが、1着でゴール板を駆け抜ける度に観られた光景を思い起こさせる様・・・。イヴウィセントは今後も多くのレースで、同じ様に観客を沸かせることが出来るのでしょうか。
イヴウィセントとはフランス語で『まばゆいばかりの』という意味の言葉です。素晴らしい輝きを発した姉達に負けじと、自身も『まばゆいばかりの』光を放つ存在になれるのか?イヴウィセントの今後の活躍に期待したいと思います。
※デビュー前のイヴウィセントの愛らしい姿の動画は
こちら
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