日本馬3頭は惨敗。。。日本競馬に突きつけられた課題とは? ~2012ドバイワールドカップ(GⅠ)~




あのヴィクトワールピサの快挙から一年。
2年連続のドバイワールドカップ(GⅠ)制覇に向けて、大きな期待を背負いレースに出走した日本馬3頭。しかし彼らに待ち受けていたのは、厳しく高い世界の壁だった。

エイシンフラッシュ6着、スマートファルコン10着、トランセンド13着・・・。
好戦を期待していた関係者・ファンにとっては、信じ難いほどの惨敗を喫してしまった今回。
果たして敗因は、そして足りなかったものは何だったのだろうか?
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今回、日本馬3頭の中で一番健闘したのは、ダービー馬エイシンフラッシュ。
個人的には、ルメール騎手は悪くない騎乗ぶりだったと思っている。
スタートから終始内ラチ沿いをキープし、ロスの少ない競馬。
特に前が詰まる場面も無く、最短距離を選んでスムーズに直線に入ることが出来た。

ただ痛かったのが、今回のタペタの状態。
同レースに限らず、この日タペタで行われたレースでは、殆ど差し・追い込みは効かなかった。好走していたのは、直線入り口で前に居た馬だけ・・・。こういう馬場状態では、後ろから競馬を進めることになったエイシンフラッシュには厳しかったと思う。

スマートファルコンは10着。
スタートで寄られて進路が塞がり、前に行けなかった時点で万事休すだった。
同馬の最大の売りは、オーバーペースでも衰えないスピード持続力。
切れる脚を持っている訳ではないので、後ろからの競馬では持ち味をフルに発揮することは出来ない。
道中のペースも緩むところが無く、昨年のヴィクトワールピサのように捲くることも不可能・・・。
これでは直線流れ込むしか出来ず、まさに消化不良の一戦となってしまった。

トランセンドは最下位13着・・・。
先手は獲れたのだが、昨年とは違い終始後続のプレッシャーを受けていた。
向こう正面で内からソーユーシンクに強引に割って入られたが、これはマークを受けていた良い証明だろう。
最近ではそうでもなかったが、元々トランセンドはプレッシャーを掛けられると脆い面があった。特に馬体をぶつけられるほど厳しいプレッシャーを受けたのは、今回が初めてだろうし、以前の気の弱い面が再び顔を覗かせてしまったのかもしれない。
各馬がペースを挙げると、それに抵抗できずズルズルと後退してしまったトランセンド。
フェブラリーS6着が示すようにピークも過ぎていたが、精神的な脆さも大きな敗因の一つになってしまった。


今回のドバイワールドカップで、印象的な場面が一つ有った。
それが向こう正面で、トランセンドがソーユーシンクに馬体をぶつけられた場面。
あれは日本なら、鞍上のジェセフ・オブライエン騎手は裁決から制裁を受けていたであろう。
しかし欧州ではあの程度の接触プレーは当たり前。勝つ為には当然と受け止められている。

ここで日本のキレイな競馬と、欧州の厳しい競馬の優劣を問うつもりは無い。
どちらも良い部分、悪い部分を持っているからだ。
しかし、もし日本馬が今後も欧州の大レースを勝ちたいならば、あの程度の接触プレーは跳ね返す精神的強さ、芯の強さを身に付ける必要が有る。それを身に付けるには調教だけではとても無理。普段のレースでの裁決基準を、欧州並みに緩いモノに切り替える必要が有るだろう。普段のレースから鍛えていかないと、人も馬も欧州の競馬で結果を出す強さは身に付けられない筈だ。

日本よりも接触プレーに厳しいアメリカからの遠征馬も、今回のドバイミューティングでは全馬が惨敗に終わっていた。それだけ普段行われている競馬と、隔たりが有るということだろう。高い実力を誇るアメリカ調教馬でも、今のドバイでは結果を出せないのだから・・・。

日本の競馬関係者にとって、ドバイや欧州はいつまでも挑戦し続ける価値の有る夢舞台。
しかし今回のドバイミーティングは、今の日本競馬に厳しい現実を突きつける結果となった。
果たして今回の結果は、日本の競馬関係者にどのような影響を与えるのだろうか?

今後の行く末を注視したいと思う。


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[ 2012/04/02 10:00 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(0)
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