驚きのニュースが飛び込んできました。
今年も凱旋門賞へ挑戦することが発表されていた3冠馬オルフェーヴルですが、この度未定となっていた騎乗予定の騎手が、昨年に引き続きクリストフ・スミヨン騎手に決定!
今週中にも同騎手と騎乗契約が交わされることが、デイリースポーツの取材により明らかになりました。
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■馬主サイドの評価を覆すことが出来なかった池添騎手▼【凱旋門賞】オルフェ鞍上はスミヨン / デイリースポーツ いやぁ・・・驚きましたね。このタイミングで発表するとは。
オルフェーヴルで凱旋門賞を勝つという目的に集中するなら、いたって妥当な判断だと思いますが・・・ドライですなぁサンデーレーシング(苦笑)
フランス遠征中の池添騎手は、これを聞いて今どういう心境なのでしょうね・・・。
今回の件に関し個人的な考えを述べさせてもらうと、まあ仕方がないのかなと思います。日本のレースならともかく、挑むのは異国の地での世界最高峰のレースですからね。
今回池添騎手は『出来ることはやっておきたい』と2ヶ月に渡るフランス遠征を行っている最中なのですが、残念ながらここまで結果を出せていません。
今回の遠征の主目的は凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場での騎乗経験を積むことにありますが、4月11日に芝2000mの一般戦に騎乗した以外は、ロンシャン競馬場でのレースに全く乗れていない池添騎手。
しかも4月17日にシャンティイ競馬場のオールウェザーのレースに騎乗したのを最後に、ここまで約2週間レースでの騎乗機会を得られていませんですからね。これでは『何の為にフランスに行ったのか?』と言われても仕方がない状況かと。
結果どころかレースにも満足に乗れない今の現状を見ると、ロンシャン競馬場の経験値を溜めるという主目的を果たせるとは到底思えず・・・。今回の馬主サイドの決断は致し方ないのではないでしょうか。
『日本の馬に日本人騎手が跨り世界最高峰のレースを制す』。日本競馬にとってこの形が最高であることは私も良く分かります。
しかし未だに欧州調教馬以外勝ったことが無い凱旋門賞。まずはどんな形であれ、1勝するのが大事なことではないでしょうか。
まずは世界競馬の歴史を塗り替えてから、次に理想とする形での凱旋門賞制覇に挑めば良いんじゃないですかね。あれだけの大レースを勝つチャンスなんてそうそうない訳で、まずは結果を第一に考えるのは当然だと思います。
今回フランス遠征を敢行するほどの意気込みを見せたものの、残念ながら昨年と同じ結果となってしまった池添騎手。さぞかしこの決定を聞いて落ち込んでいると思いますが、腐らないで欲しいですね。
今回の馬主サイドの決定は、裏を返せば池添騎手の評価がその程度だということでしょう。この評価を覆すには結果を残すしかない訳です。
情とか抜きにして、馬主サイドに乗せたいと思わせるほどの実績を残していないからこそ、昨年と同じ様に降板という憂き目に会っている訳ですからね。
ここで腐って精進する事を忘れてしまったら、今までと変わらないどころか更に評価は落ちてしまいます。彼がすべきことは、今回の決定に対し『なにくそ!』と反骨心を見せ、がむしゃらに努力して騎手として成長し、周囲を納得させるほどの実績を残すことではないでしょうか。
元々大レースでの勝負強さには定評があるものの、レースごとの波が大きく安定した成績を残せていなかった池添騎手。今回の出来事をキッカケに、真の一流ジョッキーへと脱皮してくれる事を期待したいと思います。
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