この調教再審査が、オルフェーヴルに更なる進化をもたらすかも知れない・・・


オルフェーヴル@調教再審査

【ラジオNIKKEI】オルフェーヴル、平地調教再審査に合格
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/entry-217355.html
11日、去年の三冠馬オルフェーヴル(牡4 栗東・池江泰寿)の平地調教再審査が栗東トレーニングセンターで行われ、オルフェーヴルは無事合格した。これでオルフェーヴルは4月29日に行われる天皇賞・春(GI)への出走が可能となった。

これは3月18日の阪神大賞典(GII)のレース中、2周目の3コーナーで外側に逃避(逸走)したために課せられたもの。オルフェーヴルは栗東Eコース (ダート)に午前8時前に入り、単走でゆっくりと向正面へ達するとそこから徐々にスピードを上げた。3~4コーナーをスムーズに回り、直線は馬場の真ん中 をまっすぐに駆け抜けた。

審査は栗東トレセンのJRA職員8名(裁決3名、ハンデ5名)により実施された。3コーナーで逃避したことについての再審査だったため、5ハロンの追い切 りで3~4コーナーの走行振りを重視しながら審査を実施。審査終了後、審査員が協議した結果、逃避癖やタイムを含め走行状態に問題ないと判断されたため合 格となった。

再審査合格後の、共同会見場での池江泰寿調教師のコメントは以下の通り。

「GIの一番人気より緊張しました。先週の時点で、一頭でもしっかり走れていたので手応えはありましたが、試験となると問題もあるでしょうから、1回でパスしてくれて本当に良かったです。これも池添騎手が付きっ切りで調教をつけてくれたお陰ですし、厩舎スタッフも根気良く接してくれましたし、オルフェーヴ ル自身の学習能力の高さもありました。感謝の気持ちで一杯です。馬自身、少し大人になったのかなと思います。

天皇賞への2週前追い切りも兼ねましたので、ある程度時計になるとは思っていたのですが、それにしてもダートの走りが凄く良かったですね。いずれは、という気持ちも出てきました。僕が勝手に決められることではないですが、一度ダートも走らせてみたいですね。

前走後、あまり疲れていませんでした。それが驚きでした。使った上積みも確実にありますし、前走は完調一歩手前という感じのデキでしたから、天皇賞で完調に持っていけると思います。

阪神大賞典は、支持していただいたファンに申し訳ないと思っていました。池添騎手含めたスタッフ一同、オルフェーヴルの矯正に取り組んできました。ファン の皆さんからの暖かいメッセージもいただきながら、一回でパスできて本当に良かったと思っています。天皇賞でいつもの強いオルフェーヴルの走りを見せて、 ファンに恩返しをしたいと思います」

なおオルフェーヴルは再審査時にリングバミとメンコを着用(再審査時には次走のレース本番と同じ馬装具をつけることがルールとなっている)。池江泰寿調教師によると、天皇賞ではメンコを着用してレースに臨み、その次のレースでは外す予定とのこと。

(取材:小塚歩)

以前から注目を集めていた、4冠馬オルフェーヴルの平地調教再審査。

本日、栗東トレーニングセンター・Eコースを舞台にその再審査が実施され、周囲が注目する中、オルフェーブルは全く問題を感じさせない素晴らしい走りを披露。その結果、再審査は問題なく合格。晴れて春の天皇賞へ出走することが可能となった。

今週合格できなければ、調整スケジュールが狂い、天皇賞への出走すら危ぶまれる事態になったことは想像に難くなく、池江調教師を始め、関係者一同はホッと胸を撫で下ろしたことだろう。

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●騒ぎすぎなんじゃない?

今回の調教再審査。厩舎関係者は相当なプレッシャーを感じて臨んでいた様だが、筆者自身は逆に合格して当然だと思っていた。

阪神大賞典での逸走は、別にオルフェーヴル自身がバカついたせいで起きた訳ではない。池添騎手が折り合いを付ける事に必死になりすぎて周囲が見えなくなり、同馬のコントロールをミスってしまったのが大きな原因だ。あの時、鞍上が冷静さを失わずに落ち着いて騎乗していれば、オルフェーヴルは逸走などせずちゃんと走っていたと思う。

そもそも、オルフェーヴルのことを気難しい馬の代名詞みたいに言う人が多いが、はたして本当にそうだろうか?筆者自身の考えは正反対で、オルフェーブルは非常に頭の良い、賢い馬だと思っている。

どうもオルフェーヴルに対する厩舎関係者の態度を見ていると、何か腫れ物を扱うかのような、腰の引けた接し方をしているように見える。これは池添騎手もそう。今までのレースを観ていると、何かオルフェーヴルのご機嫌を伺いつつ、下手に出ながら乗っているイメージを持ってしまう。ぶっちゃけた話、池添騎手はオルフェーヴルに舐められてるんじゃないだろうか?

非常に聡明で、かつイタズラ大好きなオルフェーヴル。
レースが終わるといつも鞍上を落としに行くのは、彼が非常に賢い馬で有る証明だと思う。


●調教の選択肢が増えたのは朗報

今回オルフェーヴルが調教再審査を受けるにあたって、必然的にコースで調教する必要が生じた。今まで坂路でしか調教したことが無いオルフェーヴルにとって、初めてのコースでの調教を上手くこなせるかどうかが大きな関心を集めていた訳だが、知っての通り無難にこなして見せた。

この事は、オルフェーヴル陣営にとって大きな意味を持つと思う。
要は、『何が何でも坂路で調教しなければならない』という懸念が無くなったからだ。

元来、池江厩舎はコース追いを得意にしている厩舎である。
オルフェーヴルの全兄であるドリームジャーニーも、CWコースで鍛えられグランプリホースにまで上り詰めた。池江厩舎の一流馬は、基本コースで追い切られる。坂路で追い切られるのはキャリアの浅い馬とか、身体がしっかりとしていない馬ばかりだ。

そういう厩舎で有るにも関わらず、ここまで坂路以外では追い切られたことが無かったオルフェーヴル。頑なまでに坂路に拘らざるを得なかった最大の理由は、やはりその気性であったことは間違いないと思う。

坂路調教はメリットも多いが、デメリットもやはり存在する。
その中でも最大のデメリットが、掛かる馬を作りやすくなってしまう事だろう。

当然だが、坂道を駆け上がるのは馬でも苦しい。
だから馬は一気に駆け上がろうとする。騎乗者も変に押さえつけると却って良くないので、有る程度は馬の自由にさせて駆け上がらせる。それを毎日繰り返し続けると、馬は普段からそれなりのスピードで走っても良いと誤って学習してしまう。その結果、レースで必要以上のスピードを出してしまい、『折り合いを欠く・引っ掛かる』と呼ばれる状態になってしまうのだ。

このデメリットは、距離の長いレースを主戦場にする馬により顕著に現れやすい。
知っての通りオルフェーヴルの主戦場はクラシックディスタンス。彼とて、このデメリットの例外ではない。そもそも、阪神大賞典でのあのアクシデントは、折り合いを欠いたことから引き起こされた。いうなれば坂路調教の弊害によって、引き起こされたアクシデントであったと言えるかもしれない。

今回、コース調教も問題なくこなせることが分かり、今までの様に坂路調教にこだわる必要がなくなった。この事はオルフェーヴルに更なる進化をもたらすのではないだろうか。

今までコース追いが出来なかった為、オルフェーヴルは実戦で走り方など色々と教え込まれていた。デビュー後しばらく取りこぼしが多かったのも、レースで競馬を教えていた為。その教育がモノになった結果が、スプリングSから始まった快進撃だったのだろう。

しかしながら、本来そういった教育は普段の調教で行うべきものである。
しかし坂路だけでは限られた部分の教育しか出来ない。例えばコーナーでの手前の代え方などは、直線しかない坂路では教えることが出来ないのだ。

しかしコース調教が出来るうようになれば、その懸念も大部分が解消される。
今まで実戦の舞台でしか教えることが出来なかったことが、普段の調教でじっくりと教えることが出来るようになるのだ。無駄の多い荒削りな走り方でも、怪物的な強さを発揮していたオルフェーヴル。その無駄な部分が削ぎ落とされ、そのまま走力にプラスされるとしたら・・・末恐ろしいことになりそうだ。


●さあ春の天皇賞、そして海の向こうへ・・・

調教再審査も無事にクリアし、晴れて春の天皇賞へ向うことになったオルフェーヴル。
春の天皇賞を問題なく走り切れば、その先にはロンシャンの大舞台が待っている。

勿論、競馬に絶対は無い。
怪物的な強さを誇るオルフェーヴルといえども、阪神大賞典のように取りこぼしてしまう可能性は有るだろう。

しかしである。
正直、もう彼には日本では負けて欲しくない。

オルフェーヴルは、世界最強馬を名乗るに相応しい器の持ち主。
最強馬ディープインパクトですら成し得なかった凱旋門賞制覇の夢。しかし彼ならば、その大きな夢もいとも簡単に成し遂げてしまうのではないか?そう思えてしまうのだ。

父ステイゴールド、母父メジロマックイーン。
この血統は、ある意味近代の日本競馬を象徴する血統。
その日本競馬の申し子たるオルフェーヴルが、世界最高の舞台で、世界の頂点に君臨したら・・・。
想像しただけで身震いを覚えた。

2週間後に迫った春の天皇賞。
これで役者が揃い、いよいよ機運が盛り上がり始めた。

オルフェーヴル伝説の第二章開幕の時。
その瞬間をしっかりと目に焼き付けたいと思う。


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[ 2012/04/11 23:14 ] 競馬雑談 | TB(1) | CM(0)
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[2012/04/11 23:32] まとめwoネタ速suru