スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。

スポンサードリンク

follow us in feedly

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

終わってみれば一番勝利に相応しい存在だったフェノーメノ ~第147回天皇賞(GⅠ)レース回顧~


フェノーメノ

 ゴールドシップの敗戦ばかりに目を奪われがちな今回の天皇賞でしたが、レース内容自体はかなりレベルの高い素晴らしい競馬が展開されました。

 いわば大本命のゴールドシップを何とか負かそうというほかの騎手たちの意地が、このような素晴らしい競馬を生み出したわけですが、そのようなレースで結果を残した上位3頭について改めて振り返ってみたいと思います。


スポンサードリンク

■勝利に一番相応しい存在だったフェノーメノ

 前走の日経賞では仕上げが緩く、腰の甘さも目立っていたフェノーメノでしたが、一叩きされた今回は緩かった馬体も締まり、腰の甘さもすっかり解消された姿を見せていました。

 直前の追い切りが軽かったこともあり状態がどうかと懸念していましたが、その懸念を払拭する素晴らしい仕上がり。これは陣営の手腕を褒めるべきだと思います。

 レース内容に関しては完璧と言って良いのではないでしょうか。道中は中団からレースを進め、折り合いを全く欠く事の無いスムーズな競馬を披露。

 上位に入った馬たちの中でも、常に先手先手を奪って競馬を展開していたフェノーメノ。勝負どころの4コーナーではトーセンラーやゴールドシップがやってくるのを待つ余裕がありました。

 それだけ人馬ともに余裕が有ったからこそ、いざ追い出したときにライバル馬たちを一瞬の内に置き去りにする脚が使えたのだと思います。まさに完勝と呼ぶに相応しいレース内容でしたね。

 今回のフェノーメノの勝利は、仕上げ・能力・レース展開・馬場適性というG1を勝つ為に欠かせない4つの要素が、全て高いレベルで備わっていたからこそ、引き寄せられたものだと思っています。

 いわば勝利に一番相応しかった馬がフェノーメノだったわけで、結果的には必然の勝利だったと言えるでしょう。

 今回の勝利で見事GⅠ馬の仲間入りを果たしたフェノーメノ。

 この勝利は決して恵まれたものではなく、今後も宝塚記念や秋の天皇賞などでも充分主役を張れる存在なのは間違いありませんが、同馬はこのレースに向けてビッシリと仕上げられてきただけに、レースの反動が心配なところです。

 今のところ次走として一番有力視されている宝塚記念には、今回のメンバーに加えてオルフェーヴルやジェンティルドンナの参戦も有力視されています。それだけに万全の状態で無いと、厳しい戦いを強いられることは必定。

 もし少なからず今回のレースの反動が出るようなら、いっその事宝塚参戦は諦めて秋に照準を合わすのも、悪くない選択なのではないでしょうか。


■逞しくなったトーセンラー

 デビュー当初は430キロ台と牡馬にしては華奢な印象だったトーセンラーですが、ここに来て460キロまで馬体を増やすなど、だいぶ逞しくなった印象をパドックで受けました。

 脚長のスラッとした体型の同馬。若干胴が詰まっており純粋なステイヤーとは言い難い馬体ですが、距離の融通性が高そうな造りで、如何にも高速決着向きの馬に見えましたね。

 道中は中団から。1周目は内ラチ沿いの経済コースを通って脚を溜め、2周目の向こう正面ではいつでも動けるようさりげなく外に馬を導くなど、武豊騎手の見事な手腕が目立つレースでした。

 そんな武豊騎手が特に意識していたのがゴールドシップの動向でした。

 2周目の向こう正面では後ろを一度振り返ってゴールドシップの位置を確かめ、4コーナーではゴールドシップが上がってきたのに併せてペースアップし同馬がマクリ切れないようにするなど、ゴールドシップに楽な競馬はさせないという意図が良く読み取れる動きを見せていました。

 もしあそこでゴールドシップがマクリ切り息を入れる場面を作れていたら、ゴール前の様相はだいぶ変わっていたことでしょう。ゴールドシップが勝っていたとまでは言いませんが、2~3着争いが熾烈になっていたことは間違いない筈。

 そう考えると一連の武豊騎手の動向はまさにファインプレー。さすが名手と唸らざるを得ません。  

 結果的には相手はゴールドシップではなくフェノーメノだったわけですが、フェノーメノ騎乗の蛯名騎手も武豊騎手と同じくらい完璧なレース運びを見せており、これに負けてしまったのは致し方ないでしょう。

 結局並ぶところまでも行けなかった訳ですし、最後は馬の実力差が出たのではないでしょうか。

 今回遂にGⅠで2着に入るまでに力を付けたトーセンラー。今のところ京都コースに良績が集中していますが、力を付けた今ならば、同じ様に高速決着になり易い東京コースでも充分勝負になるのではないでしょうか。

 秋の天皇賞などはトーセンラーにとっても充分勝負になる舞台だと思います。

 反面中山や阪神といった器用さとパワーを求められるコースになると、G3、G2レベルならともかくGⅠとなると厳しい競馬を強いられることになりそう。

 今後も条件を選ぶところは有るかも知れませんが、条件さえ合致すればGⅠレベルでも再び馬券になることは充分有り得ると思います。


■レッドカドーの好走には驚かされた

 3着に入ったレッドカドーの好走には少なからず驚きましたね。

 日本競馬への適性自体は、昨年のジャパンカップで不利を受けながらも小差の8着と好走しているように、それ程心配していなかったのですが、直前の追い切りが軽かった為に状態がどうかと思っていました。

 ところが当日パドックに現れたレッドカドーの姿は、他の有力馬にもそう引けをとらない見事なもの。さすが世界各地で結果を残してきた実力馬だと思いましたし、管理するエド・ダンロップ厩舎の底力を改めて見せ付けられましたね。

 また日本での騎乗経験が殆どなく、京都競馬場で騎乗するのはこの日が初めてだったモッセ騎手の騎乗振りも見事でした。

 スタートでは多少立ち遅れたものの、そこで慌てること無くスーと中団後方のポジションを確保。その後は前に居たトーセンラーの進路をなぞるように競馬を進め、コーナーでも大きく振られること無くスムーズに最後の直線に向くことが出来ていました。

 最後は高速馬場の適性が出て追い上げ叶わず3着という結果に終わりましたが、レース内容に関しては満点に近い点数をを与えても良かったのでは。騎乗経験の少ない異国の地のレースという事を感じさせない、素晴らしい手綱捌きだったと思います。

 レース後、シンガポールへの転戦を表明したレッドカドー陣営。今秋には再びジャパンカップに参戦する事も既に表明していますが、まだまだ一戦毎に力を付けていっている印象で、秋のジャパンカップでは更に強くなった姿を見せてくれそうな予感も・・・。

 近年はフランス古馬最強のシリュスデゼーグルを筆頭に、ジャパンカップを経験した後に力を付け出世する馬が多く存在していますが、レッドカドーも今後どこまで強くなるのか非常に楽しみですね。

 迎え撃つ日本馬にとっては非常に厄介なことではあるでしょうが、今年のジャパンカップを盛り上げる為にも、レッドカドーには更に強くなって再来日して欲しいなと思います。

【関連記事】
ゴールドシップが春の天皇賞で敗れた3つの理由


◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。

スポンサードリンク

follow us in feedly

[ 2013/04/29 22:46 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。