キズナと武豊騎手のコンビが毎日杯を圧勝! 今後は皐月賞をパスし、京都新聞杯からダービーへと向かうことに ~第60回毎日杯(GⅢ)レース回顧~




 圧巻の末脚を繰り出し、毎日杯を圧勝してみせたキズナと武豊騎手。

 正直ここまで力が抜けているとは思ってもおらず、単勝1倍台の人気に『過剰人気なのでは?』とすら思っていたのですが・・・。これはもう、素直に『恐れ入りました』と言うしかありませんね(苦笑)


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■ハイペースにより後ろの馬たちも脚を消耗

 戦前の予想よりもかなり速いペースとなった今回の毎日杯。逃げたタイセイウインディにバッドボーイやラブリーデイなどが絡んでいった為に想定よりも速いペースになった訳ですが、それにしても3歳のこの時期のレースとは思えない程のハイペースでした。

 前半3ハロン通過が34秒8、1000m通過が58秒6という流れになったこのレース。決して高速馬場とは言えない馬場状態だっただけに、明らかなハイペースと言って良かったと思います。

 このハイペースにも関わらず2・3・4着馬は前に行った組が残った訳ですが、これは後方を追走していた馬も総じて脚を使わされてしまった為、最後の直線で追い上げる脚が無くなってしまった為ではないでしょうか。

 この時期の3歳馬はまだ体力不足の為、ハイペースの競馬になるとたまにこういった競馬になることがあるのですが、今回の毎日杯もこの時期の3歳戦らしい決着になったと言えそうですね。


■恐れ入りましたというしかない強さ

 しかし勝ったキズナは強かったですねぇ~。他の馬がハイペースに戸惑い脚を無くす中、1頭だけ上がり34秒3という段違いの末脚を使っての差し切り勝ち。

 メンバー中2番目に速い上がりを使ったのが、最後方から競馬したピュアソルジャーの35秒4ですから、それよりも1秒1も速い脚を使ったことになります。

 今回パドックでは普通の出来に見えたキズナ。毎日杯の展望記事でも『追い切りの動きが冴えなかった』と書きましたが、それを裏付けるパドックの姿に『やっちゃったかな?』と思ったんですが・・・。そんな不安を木っ端微塵に砕く走りでしたね。

 あの仕上がりでここまで走られると、これはもう能力の違いと言うしかないでしょう。デビューから2連勝を飾った頃は『クラシックの主役候補』と噂されたものですが、その評価は間違いなかったと言わざるを得ません。

 ただレースを見て改めて思ったのですが、やっぱり中山コースをこなすような器用さは全く無さそうですね(苦笑)

 今回見せたように勝負どころまで溜めに溜めて、そして末脚を爆発させるという競馬が性に合っているようで、中山のようなテクニカルなコースよりも東京や京都、阪神の外回りと行った広々としたコースの方が本領を発揮出来そう。

 父親は違いますが、言わばショウナンマイティの外回り版といったイメージがピッタリのキズナ。母父は同じストームキャットですし、ある意味その血が持つ一本調子的なその特徴が、表に出てしまっているのでしょうね。

 毎日杯を見て、正直このまま皐月賞に向かっても『結果を出すのは難しいだろうなぁ~・・・』と思っていたのですが、レース後キズナ陣営から『皐月賞をパスし、京都新聞杯からダービーへ向かう』というローテが発表されたようですね。


 これは賢明な判断だと思います。ただ個人的には京都新聞杯よりもNHKマイルCに行って欲しかったんですけど(苦笑)東京の1マイルはキズナに合いそうだと思うんですけどねぇ・・・。

 いずれにしても前評判にようやく実績が追いついたキズナ。まだまだ未完成の部分が多い馬だと思いますし、今後も順調に成長して行って欲しいですね。

 
■将来的には大物ダート馬に育つ気も

 2着のガイヤーズヴェルトは頑張りましたね。初芝でしたが、それを感じさせない走りっぷり。確かに展開に恵まれた面はあるかも知れませんが、同馬も直線半ばで一旦は完全に抜け出す競馬を見せたのですから、上々の走りと言って良いのでは。

 血統的にも芝・ダート兼用での活躍を充分見込めそうな同馬。パンパンの良馬場で上がり勝負となると厳しいかもしれませんが、自分から動き力勝負に持ち込む競馬に徹すれば、今後も充分やれそうな気がしますね。

 今後も時計の掛かる芝や、ユニコーンSといったダートでも時計の速くなり易いレースで狙って見たいと思います。


■素質の高さは疑い様なし

 人気の一角だったコメットシーカーは5着。道中は良い感じだったのですが・・・キャリアの浅さが出ましたかね。勝負どころで戸惑うような仕草を見せていました。

 騎乗した岩田騎手も『まだ身体の使い方が分かっていない感じ』とコメントしていましたし、前へ前へというよりも上へ上へといった感じの走りを見せていた同馬。この辺はまだ2戦目ですし、致し方ないのかもしれません。

 ただ馬っぷりは目立っていましたし、レースでも最後は伸びてきて5着に入線しました。その素質の高さに関しては疑いようは無いでしょう。今後キャリアを積んでいけば、まず間違いなく重賞戦線に食い込んでくる逸材だと思います。

 とりあえず今回の結果で皐月賞参戦の可能性はなくなったコメットシーカー。今後は再度ダービーを目指してトライアルに挑んでくるのか、それとも自己条件戦からコツコツやっていくのか分かりませんが、暫くは追っかけ続けたい馬ですね。


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[ 2013/03/23 17:31 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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