続きましては、日本からタイセイレジェンドが挑戦したGⅠゴールデンシャヒーン。
こちらはケイアイレオーネ以上に厳しい戦いになると予想されていましたが、やはりその予想通りの厳しい結果に終わってしまいましたね。
スポンサードリンク
■無謀だったと言わざるを得ない遠征 日本から出走したタイセイレジェンドは、前半良いスピードを見せるも失速し12着と大敗。
ゲートをポンと飛び出し、馬群を引っ張るような感じで行けた時は『おっ!?』と思ったんですけどね。ただ4コーナーでは既に手応えが怪しく、直線早々に馬群に飲み込まれてしまいました。
まあ前に行けたと言っても、他の馬は馬なりで余裕を持って先行出来ていたのに比べて、タイセイレジェンドは気合を付けながらの先行でしたから。やっぱりあれでは勝負どころで苦しくなってしまうかと。
今回のレース内容を見ると、タペタ適性とかは横に置いといてやはり実力不足だったかなと。そもそも昨年JBCスプリントを勝っているとはいえ、明らかに展開に恵まれた上での勝利でしたしね。そもそもJRAの重賞は一つも勝てていないし。
しかもJBCスプリントを勝った後は二桁着順続きで、明らかに調子も落としていたタイセイレジェンド。戦前から散々言われていましたが、やはり無謀な挑戦でした。
こういう華やかな舞台に挑戦したくなる気持ちは分かりますが、やはり矢作師にはもう少し冷静に考えてから挑戦して欲しかったですね。
■諦めずに努力し続けた結果が大金星へと繋がる このレースを制したレイナルドザウィザードは父スパイツタウン、母ホリデイランナー、母の父メドウレイクという血統(詳しくは
こちら)のアメリカ産の7歳セン馬。
2008年8月のデビュー戦ではいきなり重賞(サラトガスペシャルS・米GⅡ)に出走し、3着に入線したレイナルドザウィザード。
この事実からも分かるように相当な期待馬だったようですが、結局アメリカでは5戦して未勝利のままUAEのS.シーマー厩舎へと移籍。
するとメイダンの水がよほど合ったのか、移籍初戦で待望の初勝利を上げた同馬。その後は時折何度か敗北するものの、一歩一歩階段を上がるように力を付けていった同馬。
遂には前走のマハーヴアルシマール(首GⅢ)で重賞初制覇を飾ると、その勢いのまま本番のゴールデンシャヒーンをも制することが出来ました。
ここまで来るには長い道のりでしたが、これは諦めずに鍛え続けてきた陣営とレイナルドザウィザード自身の努力が報われる大金星だったと言えるでしょう。
本当に良かったと思いますし、今後も息の長い活躍を期待したいですね。
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。
スポンサードリンク