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9日にドバイ・メイダン競馬場で行われたアルマクトゥームチャレンジラウンド3(首G1)に出走し、10着と敗れてしまった日本のトレイルブレイザー。
その後は本番のドバイWCデーに行われる諸競走の内、どのレースに出走するのか注目されていましたが、どうやらある程度方向性が固まってきたようですね。
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■『次走は芝』という判断は正しいと思う▼トレイルブレイザー「次は芝へ」 / スポニチ 管理する池江泰寿調教師によると、まだ出るレースは決定していないもののとりあえずタペタは諦め、芝で行われる2競走『ドバイシーマクラシック(首G1)』と、『ドバイデューティーフリー(首G1)』のどちらかに出走を予定しているとの事。
要するにトレイルブレイザーにはタペタは合わないとジャッジした訳ですが、個人的にもその判断は正しいんじゃないかと思います。今シーズンのタペタは、明らかにトレイルブレイザーには重過ぎますからね。
■敗因はしっかりと分析出来ているのか?
さて、とりあえず次走が芝のレースになったのは良かったのですが、実は一つ気になることが有ります。それはレース直後から今日までの、トレイルブレイザーの敗因に関する池江調教師の発言なんですが、大敗した要因について『全てはタペタ適性に原因がある』と受け取れるような発言をしてるんですよね。
確かにタペタ適性も大きな要因の一つでしょうが、それだけであれだけの大敗を喫する様なトレイルブレイザーじゃないと思うのですが・・・。
今回のレースにおける各馬の区間タイムと通過順は
こちらのHPで見ることが出来ますが、これを見ると今回のレースは先行した馬にとって非常に厳しいレースだったことが分かります。
逃げたダディーロングレッグスは、勝ったハンターズライトから7秒も離された最下位という結果に終わっていますし、トレイルブレイザーと同じ様な位置で競馬したアメリカのリトルマイクも、直線で伸びを欠き8着と言う結果に。
このレースの上位を占めたのが、軒並み中団から後方で脚を溜めていた馬ばかりという結果からも、今回のレースがこの日行われたレースの中ではやや特殊な結果に終わったのが分かる筈。
果たしてこのことを、指揮官たる池江師がしっかりと把握出来ているのかどうか。
もし把握していてあの発言ならば『しっかりと分析した結果がこの結論なんだな』と納得・安心出来るのですが、レースの見た目の姿だけで判断しこの答えを出したとすると、ちゃんとレースが分析できていないと言うことになりますので、ちょっと心配に・・・。
個人的に調教師に一番求められるのは要素は、敗因をしっかりと分析し、そこから馬に足りない物を導き出し対策を講じる手腕だと思っています。それだけにここはしっかりとレースを分析し、本番へと活かして欲しいんですけどね。
実は過去にもオルフェーヴルなどで散々やらかしている調教師さんなんで、なんか心配なんですよねぇ・・・。今回のことが、私の要らぬ心配で終わってくれる事を期待しています(苦笑)
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