3月24日で廃止が決定している地方・福山競馬場。
その福山競馬に所属している騎手や調教師といった関係者の今後の動向が注目されていましたが、この度福山所属の騎手3名の南関東移籍が、南関東4競馬場で運営する『nankankeiba.com』上で発表されました。
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■福山を代表する3名が南関東移籍
▼福山競馬場からの騎手の移籍について / nankankeiba.com 移籍する3名をザッと紹介しますと、三村騎手は2011年、2012年と2年連続の福山リーディングに輝いた、現在の福山競馬を代表するトップジョッキー。
佐原騎手は2012年の福山リーディング3位で、今福山で連勝街道を驀進中のカイロスの主戦騎手としても有名。
楢崎騎手は2012年こそ騎手リーディングは13位と言う結果に終わりましたが、これは韓国競馬に長期遠征していた為で、2010年の福山リーディングを獲得したトップジョッキーです。
この3名に先頃JRA騎手試験に合格し移籍した岡田騎手を加えた4名が、現在のところ移籍先が決まっている騎手と言うことになりますね。
■この状況下では騎手廃業を考えるのも当然か
▼三村展久騎手インタビュー / 競馬ラボ しかしその他の騎手や関係者の移籍については、なかなか厳しい状況みたいですね。上記リンク先の記事は今回移籍する三村騎手のものなのですが、それによると福山競馬関係者の移籍については遅々として進んでいないとか。
受け入れる側の他の地方競馬も、経営体力に余裕のあるところなどありませんからね。都市人口に恵まれ、比較的余裕のある南関東4場でも結構ひーひー言ってるぐらいですから(苦笑)
そもそも年間10勝程度でも数千万の収入が見込めるJRA騎手などとは違い、リーディング上位の成績を残せないと、その辺のサラリーマン以下の収入しかない得られないのが地方騎手。
今回騎手を廃業することを考えている騎手も相当数いるらしいのですが、地方騎手を巡る状況を考えると当然の選択なのかもしれませんね。
数十年の歴史を誇る福山競馬も、廃止されるまであと僅かとなりました。園田競馬と並ぶアラブのメッカとして、様々な優駿が誕生してきた競馬場の廃止は、時代の要請とはいえ寂しいものが有ります。
この福山競馬を懸命に支えてきた競馬関係者や馬たちの今後が、少しでも恵まれたことになることを願わずにはいられません。
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