Photo by RTE
昨年の英国2冠馬であり、凱旋門賞ではオルフェーヴルの最大のライバルとして日本の競馬ファンに良く知られる存在となったキャメロット。
そのキャメロットが現地時間の6日、アイルランド・カラ競馬場で行われたムアーズブリッジS(愛GⅢ)で今季初戦に挑み、見事勝利を収めました。
凱旋門賞では馬場に泣かされ惨敗してしまったものの、その力量は欧州古馬トップクラスと目されるキャメロット。今年も欧州遠征を予定している日本馬にとって、高き壁として立ちはだかることになるのでしょうか?
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■思ったほど弾けなかったキャメロット▼キャメロット復帰V / 日刊スポーツ いつものとおりペースメーカーに逃げさせ、自身は最後方を進んだキャメロット。
直線に入ると馬なりのままポジションを上げてきたので、その手応えの良さにどれほど弾けるかと思ったのですが・・・いざ追い出すと意外とモタモタしていましたね。
確かに馬場状態があまり良くなく、逃げたペースメーカーのトリオンファントが2着に残るような前残りの競馬でしたが、それにしても力量やメンバーを考えると、思ったほど弾けなかった印象。
以前当ブログでもお伝えした(
※キャメロットが疝痛を発症し緊急入院!)ように、昨年の凱旋門賞出走後に疝痛を発症し手術を行っていたキャメロット。
術後の経過が順調だったからこそ、シーズン始めのこのレースに使ってこれた訳ですが、さすがの名伯楽エイダン・オブライエン師にとっても手探りの調整だったようですね。レース後に『7割程度の出来だったが、勝ててホッとした』とコメントしていました。
確かにイギリスダービーを勝った頃に比べると、フットワークが明らかに小さかったキャメロット。まだまだ本来の調子を取り戻していなかったのでしょう。それでも勝つのだから、さすが昨年の英国2冠馬といったところでしょうか。
レース後、各マスコミの取材に対し『今後は10ハロン路線を中心に使っていく』とコメントしていたオブライエン師。
どうやら同師はキャメロットをスピードタイプと見ているようで、12ハロン路線は僚馬のセントニコラスアビーに任せて、キャメロットはソーユーシンクのように中距離路線の王者へと育てたい意向を持っているみたいです。
今後はタタソールズ・ゴールドカップ(愛GⅠ)から、プリンスオブウェールズS(英GⅠ)へのローテーションが有力視されるキャメロット。
昨年の英セントレジャー(英GⅠ)、凱旋門賞の結果でやや株が下がってしまっている状態ですが、是非ともその走りで以前の高い評価を取り戻して欲しいと思います。
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