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28日に行われた中山4R、3歳500万下(ダート1800m)を圧勝したショウナンダイラ。
この日の中山競馬場は直線で向かい風が強く、若駒たちにとっては厳しいコンディションだった訳ですが、そんな事をまるで感じさせない力強い走りを、ショウナンダイラは見せてくれましたね。
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■今ちょっとした勢いを見せる牝系
ショウナンダイラは父ウォーエンブレム、母ヒカルマイゴール、母の父エアジハードという血統の3歳牡馬(詳しくは
こちら)。
父のウォーエンブレムは気紛れなところがあり、毎年の産駒数が安定しないものの、その少ない産駒の中でも優れた素質馬を多数送り出している優れた種牡馬。
また母のヒカルマイゴールは現役時代未勝利を勝っただけで終わったものの、弟にオープンで活躍したヒカルオオゾラがおり、また同じ3歳の素質馬であるサトノノブレスも母の歳の離れた弟ということで、ショウナンダイラは今ちょっとした活力を見せている牝系の出身ということが言えそうですね。
■精神面が心配だが、かなりの素質を秘めた大物候補 芝での新馬戦では、途中から先頭に立ったロジキングを捕らえ切れず2着に終わったショウナンダイラ。2戦目は目先を変えダートに出走し、2着に3馬身半差を付ける走りで圧勝。そこから充分に間隔を取って、3戦目のここへと臨んできました。
このレースの1番人気は、初勝利を上げた未勝利戦で千切って見せたダノンアイガーでしたが、馬っぷりの良さはショウナンダイラが他馬を圧倒していましたね。ちょっとレベルが違う感じがしました。
レース後、蛯名騎手は同馬に対して『ダートでは相当な大物』とコメントしていたようですが、私もその意見に賛成です。今年の3歳ダート馬は結構粒揃いだと思いますが、その中でもショウナンダイラはトップクラスの素質を持っていると思います。
心配なのはウォーエンブレム産駒特有の、危うい精神面でしょうかね。ウォーエンブレム産駒は勢いに乗っている時は優れた集中力を見せ、素晴らしい成績をレースで残すのですが、一旦気持ちが切れてしまうと別馬になったかのように走らなくなってしまいます。
過去にも何頭ものウォーエンブレム産駒がいきなり走らなくなってしまっているので、ショウナンダイラもそういった心配はどうしても付きまとうでしょう。蛯名騎手もその面を心配していましたしね。
競走馬として素晴らしい素質をもっているショウナンダイラ。是非ともその素質がきちんと開花する事を期待したいと思います。
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